登山、トレッキング

甲斐駒ヶ岳へ日帰り登山!晴天の山頂からアルプスを堪能した素敵な山旅!

甲斐駒ヶ岳 山頂
今回登ってきたのは甲斐駒ヶ岳!南アルプスのほぼ北端に位置しており、日本中にある「駒ヶ岳」の名前の中で最高峰2,967mの標高を誇ります。以前に仙丈ヶ岳へ登り、その東側に鎮座する甲斐駒ヶ岳のデッカい山容に「いつか行かねば」と思っていました。

今回は、北沢峠から甲斐駒ヶ岳へ登ってきたのですが、仙丈ヶ岳と比べ(北沢峠発の)標準コースタイムで10分ほどしか変わらないのに、仙丈ヶ岳より少しキツイ登山道でしたが、山頂からの眺めも抜群!とっても楽しい登山となりました。

ということで、甲斐駒ヶ岳への登山の様子をご紹介。

甲斐駒ヶ岳への登山プラン

甲斐駒ヶ岳 登山地図
甲斐駒ヶ岳への登山コースは、

  1. 黒戸尾根ルート
  2. 北沢峠〜双児山〜駒津峰・六方石〜直登〜甲斐駒ヶ岳ルート
  3. 北沢峠〜双児山〜駒津峰・六方石〜巻道〜甲斐駒ヶ岳ルート
  4. 北沢峠〜仙水峠〜駒津峰・六方石〜直登〜甲斐駒ヶ岳ルート
  5. 北沢峠〜仙水峠〜駒津峰・六方石〜巻道〜甲斐駒ヶ岳ルート

があります。当初は北沢峠から駒津峰・六方石からの直登で登って、巻道で六方石まで下る予定を立てていたのですが、前々日に雪(霰)が降雪。現場を見て登りも下りも巻道を選択、同じ道のピストンとしました。

甲斐駒ヶ岳へのコースタイム

雪を被った甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳よりもアップダウンもあるコース。

出発地行程想定コースタイム
北沢峠駒津峰・六方石〜巻道〜甲斐駒ヶ岳(ピストン)6時間50分

今回は標準コースタイム通りの登りを4時間、下りを2時間50分と計画を立てました。

仙流荘の駐車場

仙丈ヶ岳への登山の時にも記載しましたが、南アルプス林道は一般車通行止め。なのでパーク・アンド・ライドで北沢峠へ向かいます。「仙流荘」でカーナビで出てくると思いますが、いつものマップコードも貼っておきますね。

仙流荘(伊那市観光株式会社)
〒396-0403 長野県伊那市長谷黒河内1847-2
TEL.0265-98-2312

バスを使って仙流荘から北沢峠へ

仙流荘で駐車させてもらって、ここから北沢峠まではバスでの異動となります。2019年のバスの時刻表も貼っておきます。

ガイドライン違反の登山ガイドに2組も遭遇

10月の新雪期の甲斐駒ヶ岳、公益社団法人日本山岳ガイド協会のガイド対顧客標準人数比率は、10月の新雪状況ではガイド1人につき5人までなのですが、このガイドライン以上の人数を連れたガイドツアーを2組も見かけました。

また、この違反ガイドの現場でのこのガイドっぷりは素人目にも全く酷いもので、ガイドのガの字も知らないブログ主の方がお金取れると確信できるほど。ほんと協会へ通報してやろうかと思いました(怒)

こういう輩がいるから、山岳ガイドという職業は社会的に信用されず、また事故の遠因になっているのではないでしょうか!

ブログ主
登山ガイドをお願いする人も、自分が連れられる山域がガイドにとってどういうレベルなのか、自己防衛のためにガイドライン知っておくべきです。

仙流荘 駐車場 早朝
おはようございます、朝の仙流荘の駐車場にやってきました。去年の仙丈ヶ岳への日帰り登山以来、ほぼ1年ぶりの仙流荘です。10月だというのに、車の窓には霜が降りていました。

仙流荘 バス乗り場 南アルプス林道 バス 券売機
仙流荘の標高はおよそ800m。当然なのですが、やっぱり平地と比べて冬の訪れは早いですね。

仙流荘 北沢峠行きバス
写真の通り行列になっているこの日の北沢峠行きのバスは大繁盛!ブログ主は3台目の臨時バスで北沢峠へ向かうことになりました。

南アルプス林道 鷹岩トンネル
ところで、この南アルプス林道にできた新しい鷹岩トンネル。2018年10月13日に開通式が執り行われたばかりの新しいトンネルで、今まではすれ違いも大変だったからとてもありがたいと仰っていました。

