今回登ってきたのは三峰山(みうねやま)。三峰山は、奈良県と三重県にまたがる標高1235.2mの山で、日本三百名山の1つに数えられています。そしてここは霧氷でも有名で、冬の時期には奈良県御杖村では「三峰山霧氷まつり」が毎年催されています。
ブログ主が伺ったのは、12月の寒気が入り込んだ週末のある日。天気図的に微妙に晴れが覗くだろうと狙って行ってきました。
今回はその時の様子をご紹介。
三峰山の登山プラン
登りを登尾ルート、下山を不動滝ルートで計画
三峰山の登山ルートは、奈良県側からと三重県側からとなり、主に、
- 登尾ルート(奈良県御杖村側)
- 不動滝ルート(〃)
- ゆりわれルート(三重県松阪市側)
- 月出ルート(〃)
- 福本ルート(〃)
などがあります。
今回は(おそらく)いちばんメジャーなルートである、みつえ青少年旅行村の駐車場に駐車。登りを登尾ルート、下山は八丁平を経由して不動滝ルートで下山するルートで計画しました。
御杖村側からの想定コースタイム
夏道での標準コースタイムは、登りが130分、下りが100分なのですが、冬なので2割増しで計画。
出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
みつえ青少年旅行村駐車場 | 登尾不動滝分岐〜三畝峠〜三峰山〜八丁平〜三畝峠〜登尾不動滝分岐 | 4時間半 |
当日はやや風も強くて登山道の凍結状況もよくわからなかったので、登りを2時間半、下りを2時間の合計4時間半で計画しました。これに休憩時間がプラスで必要です。
みつえ青少年旅行村の駐車場のマップコードとプラスコード
みつえ青少年旅行村の入り口のアーチの手前に、登山者用の駐車場があります。
およそ30台くらい駐車できる駐車場です。いつものマップコードとプラスコードを貼っておきます。
- マップコード 342 188 111*64
- プラスコード F5CW+H4 御杖村、奈良県
毎冬、三峰山霧氷まつりが開催
毎年冬の霧氷がきれいな時期には、三峰山霧氷まつりが開催されています。
2019年は、2019年1月12日〜2019年2月24日まで開催されます。開催中に行くのも一考ですよ(^^)
おはようございます。奈良県御杖村のみつえ青少年旅行村の駐車場にやってきました。三峰山霧氷まつりの開催前なので、それほど混まないだろうなぁと思っていたのですが、直近の駐車場は8割ほど埋まっていました。
やっぱり霧氷で有名な三峰山、お祭り開催前であっても霧氷が現れるとみんな来るんですね。
駐車場からほどなく登山口に到着。
ここで登山届を提出できます。で、ブログ主は登尾ルートから登るので、この林道を進んでいきます。
しばらく林道を進むと木橋があり、ここが登尾ルートと不動滝ルートとの分岐となっています。ということでブログ主はこの橋を渡って登尾ルートを進みます。
それにしても半端ない程に整備された登山道、ここまでしっかり整備されているのはなかなか無い。そういえばお隣の高見山もすごい整備されていたけれど、西日本の有名な山の登山道は整備が進んでいるのかも。
そして車道脇の小屋に到着、ここにはトイレもあるみたいです。
調べてみると、所々に公衆トイレが設置されている三峰山。こういうの女性には特に嬉しいのでは?
みつえ森林組合の家 三畝山林展望台。戸は閉まっていたのですが、鍵はかかっていなかったかも。
ふたたび尾根伝いに登山道を進みます。
で、ようやくこのあたりから雪がチラホラと見え始めました。
霜柱もだいぶ育っていて、やっぱり寒いんだね。
木々の間からちら見できるあの山は、倶留尊山。ススキで有名な曽爾高原の山ですよね、曽爾高原も行ってみたい。
お地蔵様。
そしてさらに進むと、
不動滝ルートと交流します。ここからようやく、
霧氷がチラホラと見え始めました♪
時折、太陽が差し始めると、白く煌めく霧氷がなおさら綺麗に見える。それほど標高高くないはずだけど、それなりに大きく育ってるみたい。
そして周りが霧氷に囲まれるような所までやってきました。でも足元の雪は落ちた霧氷のかけらかもしれない。
三畝峠に到着。ここから三峰山山頂まで、綺麗な霧氷が現れる山頂西側の尾根道です。ところでここの「畝」の字が「峰」の字に変わって読み方が残ったのでしょうか?
大日如来碑。明治44年ということは1911年だから、ここで100年以上前から見守っているんだな…
八丁平へのルートと分岐、帰りはここに戻ってくる予定です。
ここまで来れば三峰山山頂はもうすぐ。
霧氷のトンネルを進んでいきます。いい感じに霧氷になってて綺麗だなぁ…
そして木曽御嶽山ビューポイント。でもこの日は御嶽山までは見えませんでした。
そして三峰山山頂、1235.2mなりぃ!
山頂からは、御嶽山ビューポイントからも見えた倶留尊山や大洞山が。標高は200mほどしか変わらないのに、あちらは全く白くない。
それにしても日が当たらないと寒々しい、というか寒い。風が強いからなおさら。まぁ当然といえば当然なのですが。
ということで、山頂でコーヒーを沸かして温まる。
それではじっくりと霧氷を愛でましょう(^^)
時折ガスが抜けて、日が当たるこの日の三峰山。
そうすると霧氷も綺麗だし、日が当たるだけでとても暖かい。
太陽ってほんとすごいって実感できる。
結局小1時間粘っていました。この日はゴアテックスプロのハードシェルパンツを初実戦投入、寒いは寒いけれど風を完全にブロックしてくれるので山頂で粘れた。
それなりに良い装備していないと凍えちゃうからね。ということで、八丁平へ下っていきます。
山頂から5分ほどで八丁平に到着。この日の南側斜面の霧氷はまだまだといったところでした。
八丁平は、雪積もっているとソリで滑ったりで雪遊びを満喫できるポイントなんだとか。まぁ12月じゃ雪はそれほど積もらないですよね、温暖化してるし。
それにしても、太陽も隠れ気味になってしまいジッとしていると寒い。そもそもブログ主としては、八丁平は三峰山で風が遮られていて多少は風もマシになるのかなと思っていたのですが、山頂とそれほど変わらないくらいか、もしかしたら山頂以上に風が強い。
八丁平は谷筋だから普段から風が強いんだろうなぁ。アセビ?が根っこから倒れてるし。
ということで下山しましょう、下山ルートは不動滝ルートで。
登尾ルートとの分岐からすぐに山小屋が。
内部には囲炉裏も。隙間があるからちょっと寒いけれど(^^;
不動滝ルートの登山道も手が入ってて、とても歩きやすい。ほんとお金かけてる。
お?
これが不動滝かぁ、真冬は氷結するのかな?
不動滝からすぐ、林道にでました。あとはこの林道を下って行くだけ。
ということで駐車場に到着。長居したから車もだいぶ減ってた。
ワイパーに割引券が…
ありがた〜く使わせていただきました(嬉
ということで、無事に霧氷を愛でることができた三峰山でした。特に2019年は1月12日から霧氷まつりも開催されて、地の物のお買い物やこの温泉で温まって三峰山を満喫できます。
雪山なので油断大敵ですが、ぜひ美しい三峰山の景色と御杖村のおもてなしを体験してみてはいかがでしょうか!
【関連リンク】三峰山霧氷まつり