東海地方は梅雨入り。この日は6月15日(日)ということで、世間はサッカーワールドカップの日本vsコートジボワール戦の日でした。とても気になってはいたのですが、どうも勝てる気がしなくて試合を見たくない…(実際に負けてしまいましたね(涙))
しかもこの日は、梅雨なのに天気も良いという予報だったので、前々から行ってみたいと思っていつつも、何故か中々行けなかった御在所岳へ、運動不足解消を兼ねて登ってきました。その時のレポートです。
【雪の御在所岳にも登ってきました】
お時間のある時にご覧頂ければ。
↓御在所岳も記事にはしていないだけで何度も登る楽しい山です(^_^)
でらえらいてー💦 pic.twitter.com/GBW6X6Oiop
— たけめ まえかわ@波よ来い 6発程来い (@maekawamaekawa) August 3, 2019
名古屋からは東名阪自動車道の四日市インターを降りて、国道477号線を西に進み、湯の山温泉方面へ向かいます。
国道477号線から見える御在所岳の頂上はずいぶん遠い…
御在所岳と国見岳の登山プラン
御在所岳の登山道とコースタイム
御在所岳の登山道は、
- 表登山道(健脚向き。コースタイム3時間ほど)
- 裏登山道(初心者向け。コースタイム3時間ほど)
- 中登山道(オススメ!眺め良し!コースタイム3時間ほど)
- 一の谷登山道(下り滑落注意。コースタイム3時間ほど)
- 峠登山道(武平峠方面、登山道はザレているので、初心者は下山では使わないように!)
などのルートがあります。実際に登山をしてみて感じたのですが、安全のために、お子様連れや超初心者の人は、下りは無理せずにロープウェイの利用も検討するのも一案だと思います。
今回は登りは中登山道、下りは裏登山道を利用しました。
私のような初心者向には裏登山道がオススメということですが、景色の良さでは中登山道が良いとのことです。コースによっては下り坂では危険なコースもあるとのことなので、安全と楽しみを考慮して、登りは中登山道、下りは裏登山道を選択しました。
出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
旧鈴鹿スカイライン料金所駐車場 | 中道登山口~おばれ岩~地蔵岩~キレット~山上公園~御在所岳~裏登山口~国見峠~国見岳~国見峠~藤内小屋~裏道・中道分岐~中道登山口~旧鈴鹿スカイライン料金所駐車場 | 6時間 |
裏登山道から中登山道への分岐のショートカットルートはオススメしない
裏登山道から中登山道(上記登山地図右上)のショートカットルートがあります。この時はブログ主はこれを利用したのですが、結論的にはおすすめしません。
上記の地図の通りに距離的には短いのですが、
- 登山道が不明瞭で道迷いの危険性。
- アップダウンが激しくて体力的に大変。
という状況です。ブログ主のマネをせず(裏登山道から中登山道へのルートは使わず)裏登山道を鈴鹿スカイラインまで下り切って、そのまま鈴鹿スカイラインを駐車場まで舗装路を歩いたほうが体力的にも時間的にも節約できます。
御在所岳、登山者用の無料駐車場の場所とマップコード
登山者用に、鈴鹿スカイラインの冬季閉鎖の門の手前に、無料の駐車場が用意されています。
- マップコード 566 352 322
をカーナビで検索してみてください。朝の6時の段階で下の写真の通り8割ほど埋まっていました。路上駐車は、歩行者だけでなく自車や通行車両にも危険なので、早めに駐車場へ着くようにして、ここへ駐車した方がよいです。
要注意
この駐車場近辺にはトイレが全くありません。つまりこの無料駐車場から山頂付近のロープウェイの駅までトイレがありません!!
写真は登山者用の無料の駐車場、冬季閉鎖のゲートの手前に比較的大きな駐車場があります。上記のマップコードを参考にして下さいね。
この無料の駐車場からは、向かう頂上にとっても近いロープウェイの山頂駅が見えます。現場からだと、すっごい上の方にあるように見えます(^_^;) でも案外、見た目ほどではなくて、登ってみると案外サクッと頂上に登ることができます。
無料の駐車場から200mくらい国道を登ると、御在所岳の中登山道の入口に到着。「御在所岳 中登山道口」の看板の左側には、砂防ダムのところに橋があり、パッと見にはそちらへ行きがちですが、
中登山道へは右に進む必要があります。ということで朝6時20分登山開始!ちゃんと入山届も書きましょうね。
御在所岳ロープウェイが6月27日まで運休!帰りはロープウェイに乗って帰れません(涙)下りも歩きが決定なのね…
登山道はとても良く整備されていて、急な坂道では木製のはしご。こういうのは本当にありがたい、感謝×2
素人見解ですがこの御在所岳、おそらく花崗岩の岩山。
この花崗岩が砂になった所は、とても滑りやすいです。乾いていても滑るので、雨が降って濡れたらと想像するとちょっと怖いかも…
お!頂上がチラリ!
