去年のゴールデンウィークに、黒部立山アルペンルートを縦断してきました。その時以来、室堂から見えた立山三山を縦走してみたいと思っていました。
下調べやお師匠さんに色々聞いてみたら、1泊でグルっと縦走できる初心者コースがあるとのこと。日頃の運動不足もあって体力に自信のない自分にはピッタリ!
今年は有難いことに仕事がやや忙しく、2013年の9月には2回の3連休ともになかなか休みが取れずなかったのですが、何とか3連休後半の2日間お休みを取れたので、今年初めての本格登山を単独で、初めてテント持参で立山縦走にチャレンジしてきました。
【追記】再び立山三山を縦走してきました。
お時間のある時にご覧くださいませ。
今回の登山ルートの計画
今回の予定は、2013年9月21日〜22日の2日間のお休みで、1日目を移動日、2日目を立山縦走としました。
雷鳥沢キャンプ場 →雷鳥荘前 →室堂山荘 →一ノ越山荘 →雄山 →大汝山 →富士の折立 →真砂岳 →別山 →剣御前 →雷鳥沢キャンプ場
のグルッと一周のコース。コースタイムとして7時間程度の予定です。
日帰りの立山縦走コース案(所要時間、5時間ほど)
室堂に7時半頃が、おそらく朝一番の時間だと思います。
健脚の方なら、私が辿ったコース(私で約7時間)をサクッと歩く事が出来ると思いますが、私のような初心者では厳しいと思います。なので、
室堂 ⇒雄山 ⇒大汝山 ⇒富士ノ折立 ⇒雷鳥沢キャンプ場 ⇒室堂
というのがおすすめです。富士ノ折立から雷鳥沢キャンプ場へ下るこのコースなら5時間程で歩く事が出来ると思います。
1日目 雷鳥沢キャンプ場まで移動の日
東海北陸自動車道をひたすら北上、北陸自動車道に流入します。そして名古屋から3時間ほどで立山インターに到着。ここから立山駅のケーブルカー乗り場へ向かいます。
立山駅の駐車場、マップコード
大きな地図で見る
立山駅へ向かい、橋を渡ったT字路を左折(このストリートビューの左側へ)すると、奥が公園ぽくなっていて、広めの駐車場があります。多くの車を駐車できるのでおすすめです。
- マップコード 678 894 815
で検索してみてください。
”立山駅”で検索しても、まず迷わないくらい簡単な場所にあります。参考にして下さい。
立山インターチェンジから40分ちょいで立山駅に到着。2012年の雪の大谷ウォークでアルペンルートを横断した時以来。変わっていませんね(^^♪
立山駅と室堂の往復の乗車券。4,190円なりぃ!
※2014年4月から、4,310円に値上げです(^ ^;)
17時発のケーブルカー。
この時間で室堂方面へ向かう人はほとんどいませんでした。
トンネルを抜けて、ほんの10分弱で美女平駅へ到着。
17時30分発の室堂行きのバスが来るまで美女平駅をブラブラしましょう。
駅の横の天女杉伝説の杉の木。これも変わっていませんね(^^♪
自己紹介の写真の、私が寝ている間に盗撮撮影された砂利の場所。
と、程なくバスがが到着。このバスもガラガラでした。
立山杉や称名滝を見ることが出来ました。
バスの車窓から見えた礪波平野にすずむ夕日。かなり日の入りの時間が短くなりましたね…
美女平駅から50分ほど。室堂ターミナル駅に到着。街の明かりが見えます。さすがに標高2,450mまで来ると肌寒いですね。早く雷鳥沢キャンプ場に向かいましょう。
室堂ターミナル駅から雷鳥沢キャンプ場まで30分ほどでしょうか。そして雷鳥沢キャンプ場近くに着いた時には、沢山のテントの明かりが灯っていました。
キャンプ場内の管理人へキャンプ場使用料500円を支払ってテントを設営。今晩の食事は、大盛りライスにボンカレー。そして立山の地ビール「星の空」ビールのお味はフルーティーな風味。おいしゅうございました(^ ^)
それにしてもこんな山奥でもドコモのLTEはバリバリのエリア内。大したもんです。
2日目 立山三山縦走の日
朝の4時半に起床。この夜は風も殆ど無くとても良く眠れました。9月19日中秋の名月のあったこの週末、月明かりがとても明るい夜でして、この月明かりなら何とか文字も読めるくらいでした。
朝5時半にキャンプ場を出発。朝焼けが綺麗。でも朝焼けっていうことはこれから天気が悪くなるのかな…
