今回登ってきたのは、南沢山と横川山!
岐阜県と長野県の県境に位置する南沢山は、阿智セブンサミットの一座でこの7座の中で最北部に位置する山です。阿智セブンサミットには、大川入山と富士見台高原へは登っているブログ主です。
で、この山を知ったのは、RedSugarさんのこの記事。
こんな近場にこんな綺麗な景色を見ることができる山があって、時期もちょうどいい塩梅だから是非見てみたい!当日の天気はイマイチでしたが、カラマツの枝にだけ咲く霧氷の不思議な景色を愛でることができました。
ということで、今回は阿智セブンサミットの南沢山と横川山の様子をご紹介。
南沢山、横川山の登山プラン
ふるさと村自然園からの単純往復
阿智セブンサミットの南沢山への登山道は、
- ふるさと村自然園ルート
- 富士見台高原からのルート
がありますが、今回は最短で南沢山や横川山へ行けるふるさと村自然園ルートを選択しました。
【注意】沢沿いルートは通行止め
ふるさと村自然園からの登山道に沢沿いのルートがありますが、2018年12月現在は通行止めになっています。下記のマップコードの駐車場のすぐ脇にある登山口からしか南沢山へ行けませんので注意してください。
ふるさと村自然園からのコースタイム
ふるさと村自然園から横川山までは、標準コースタイムで合計3時間ほどですが、冬のため2割増し。
出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
ふるさと自然園駐車場 | 駐車場〜南沢山〜横川山〜南沢山〜駐車場(ピストン) | 5時間半 |
登りを3時間、下りを2時間半の合計5時間半で計画しました。
南沢山・横川山の駐車場のマップコードとプラスコード
南沢山、横川山の駐車場は、ふるさと村自然園の園内に入って、しばらく進んで行った所にあります。いつものマップコードとプラスコードを貼っておきますので参考にしてください。
ふるさと村自然園
〒395-0401 長野県下伊那郡阿智村 清内路2991
電話 0265-46-2525
- マップコード 853 005 843*54
- プラスコード GM67+8P 阿智村、長野県
おはようございます。朝の7時過ぎに南沢山の登山口であるふるさと村自然園の駐車場にやってきました。
最高気温が12月なのに20度を超えた週の週末のこの日、名古屋の最低気温は一気に下がって2度。寒暖差で耳がキーンなるわ!(ちょい古)
まぁでも、丁度いいタイミングで寒波が来たから、南沢山と横川山へ行こうと思ったわけで(^^)
ずいぶんな大木が倒れたんかな?
南沢山まであと3.4km。この登山道ならあと1時間程度な感じですかね。
ここにも大きな杉の根っこ。植林ではなさそうな南沢山の山です。
所々にこういった看板があり、ざっくりな位置がわかります。かなりざっくりしてますが(^^;
中間点までやってきました。だけど霧氷どころか雪の気配もまだないので、少し不安になってきたブログ主。
岩が転ばないように支えておきます。こういうの御在所岳にもあったよね(^^)
黙々と登っていき、つららが見え始めたら所で突然、
霧氷が現れ始めました♪
木々の間から垣間見える富士見台高原側の霧氷。これは期待できそう(^^)
2018年冬、このシーズン最初の霧氷、この季節がやってきました。
足元の苔には、木々から降り落ちた霧氷が乗っていました。写真では撮れてないですが、日がさすと結晶がキラキラしてとても綺麗です。
そして景色が開けてきたら、
南沢山、1,564mに到着!
風がダイレクトに吹き当たる側の看板は、霜だらけの冷蔵庫状態。
で、霧氷の本気はここ南沢山から横川山、そして富士見台高原までの間♪
なので、さっそく横川山へ向かいましょう。
南沢山山頂から横川山までは比較的ゆるやかな稜線上の道なのですが、ここから恵那市内が一望できます。煙突は王子製紙のダンボール工場かな?走ってきた中央道もよく見える。中央リニアは右側の山の中をトンネルで名古屋まで抜けて行くらしいです。
それにしてもカラマツにだけ霧氷がびっしり。どうしてこんな不思議な景色になるんだろう…?
横川山までの最後の上り坂はカリカリに凍っているのですが、カリカリなおかげでグリップ抜群でとても登りやすい。
で、南沢山から20分ほどで横川山山頂に到着!霜だらけで読めやしない。
とりあえず三角点タッチはやっておく。
山頂に着いたタイミングでは、ガスがモクモクで眺めはイマイチ。まぁガスのおかげで霧氷ができるんですけどね。
気温は0度なのでそれほどでは無いのですが、風が強くて吹かれるととても寒い。寒いからってこのまま下山するにはもったいない。
なんとも不思議な光景。もう少し粘ってみる。 pic.twitter.com/6bKIhmZV0e
— たけめ まえかわ@波よ来い 6発程来い (@maekawamaekawa) December 9, 2018
横川山の山頂のクマザサにもびっしりと霜が張り付いていました。ジッとしているだけでは寒いので、屈伸運動したりで体を動かし続けました。
待っている間、途中で暖かいコーヒーを沸かしたりして、暖を取っていたらガスが抜けてきました。
左側が富士見台高原と、奥には恵那山。恵那山まで縦走もできるけれど、車の回収とか交通の便が問題ですよね。
以前にヘブンスそのはら側から富士見台高原へ行った時は、暖冬のため霧氷は当然、雪もほとんどありませんでした。
笹原だけ緑色。何とも幻想的な景色。
南アルプス方面も抜けてきた。
あれは鋸岳と甲斐駒ヶ岳。
甲斐駒ヶ岳の手前には仙丈ヶ岳。南アルプスはようやく雪景色になってきた程度かな?
北岳から間ノ岳。
これは塩見岳かな?
そして手前のガスも抜けてきました。
キレイだなぁ…
カラマツだけ真っ白。ほんとどうしたらこんな景色になるのだろう…
無事にキレイな霧氷を楽しめたので、下山しましょう。帰り道は正面に中央アルプス方面が見えます。
北部側には、木曽駒ヶ岳。
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空木岳と南駒ヶ岳かな?いつか空木岳へも行かねば。
ホントにホントにきれいな景色。
同じ感想しか出てこない語彙の少なさが嫌になるくらい、でもとにかくキレイな景色。
このカラマツの枝にだけ、びっしりと霧氷が張り付いて、
もこもこ。霜の結晶もこれくらい寒い日が続けば、もっと大きくなるのでしょう。
ということで南沢山まで戻ってきました。ちょっと名残惜しいけれど、寒いし、でも近場だからいつかまた来れるでしょう(^^)
同じ道を戻るので下山は省略。
ということで、下りは1時間ほどでふるさと村自然園の駐車場まで戻ってきました。
名古屋からなら最短90分くらいで登山口まで来られる近場でありながら、ここまで非日常的な景色を拝むことができる南沢山と横川山。
緑の笹原と白いカラマツの林の不思議な対比。雪の中の霧氷は何度か見てきて当然それも大変綺麗なのですが、こんなある意味「非現実的」な景色が見られる阿智セブンサミットの南沢山と横川山。
放射冷却でキンキンに冷えた快晴の予報の日、是非一度この霧氷を見に行ってみてはいかがでしょうか!
あと冷えた体には、温泉で温まると風邪ひきにくくなりますよ(^^)
【参考リンク】
東山道・園原ビジターセンターはゝき木館【ははきぎかん】
湯ったりーな昼神
冬の守屋山へ登山!手軽に登れて、八ヶ岳や南アルプス・中央アルプス・北アルプスを眺めることが出来る展望の素晴らしい山でした!