南アルプス林道 中央アルプス方面
標高が上がって、お隣り中央アルプス木曽駒ヶ岳方面。プチモルゲンロート。

南アルプス林道 甲斐駒ヶ岳方面
そして甲斐駒ヶ岳。数時間後にはあそこに居るのかぁ♪

鷹岩トンネル 鋸岳 鹿窓
そしてこの日、ようやく鹿窓を収めることができました。あの穴が登山道なんだとか、鋸岳はやっぱり険しいね。

北沢峠 バス停前
ということでバスに揺られて仙流荘から50分くらいで北沢峠に到着。気温はマイナス2℃、10月とはいえ標高約2,000mの北沢峠は、気温だけなら一番さむい冬の日の名古屋。

北沢峠 北沢峠こもれび山荘 湧き水
北沢峠のバス停の真ん前にある、北沢峠こもれび山荘さんの湧き水を頂いて、

北沢峠 甲斐駒ヶ岳登山口
いざ甲斐駒ヶ岳へ!

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰
登山口からしばらくは、しらびその森の中を進みます。

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰 倒木
程なくしてこんなに大きな倒木が。2018年の9月にでっかい台風が2発来て大きな被害がもたらされてしまいました。この辺りもかなり強い風が吹いたのでしょうか。

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰
黙々と登って、だいぶ標高上げたっぽい。

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰
そしてこの辺りからは、前日に降った雪(霰)が降り積もっていました。昼過ぎには溶けてドロドロになっちゃう。

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰
他方にはわずかに残った秋の気配。晩秋のこの時期ならではの景色。

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰 仙丈ヶ岳方面
そして振り返ると、去年の今頃登った仙丈ヶ岳。

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰 小仙丈ヶ岳
小仙丈ヶ岳も、

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰 仙丈ヶ岳方面
仙丈ヶ岳も真っ白になってる。今年は若干冬が早いのか?

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰
このあたりはだいぶ積もってるけれど、まだ気温が低く締まった雪だからとても歩きやすいです。

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰 北岳 農鳥岳
お、あれは北岳と奥は農鳥岳かな?

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰 北岳 北岳山荘
北岳と、肩の小屋。小屋は11月初旬で閉められるそうです。

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰 鳳凰三山
あちらは鳳凰三山。名古屋からまぁまぁ遠い山域なイメージを持ってるブログ主です。

甲斐駒ヶ岳 北沢峠〜駒津峰 甲斐駒ヶ岳山頂方面
お、甲斐駒ヶ岳の山頂が見えてきた!

甲斐駒ヶ岳 駒津峰
ここからは森林限界を超え、ハイマツの中をすすみます。

甲斐駒ヶ岳 駒津峰
ここで12本爪アイゼンを装着。ちょっと大げさだけど保険ということで。

甲斐駒ヶ岳 駒津峰 6合目
そして駒津峰に到着。6合目に該当するのね。

甲斐駒ヶ岳 駒津峰 甲斐駒ヶ岳山頂方面
この駒津峰から見る甲斐駒ヶ岳の姿はかっこいい!

甲斐駒ヶ岳 駒津峰〜六方石
そして六方石に到着。ここで直登と巻道が分岐します。前方を行く赤い服の女性は直登で登られていきました。

甲斐駒ヶ岳 六方石〜山頂
ブログ主も最初は直登を計画していたけれど、さすがに自分のレベルでは危なそうだったので巻道へ進むことに。

甲斐駒ヶ岳 六方石〜山頂
この日は巻道を選ぶ人がほとんど。後ろからどんどん登ってきます。

甲斐駒ヶ岳 六方石〜山頂
お守りで持ってきた12本爪アイゼンはやや重いけれど、安定感は抜群。

甲斐駒ヶ岳 六方石〜山頂
今シーズン初の雪の登山。本当に楽しいけれど、照り返しがものすごく眩しい(^^;

甲斐駒ヶ岳 六方石〜山頂
サングラス持ってこなかったし、日焼け止めもない。これはえらい日焼けしちゃうな。

甲斐駒ヶ岳 六方石〜山頂 甲府方面
お、甲府方面が見渡せる。下界は紅葉もまだなのに、

甲斐駒ヶ岳 六方石〜山頂
3,000mの世界はもうすでに真冬。

甲斐駒ヶ岳 六方石〜山頂
お、分岐だ。

甲斐駒ヶ岳 六方石〜山頂
祠が見えてきた。ということで、

甲斐駒ヶ岳 山頂
甲斐駒ヶ岳2,967m!いやぁまぁまぁシンドかったわ(^^; ということで、360度のパノラマを楽しみましょう!

