今回登ってきたのは守屋山(もりやさん)。場所は、長野県の諏訪湖の南側にあり伊那山地の最北端、諏訪市と伊那市の境界上にある小さな山です。
先日の本高森山へ登った時、
「この辺りなら、登りやすい低い山でもすごい綺麗な景色を楽しめる山があるんじゃない?」ということで地図をにらめっこ。そして見つけたのがこの守屋山でした。
じゃあ実際に行ってみようてな訳で登ってきたこの守屋山は本当に素晴らしい展望で、山頂からの眺めは正に360度の大パノラマ!天気も良くて大満足の登山でした。
その様子をご紹介。
守屋山の登山プラン
守屋山の登山コースは、登りを杖突峠からの座禅草コース、下りは守屋神社表参道コース
守屋山にはいくつかの登山コースがあります。
- 杖突峠・座禅草コース
- 立石コース
- 守屋神社表参道コース
などがあります。今回は登りを杖突峠の駐車場~座禅草コース。下りは守屋神社にお参りしたかったので、守屋神社表参道コースで下りました。
守屋山登山のコースタイム
登りの杖突峠・座禅草コースを守屋山東峰までで1時間半。頂上での休憩30分ほど休憩して、下山を1時間の合計3時間ほどで計画しました。
出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
杖突峠駐車場 | 守屋山登山ゲート~守屋山(東峰)~守屋山(西峰)~守屋山(東峰)~守矢神社~杖突峠駐車場 | 5時間 |
でも道中の霧氷の景色が綺麗すぎて写真撮りまくったために、実際には登りは1時間40分、頂上の眺めが良すぎて1時間ほど景色を眺める、そして守屋山東峰から守屋神社までは1時間足らずで下れたのですが、守屋神社から杖突峠駐車場までが30分もかかり、実際の合計タイムは4時間あまりもかかってしまいました(*_*;
守屋神社から杖突峠駐車場が遠くてシンドイ
御礼を伝えに守屋神社まで下山したのですが、上記の通り守屋神社から杖突峠駐車場までの152号線がアスファルトの急な上り坂が地味に続くのでけっこう疲れました(^_^;) お参りは下山後に車で行く事をおすすめします。
おそらく「杖突峠・座禅草コース」の単純往復や、「杖突峠・座禅草コース」と「立石コース」の組み合わせなら、休憩別途で2時間半から3時間程で十分に計画出来ると思います。
守屋山の駐車場とマップコード
守屋山登山の駐車場は、国道152号線杖突峠のてっぺん、ちょうど中央道晴ヶ峰カントリー倶楽部さんの入口ゲートのお向かいにあります。
カーナビでは、中央道晴ヶ峰カントリー倶楽部さんを検索すると良いでしょう。
中央道晴ヶ峰カントリー倶楽部
〒396-0301 長野県伊那市高遠町藤沢7051-11
電話 0265-96-2922
よほど国道152号線で案内してくれるとは思うのですが、一応いつものマップコードも貼っておきます。
- マップコード 218 480 036
おはようございます。杖突峠駐車場に到着しました。路面の凍結が心配だったのですが、名古屋からの中央自動車道や、諏訪インターチェンジを降りてからの国道152号線には路面凍結もなく無事にここまで来れました。
杖突峠の駐車場はゴルフ場入り口のお向かいに駐車場があって、守屋山登山口なんていうバス停までありました。もしかして人気ある山なのかな?
駐車場の隣にはソーラーパネル。太陽光はエコなんだろうけど、インバーターからの音が大きくてかなり残念な騒音でした。
そのソーラーパネルの横から、座禅草コース登山口までショートカットで行けます。
この時の気温はマイナス4度。軽アイゼンの準備をしている時、手がかじかんでしまって手の感覚が無くなってしまうほど。
それでも天気はとても良いので、歩き始めれば問題無いでしょう(^_^)
道は、ひと丘越えたら林道に出ます。看板通りここを左へ進み、
林道をしばらく歩いて行くと、
座禅草コース入口の案内看板が出てきます。林道は1km以上は歩いたかな?
