相変わらずゲロ蒸し暑い日が続いている東海地方。こんな暑い時は涼しい場所へ避難しなければ体が持ちません。さらにここまで暑い日が続き相変わらず運動不足なブログ主。気軽に涼しくて登山を楽しめる場所はどこかないかなぁ...と探していたらヒットしたのが、今回登ってき木曽駒ヶ岳!
ロープウェイのおかげで初心者にもやさしく、家族連れやカップルも多くて誰でも高山植物を気軽に楽しめる中央アルプスの主峰、木曽駒ヶ岳への登山でした!
今回はその様子をレポートです。
【追記】快晴の2日目の様子はこちら。
木曽駒ヶ岳に登山&テント泊!ロープウェイで簡単アクセスできてお花畑や紅葉など見どころ満載な、とても美しい花の百名山でした!2日目美しいご来光と千畳敷カールの散策編
木曽駒ヶ岳の登山プラン
駒ケ岳ロープウェイ千畳敷駅から木曽駒ヶ岳の単純往復
木曽駒ヶ岳への登山ルートは、
- 駒ケ岳ロープウェイコース
- 上松コース(A.B)
- 福島コース(A.B)
- 北御所コース
などなど様々なコースがあります。少しだけ上松コースが気になったけど、この時は気温が35度を超えるようなゲロ暑い気候で熱中症になるのは怖いし、そもそも全然運動していないので、駒ケ岳ロープウェイで千畳敷駅までワープ、千畳敷カールのお花畑を楽しみつつ木曽駒ヶ岳へ向かうことにしました。ということで、
駒ケ岳ロープウェイ千畳敷駅 →八丁坂 →乗越浄土 →中岳 →頂上山荘テント場 →木曽駒ヶ岳
という王道の初心者コースを単純往復で行くことにしました。
千畳敷駅から木曽駒ヶ岳へのコースタイムは2時間半ほどを予定
初心者コースであるこのコースの時間を下記の通りに計画しました。
- 千畳敷駅〜乗越浄土まで 60分ほど
- 乗越浄土〜頂上山荘テント場 60分ほど
(テント建ててお昼休憩の時間除く) - 頂上山荘テント場〜木曽駒ヶ岳山頂 20分ほど
出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
1日目:駒ヶ岳ロープウェイ山頂駅 | 乗越浄土~中岳~テント場 | 2時間30分 |
合計時間が2時間半ほどのお手軽納涼登山プランでございます(^_^)
木曽駒ヶ岳山頂から馬の背コース経由の濃ヶ池の散策を断念
時間的に余裕ありすぎる今回のコース。なので当初は木曽駒ヶ岳の山頂から、
→馬の背
→濃ヶ池分岐
→濃ヶ池
→駒飼ノ池
→宝剣山荘
→中岳巻き道
→頂上山荘テント場
というコースを3時間あまりで計画していました。しかし馬の背から濃ヶ池分岐へ続く尾根道が細くてとても急な下り坂だったので、ブログ主の実力的に危険と判断、下るのを断念しました。なのでそのまま頂上山荘のテント場まで引き返しています。
実質的に駒ケ岳ロープウェイの割引券は、混雑を避けて素早く行動したい人にもオススメです
チケットぴあで、駒ヶ根まるごとバリューきっぷ マイカープラン | 一般発売 7月~10月
という3,900円チケットがあります。このチケットは、
- 駒ヶ岳ロープウェイ往復乗車券
(往復2,260円) - 菅の台バスセンター~しらび平までのバス往復乗車券
(往復1,640円) - ホテル千畳敷での無料ドリンク券
支払総額そのものは、現地で買い揃えた金額と同じなのですが、ホテル千畳敷でコーヒーを無料でいただけたり、麓にあるお風呂が100円割引で頂けたりとなかなかお得なチケットです。
各バス停で駐車料金(バリューきっぷであろうと無かろうと駐車料金は支払う必要あり)600円の支払いだけでバスに乗れます。そのバリューきっぷを、各駐車場の切符売り場やロープウェイのしらび平駅の窓口で交換してもらうだけなので、とっても素早く移動できます。
セブン-イレブンのマルチコピー機や、サークルKサンクスのカルワザステーションでも買えますよ。少しでも混雑を回避したい人にオススメです(^_^)