甲斐駒ケ岳からの眺め 恵那山
あれは恵那山。あんなに近い100名山なのに全然行けない。

甲斐駒ヶ岳からの眺め 空木岳 南駒ヶ岳
そして中央アルプス、南駒ヶ岳から空木岳。

甲斐駒ヶ岳からの眺め 宝剣岳 木曽駒ヶ岳
そして宝剣岳と木曽駒ヶ岳。

甲斐駒ヶ岳からの眺め 御嶽山
先日、剣ヶ峰へお参りに行ってきた御嶽山。

甲斐駒ヶ岳からの眺め 焼岳 笠ヶ岳 西穂高岳
焼岳から西穂高岳。

甲斐駒ヶ岳からの眺め ジャンダルム 奥穂高岳 前穂高岳 涸沢岳 北穂高岳 大キレット
ジャンダルムから奥穂高岳、前穂高岳、涸沢岳から北穂高岳、大キレット。

甲斐駒ヶ岳からの眺め 南岳 大喰岳 槍ヶ岳
槍ヶ岳は、ほんといつか行かなければ。

甲斐駒ヶ岳からの眺め 常念岳
常念岳。蝶ヶ岳とセットで縦走してみたい。

甲斐駒ヶ岳からの眺め 大天井岳 燕岳

甲斐駒ヶ岳からの眺め 立山 剱岳
立山三山、そして剱岳。

甲斐駒ヶ岳からの眺め 八ヶ岳方面
八ヶ岳方面

甲斐駒ヶ岳からの眺め 蓼科山
意外とキツかった蓼科山。

甲斐駒ヶ岳からの眺め 北横岳
北横岳へは、スノーモンスターを見にリベンジしたいな。

甲斐駒ヶ岳からの眺め 天狗岳
天狗岳とか、北八ヶ岳は縦走してみたい。

甲斐駒ヶ岳からの眺め 赤岳 横岳 硫黄岳 権現岳
南八ヶ岳の縦走も、今度は夏のお花の時期に行きたい。

甲斐駒ヶ岳からの眺め 富士山 鳳凰三山
そしてお隣り鳳凰三山と富士山

甲斐駒ヶ岳からの眺め 北岳 塩見岳 荒川三山
そして北岳、農鳥岳、奥には塩見岳と荒川三山あたりかな?

甲斐駒ヶ岳からの眺め 仙丈ヶ岳
そして女王様の仙丈ヶ岳。いやぁいい眺めですなぁ。腹減った。

甲斐駒ヶ岳 山頂 食事
死ぬほどぬるーいカップラーメンを意地になってすする。というかすすれないほどバリカタな麺。

甲斐駒ヶ岳 山頂
はぁ、こんなに美味しくないラーメン初めてだ。帰ろう…

甲斐駒ヶ岳 下山 六方石
帰り道もピストン、同じ道を下ります。

甲斐駒ヶ岳 下山 六方石〜駒津峰
まぁでもこれも良い思い出ということで(^^)

甲斐駒ヶ岳 下山 六方石〜駒津峰 仙丈ヶ岳の眺め
だいぶ雪が溶けて登山道は湿り気味。まぁこうなるよね。

甲斐駒ヶ岳 下山 六方石〜駒津峰 富士山の眺め
さようなら富士山。

甲斐駒ヶ岳 下山 六方石〜駒津峰 甲斐駒ヶ岳方面
さようなら甲斐駒ヶ岳。

甲斐駒ヶ岳 北沢峠
そして北沢峠まで戻ってきました。

北沢峠 バス停
朝に雪があった辺りの登山道はドロドロの道になっていて、スリップに注意してたらとても疲れました(^^;

仙流荘 駐車場
帰りも臨時バスが運行されて、それほど待ち時間も無く仙流荘まで戻ってきました。

名古屋からなら比較的近いのにも関わらずなかなか来れなかった甲斐駒ヶ岳でしたが、行ってみたらやっぱり楽しかった甲斐駒ヶ岳。名古屋からならアクセスも良好でマッタリと楽しむこともできそうです。

次回は、長衛小屋のテント場で縦走もしてみたいなと思ったブログ主でした。

【関連リンク】【日帰り】甲斐駒ヶ岳登山(北沢峠〜双児山) バスで北沢峠へ 双児山から登る(11月)登山百景

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