雪道での木道の恐怖は、八島ヶ原湿原のスノーシュートレッキングの顔面ダイビングで経験済み(*_*; 気をつけなければ。
木道は、沢を越える橋にさしかかります。
水面だけが氷結してその下をせせらぎが流れる、不思議な光景でした。
そしていよいよ登山口。ここに東屋やトイレもありました。
ということで、ここからが本番です。
夏道ではつづら折りの部分もあるみたいだけど、冬は尾根道をほぼ真っ直ぐ登っていきます。
木々の間からは、標高の高い場所に生える木々の霧氷が見えます。
深く青い空に真っ白な氷の枝、すごい綺麗。
そしてなだらかな尾根道に。
ここで見上げると霧氷の森。
時折、枝についた霧氷が風に流されて、宝石のようにキラキラ輝きます。
なだらかな稜線を過ぎると、胸突坂という名前の通りの急な登り坂ですが、当日は軽アイゼンで十分安全に登ることができました。
標高が上がるほどに、深く青い空と霧氷に思わず見とれてしまいます。
そして林を抜けると、
守屋山の西峰に到着!
ここからの眺めを楽しみたいところですが、
写真右奥、守屋山の主峰である守屋山東峰へ向かいましょう。
東峰へ向かうすぐのところには、守屋神社のご神体が。帰りにお礼に伺いますね。
ご神体からすぐのところに、守屋神社コースへの分岐があります。帰りはここから下ります。
西峰から東峰へは、なだらかな稜線をすすみます。霧氷が本当に綺麗...
途中にあるこの岩はカモシカ岩というそうです。重太郎新道にも似たようなのあったなぁ。
そして...
守屋山東峰に到着!1,650.3m!
守屋山の展望は360度の大パノラマ!
まずはお隣の南八ヶ岳方面、
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右側から赤岳、横岳、硫黄岳。さすがに近くに見えますね!
北側の諏訪湖方面に目を向けると、
先日スノーシュートレッキングに連れて行ってもらった八島ヶ原湿原と右奥には車山。
レーダードームも見えますね。
そして霧ヶ峰、その手前には北横岳。
中央アルプス方面。木曽駒ヶ岳は何度登っても楽しいです。
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その奥には御嶽山。あれからもう1年半ですか…
南アルプス方面は左から、
たぶん甲斐駒ヶ岳。
これは北岳、ここからの山容はかっこいいなぁ。行ってみたいけどまだ勇気がない(^_^;)
仙丈ヶ岳。ここも行ってみたいな。
【追記】登ってきました仙丈ヶ岳。
ところで山頂のすぐ下にはラビットハウスという休憩小屋があります。先客が自然台無しの大声でお話中だった(怒)ので、
お隣の風よけのあるベンチスペースを拝借。
暖かいコーヒータイムでござい♪
景色も素晴らしし、コーヒー美味しいなぁ♪
はぁ、もっと眺めてたいけど予定時間オーバーしてるので下りますか。
本当に下山が名残惜しい。
もっともっとこの景色眺めていたいなぁ。
でも名古屋からもそう遠くないので、また来よう♪
下山に選択したこの守屋神社コースは、主に南斜面にあるので雪はあまり残っていませんでした。そのため所々で踏跡がわかりにくい事も。
もしこの登山道を利用するなら、よほど迷子にはならないとは思いますが、踏み跡を見逃さないように!
そして鳥居をくぐり、
その鳥居の横には別の登山道がありましたが、今回は守屋神社へお礼に伺いたいので、
鳥居の正面方面へひたすら下っていきます。
表参道登山口の看板を過ぎると林道に出ます。
林道に出たらすぐ守屋神社に到着。
本当に今日はありがとうございました。でも本来はご挨拶後に登山がマナーですよね、大変失礼いたしました。
そして国道152号線を杖突峠駐車場まで戻るのですが、これが地味に遠かった(^_^;)
神社から30分ほどかかって、杖突峠駐車場まで戻ってきました。
名古屋から駐車場までは中央自動車道経由で2時間半あまり。登山道もとてもよく整備されており、危険な場所もなく時間もかからず山頂まで行くことができます、そして何と言っても山頂は本当に360度の大パノラマ!もっと天気が良ければ北アルプスの山並みまで望めるそうです。
何だかとっても良い山見つけちゃった感があります(^_^)♪
【関連リンク】守屋山|信州山岳ガイド(信濃毎日新聞社)