駒ケ岳ロープウェイの駐車場
「菅の台バスセンター」の駐車場とマップコードとプラスコード
通常、空きがあればこちらの菅の台バスセンターの駐車場へ案内されます。1回600円なので、何日いてもおそらく600円でしょう(^_^)
- マップコード 143 857 727
- プラスコード PVVR+7G 駒ヶ根市、長野県
「黒川平バス停」駐車場とマップコードとプラスコード
今回、ブログ主が案内されたのがこちらの駐車場。こちらも1回600円でございます。
菅の台バスセンターのさらに奥、黒川平バス停の駐車場です。駒ケ岳ロープウェイのしらび平駅にはこちらが近いですが、バスの始発駅は菅の台バスセンターです、安全上乗客全員が座れないとダメなので、車を駐められるなら菅の台バスセンターの方がバスの都合は良いでしょう。
- マップコード 143 886 184
- プラスコード PVXH+2W 宮田村、長野県
またまた前置きが長くなってしまいましたが、黒川平の臨時駐車場に到着です。駐車料金600円なりぃ!
メインの菅の台バスセンターが満車ということで、こちらまで誘導されました。てかここでも熊は出るのね(´(ェ)`)
ところでここへやってきた時間が中途半端(朝の9時)だったからか、駐車場は既にかなり埋まってしまってましたが、人はあまりおらずバス待ちの行列もほとんどありませんでした。
しかもこの時期は臨時バスが出まくりなので、待ち時間もほとんどありませんでした。ありがたや~。
安全の確保の観点からも、バスは全員が座れるのでご安心を(^_^)
細い細いクネクネの山道を30分ほど走ったでしょうか、無事に駒ケ岳ロープウェイの麓の駅「しらび平駅」に到着です。もうここで1662mとの事。若干は涼しいかな?
このしらび平駅の窓口で、今回事前に購入しておいた「駒ヶ根まるごとバリューきっぷ マイカープラン7月〜10月」を切符に交換してもらいます。
お、間近で見たいぜ...忘れず帰りに見よう...
それにしもてお盆直前の週末だったからなのか、時間が中途半端だからなのか、拍子抜けするくらい混雑もなくあっさり乗車待ちの列。
ハイシーズンには、バス同様にロープウェイも臨時便出まくりで、ほとんど待ち時間無し。
しかしバスほど輸送力はないので、午後の下りは2時間待ちとか発生してしまうそうです。早め早めの行動が吉ですね。
いよいよワープ開始!7分半の空中散歩です。
たった7分半で2612mまで一気に運んでくれるだなんて素敵♪
途中の三段の滝など景色を愛でつつ、
中間地点でのすれ違い。ロープウェイの速度は秒速7m。時速だと25kmくらい。相対速度は50kmということか。
綺麗な眺めであっという間に千畳敷駅、はやいねぇ。
2611,5mで日本最高地点らしいです。
そうか、立山ロープウェイの大観峰駅よりも高いんだ。立山縦走もまた行きたいなぁ。
そして駅内を通過すると...
おぉ♪
千畳敷カール!空が青ぉーーい!
ちょっと霧がかかってるけど、この季節でこんな青空が見れたのは嬉しいな♪
千畳敷駅では登山届が提出できます。必ず提出しておきましょう。
準備体操して、登山開始です。
千畳敷カール駅から木曽駒ヶ岳山頂まで、あらゆる場所にこんな親切な看板があちらこちらにありました。整備ありがとうございます。
駅からしばらくは、スニーカーでも大丈夫なくらい歩きやすい遊歩道になっていて、
その範囲だけでも千畳敷カールの雄大な景色を楽しむことができます。
そしてちょうど千畳敷カールのお椀の底の部分というか、ここから先は登山者のみが進めます。
これから向かう乗越浄土までのつづら折りの登山道。人の姿もいっぱい見えますね。
その千畳敷カールには、本当に見事なお花畑がありました!