頂上は、まだまだ遠いなぁ。
そして程なく3合目。
ここは、中登山道と裏登山道の分岐点、
登りは中登山道で登るので、左側の中登山道へ進みます。下りは、裏登山道からここへ戻ってくるつもりなので、この写真の右側の道からここへ戻って来る予定です。
そして運休中の御在所岳ロープウェイを横切ります。
ここは805mですか、ということはあと400m。
この辺りにはコアジサイが咲いていました。かわいいなぁ。
そして4合目に到着。
これが”おばれ岩”ですか。たしかに岩がもたれ掛かっていますね。
このおばれ岩の隙間、潜れそう。向こう側の景色はどうかな?
さっき横切った御在所岳ロープウェイの鉄塔が下に見えるぞ。
さ、先へ進みましょう。頂上まであと80分ですか。
中登山道のリニューアルぶりがすごい。 pic.twitter.com/IueK0S3rOG
— たけめ まえかわ@波よ来い 6発程来い (@maekawamaekawa) 2018年8月26日
5合目。残りあと半分!
見た目には、まだ遠いんだよなぁ…
クサリ場登場。登りはまだマシだけど、やっぱりこういうの怖い…
5合目で休憩中のこの人、同じポーズで何してるんだ?(^_^;)
地蔵岩、撮り逃しました(悲)
【追記】地蔵岩です。落ちそうで落ちないので受験の神様扱いだそうです。
案ずるな受験生! pic.twitter.com/53rtVPg2CJ
— たけめ まえかわ@波よ来い 6発程来い (@maekawamaekawa) 2018年8月26日
幾分かは頂上が近づいてきたかな?
しかしまぁ。ここの砂がとても滑りやすい。滑り落ちたらもう二度と戻ってこれないなコリャ…
6合目!
大きな白い塔が横に見え始めました。だいぶん登ってきたなぁ。
あっ!
落ちるなよぉ!超怖いんですけど…
そして登山道はキレット突入!下り坂でこの角度はキツイ(涙)
キレット怖いわぁ(涙)
いやいや、怖かったぁ。でも登りでなら楽しいかも… 帰りは絶対に裏登山道で下山しよう。
またまた木製はしご。こういうのほんとありがたい。ありがとうございます…
山頂近くの富士見岩がもうすぐそこに見えてきました!
ここからクサリ場が何度か登場してきます。
8合目!あと2つ!!
そして8合目からすぐ、ここのクサリ場。一旦下るところの足場が悪くて、でも木に括り付けてあるロープに頼るのも不安。キレットよりココのほうが怖いかも。
振り返ると上記のクサリ場の岩が。あんな怖い所を通ってきたのか…
谷の下には藤内小屋が。帰りは裏登山道で下るので、この藤内小屋へ立ち寄る予定です。
こんな岩場のわずかな隙間にリンドウの花。かわいいなぁ。
いよいよ最後の上り坂!ここからがまぁまぁ登りにくくてしんどかった(^^;
それにしても”いつの間にかずいぶんと登ってきた”というのを感じるのは気持ちが良いものですね。
あ、階段だ!ということは…
頂上の横にある…
富士見岩に到着! モヤが出てますが、梅雨の時期でこの景色ならOKということで(^^)
麓から見えたあのデッカイ鉄塔があんなに下に見える位置に。
これは6合目で見た人が座っていたところかな?
無料の駐車場もあんなに下に見えます。
さ、頂上へ向かいましょう。ここからは舗装路が続きます。
これが雨量レーダーか?
ふむふむ、スキー場の方向が頂上なのね。
中部発ヘルシンキ行きのフィンエアーがこんなに近くの上空を通過。ノルウェーには行ったことあるけど、フィンランドにも行ってみたい。直行便なら楽ちんだろうなぁ。
スキー場が見えてきました。が、ロープウェイがお休みなのでリフトもお休み中。
ロープウェイ駅の目の前にある広場、レストランアゼリアに到着。ロープウェイがお休みなので、このレストランアゼリアも当然お休み。
展望台?行ってみましょう。レストランアゼリアの左隣です。
おぉ、お隣の鎌ヶ岳だ。
あんな急な所を登ってる!怖いわぁ…
空気が澄んでいれば、ここからセントレアも見えるんだ。
これで大声でやっほーですか?