室堂ターミナル近辺は石畳が整備されていてとても歩きやすいです。
ここから一ノ越山荘から雄山への急な登山道が見えます。
もうすでに沢山の登山者が雄山目指して登ってる。
とてもカワイイ植物(^^♪こういうの好きです。
そして一ノ越山荘、雷鳥沢キャンプ場から1時間半程で到着できました。
一ノ越山荘からは、手前にある烏帽子岳から続く裏銀座縦走コース、その向こうに槍ヶ岳と右側は奥穂高を綺麗に見ることが出来ました。いつもながら槍ヶ岳は尖っていますね。
休憩もそこそこ、雄山に向かいます。この登山で一番急な上り。落石に気をつけて登らないといけません。
ふと振り返ると、だいぶん日が昇っていました。
Myテントの無事を確認(^ ^)
もうすぐ雄山山頂…
着きました雄山!疲れたぁ。
一ノ越山荘よりも高い景色。黒部湖の向こう側には野口五郎岳、その奥に槍ヶ岳、奥穂高岳、一番右側の山体は笠ヶ岳、そのすぐ左奥にうっすら見えるのは乗鞍岳。朝焼けも終わって清々しい朝日が気持ち良いです。
さすが雄山山頂は人がいっぱい。雄山神社も人だらけだったので今回は通過。ここから以降は楽しみにしていた稜線歩きが始まります♪
というわけで次の山、大汝山へ向かいます。
これから歩いてく道が見え始めます。一番奥には剱岳。
途中から黒部ダムが眼下に。去年はダムから見上げていた場所に自分がいると思うと胸アツです(^^)
歩きやすいこの稜線は、高度感もなくとてもリラックスして歩けます。
雄山を出発して20分程。もう大汝山(^^) ここも渋滞…
というわけで立山縦走の最高峰、大汝山に到着。人が持っているので写真を撮って先に進みます。
続いて富士の折立へ向かいます。
相変わらず歩きやすい稜線を抜けて、上記の看板から20分弱で富士の折立へ。こちらはもっと大渋滞(^_^;)
こちらもそそくさと通過。
そして真砂岳へ向かいます。
ここも緩やかな稜線。気持ちがいい!
富士の折立から30分、真砂岳山頂に到着。祠や看板もなく石が積んであるのみでした。さ、奥に見える別山へ向かいましょう。
剣御前へのショットカットとの分岐点。ちょっと気持ちが揺れる…
疲れた脚にこの上り… さすがいしんどいです…
先ほどの分岐点から40分、ようやく別山の頂上へ到着。いやぁ疲れました…
別山頂上から見える剱岳。綺麗な山ですが、すごいゴツゴツの岩山です…登れるもんなら登ってみろ!と言ってるような。
もう断崖絶壁じゃないですか… 恐ろしい…
ここでお昼。エネルギー補給でキャラメルマキアート。普段は飲まない甘い飲み物ですが、今日ばかりは頂きました。疲れた体には良いですねぇ…
おいしゅうございました。
別山からは、今まで歩いてきた山々の稜線が見えました。随分と歩いてきたものです。
そして中央右側には今から向かう剣御前小舎。
さ、もう少し。剱御前小舎へ向かうことにしましょう。剱岳、チャレンジしたいようなしたくないような…
室堂方面。Myテントの無事も確認(^^♪
小さなピークを超えて行き、そして剱御前小舎に到着。
そして剱御前小舎からはひたすら下りが続きます。自分は下り坂が苦手なので、ここからが大変。気合を入れます。
階段ではない下り坂というのが救い。転んでしまいそうな浮石のつづら折りをひたすら下っていきます…
紅葉も結構進んでいました。もうかなりヘロヘロ… やばい(^_^;)
標高が下がってきて木々が生い茂るようになりました。この赤い実は何の実だろう?
もう少し。もうしんどいよ~(T_T)
着いた…
着いたぁ! 疲れたよぅ(T_T)
一ノ越山荘→雄山→大汝山→
富士の折立→真砂岳→別山→剣御前
そしてここ雷鳥沢キャンプ場。予定通り7時間のルートを無事に踏破。長い長い下り坂、大変だったなぁ。テントもって室堂ターミナルまで歩くの辛いなぁ(T_T)
というわけで何とか無事に立山縦走を終えました。
全般的にとても歩きやすい登山道、看板もしっかりとあるので、私のような初心者でも安心して巡ることができる立山縦走でした。ショートカットのルートもありましたので、天気が良ければ是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。