木曽駒ヶ岳・千畳敷カールはお花の楽園!
イワカガミ。
チングルマ。
ミヤマキンバイっぽいけどどうだろう?
ミヤマキンポウゲ。
コバイケイソウ。
クルマユリ。
グンナイフウロ。
ミヤマリンドウ。
チシマギキョウ。
シナノキンバイ。
シナノオトギリ。
ウサギギク。
ウメバチソウ。
ピンクの花が咲くちょい前のクロトウヒレン。
ミヤマアキノキリンソウかな?
お花を見つければ写真を撮ってそして登って、そしてお花を見つけて。振り返ればいつの間にか千畳敷駅が遠くにありました。
つづら折りの登山道は大変ではありますが、整備も行き届いていてお花を見ながらゆっくりの登山なので、標高の割にはとっても楽(^_^)
空にはひつじ雲が。ちょうど8月8日のこの日は立秋、秋ですね。
お、看板があるぞ。
もう乗越浄土に到着!ゆっくり登山だったから疲れも全然問題なし!時間に余裕がある登山は楽しいなぁ♪
乗越浄土から伊那前岳方面。気が向いたらあっちも行ってみようかな。
一方こちらは将棊頭山方面。
赤い屋根の天狗荘の向こう側には中岳。中岳の向こう側が木曽駒ヶ岳が隠れてます。
乗越浄土で休憩もそこそこに、天狗荘の脇を通過して、
中岳を登ります。
途中に、トウヤクリンドウのお花。綺麗だなぁ。
そして中岳の頂上を通過すると、
木曽駒ヶ岳と頂上山荘の青い屋根、そして今日一泊するテント場が見えてきました。
それほど混雑はないのかな?まだ午前中だからかな?テントは少なめ。
ということで頂上山荘で900円をお支払い。
そして本日の別荘が無事竣工と相成りました。
お昼の時間なので、この日の昼食は味噌ラーメン。おそとで食べるご飯は美味しゅうございます。でもこれだけお手軽登山だったなら、もっとたくさんの食材担いで来るべきだったと後悔。
そんなこんなで食事もサクッと終えてやることがない。ということで木曽駒ヶ岳の山頂へ向かいましょう。
テント場から木曽駒ヶ岳の頂上へはほんの30分足らず。
ん?あれは何だ?
お、祠が見えてきた!頂上か!?
祠の横に看板が。ん?ここが頂上っぽいんだけど。
よくわからないけど、とりあえず三角点にチョン♪
標高2956m木曽駒ヶ岳頂上でござい!三角点のちょっと奥にこの看板が(^_^;)わかりにくいな。
木曽駒ヶ岳の頂上からはテント場が見えます。お昼ごはんの時よりもテントが増えたかな?
肝心の眺めはモヤが出てきてイマイチ。
やっぱり午後になると、ますますガスが出てきますねぇ。
そしてこの後、冒頭に書いたように馬の背を通り抜けて濃ヶ池へ行こうと思ったのですが、
尾根道はかなり痩せていて自分の実力では危険と判断。濃ヶ池を上から眺めるだけでテント場へ戻ることにしました。
まぁ、フサフサのチングルマにも会えたし、
イワヒバリ君に会えたから良しとしよう。
ということで、早く戻ってきてしまいました。やること無いし夕飯でも食べるか。
ということで、次回はご来光の2日目へ続きますよ!
木曽駒ヶ岳に登山&テント泊!ロープウェイで簡単アクセスできてお花畑や紅葉など見どころ満載な、とても美しい花の百名山でした!2日目美しいご来光と千畳敷カールの散策編