さ、今度こそ御在所岳頂上へ向かいましょう。
タニウツギ。
スキー場のリフトの途中駅、スキーハウス駅を通過。
青空が綺麗だなぁ。と上ばかり見ていると…
う○こ注意。何のう○こだ?
ゲレンデを登り切ったら…
8時50分頂上到着!!一等三角点、御在所岳の頂上です。2時間30分ほどの登山でした。疲れたなぁ。
ほう、頂上からは琵琶湖も伊吹山も見えるのか。行ってみよう。
すすっと進むと、看板が。なんだろう?
ここにも頂上の看板。先の一等三角点の所とどっちが頂上なの?
【追記】こちらが最高点なんだそうです。
さらに向こう側には展望台ならぬ「展湖台」しかしこの日は琵琶湖も伊吹山見えず。残念だけど仕方ないですね。
山口誓子さんの碑など、山頂あたりをブラブラ&休憩。では戻りましょ。とテクテクと下っていたら、リフトが動き出した。
ペンキの塗替えの作業員さんでしたか、お休みの日にお疲れ様です。
時間はまだ9時半。せっかくここまで来たのだから、お隣の国見岳へ立ち寄ることにしました。
まずは裏登山道を下山していきます。
ここからは30分くらいかな。
先客が見えます。落ちないでよ…
10分ほど下ると、裏登山道と国見岳への登山道との分岐点に到着。ここから国見岳へは20分ほど。
林の中を進んでいきます。
さっきの先客の人が居た所かな。
さらに奥へ進むと、
ここが国見岳の山頂かな?
御在所岳の雨量レーダー方面。眺めは先ほどの岩場の方がずっと良さそうです…
一方、こっちは桑名方面かな?でもモヤで何も見えず。
さ、下山しましょう。あなたは何トンボ?
サクッと先ほどの裏登山道と国見岳への登山道との分岐点へ到着。8合目だったのですね。
7合目。
おそらく6合目近辺は、2008年9月1日の集中豪雨の被害で崩れてしまったのかな。崩落地迂回路を進みます。
それにしてもこんな大きな岩が流れ落ちてきたのか、怖すぎ…
そしてさっきから、何やら大きな声が聞こえる。
あんな岩壁に人が。
見てるだけで足がすくむ(T_T)
”藤内壁コース”というロッククライミングのクライマー用の”登山道”とのことでした。当然のごとく一般ピーポーは立入禁止。
5合目まで下ってきました。
ここから土砂崩れの道(?)を下っていきます。
大きな岩がゴロゴロしてて歩きにくい中、ようやく藤内小屋が見えてきました。
そして藤内小屋。ここも2008年9月1日の集中豪雨で被害にあわれたとの事。これは再建された建物だそうです。
裏登山道は、ここ藤内小屋からさらに下ります。
程なく、中登山道へ向かうことが出来る分岐点に到着。自分の車を駐めた駐車場は、中登山道の入口からが圧倒的に近いので、裏登山道のこの分岐から中登山道へ向かいます。しかし裏登山道から中登山道へ進む人は全くおらず私一人ぼっち。
ちょっと不安になるくらい静かな森の中を進みます。このショートカットルートは道が不明瞭で、迷子になったら終わりだ…と感じつつも、ルート上には赤い目印がアチラコチラに。見失わなければ大丈夫です。
日陰の登山道の足元に、ギョリンソウがひっそりと咲いていました。
せっかく裏登山道で下ってきたのに、再びだいぶん登ります(^_^;)
登り切ったあたりで御在所岳ロープウェイをくぐり、
中登山道の3合目に合流!どえらい疲れたぁ。
ここは朝に通った、中登山道と裏登山道との分岐点。写真の右側からここへ着きました。迷子にならずで良かった(^-^)
と、この時、轟音を響かせながら山頂近くにヘリコプターがホバリング。後からわかったのですが、何でもこの日、滑落事故があったらしく、空から捜索していたとのことです。その後の報道も特にないので、無事だったのでしょうか…
そして朝に見た階段と木製のはしご。ということで、
無事下山!7時間ののんびり登山でした。いやぁ疲れた(^o^;
写真とったり、国見岳へ寄ったり、裏登山道から中登山道へルート変更したりで7時間もかかってしまいましたが、整備の行き届いた登山道でした。下りは登山道によっては危険だったりすると思いますが、ロープウェイで下るという選択もできるので、家族連れでも気軽に楽しめるのではないでしょうか。
逆に(下りは怖いなどと書き綴っていますが)登り道は、単調ではなく変化もあり景色も良かったので、過去で一番楽しかった登山道かもです(^0^)
御在所岳、是非楽しんでみてください!
[参考URL]御在所岳ロープウェイホームページ