今年のゴールデンウィークも終わってしまった最初の週末。カラッとした暖かい気持の良い気候のこの時期。6月の初旬になる頃に梅雨入りしてしまうここ東海地方、天気の良いうちに色々お出かけしておきたい!ということで今日のお出かけも山、今回は滋賀県の伊吹山に登ってきました。その様子をチラッとご紹介。
【追記】真冬の伊吹山へも登ってきました。
お時間のある時にでも御覧くださいませ m(_ _)m
【追記の追記】ザックにダンベル入れて、トレーニングでのぼってきました。
筋肉痛メーカー伊吹山。 pic.twitter.com/flaDL35zav
— たけめ まえかわ@波よ来い 6発程来い (@maekawamaekawa) April 13, 2019
今回の伊吹山登山プラン
伊吹山の登山は、上野口からの単純往復
伊吹山の登山コースとしては、
- 上野口ルート
- 上平寺ルート
- 弥高ルート
がありますが、一択と言い切って良いくらい「上野口ルート」をオススメします。トイレの整備状況や踏み均された登山道、コースタイムなど、いろいろな面で上野口が状況が良いです。
伊吹山、上野口ルートのコースタイム
登山距離がやや長距離で、ひたすら坂を登り続ける”修行”チックな伊吹山の登山道。余裕を見て登りは3時間20分、下りは2時間50分という計画を立てました。
出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
上野口駐車場 | 伊吹山~上野口駐車場 | 約6時間 |
伊吹山登山での駐車場とマップコード
伊吹山の登山道「上野口」の駐車場は、この三之宮神社の周辺にたくさんあります。
この日、私が来た時間にも本当にたくさんの登山者がいらっしゃいましたが、まだまだ駐車場の空きもあった様子です。自宅の庭を駐車場にしている方も多数いらっしゃいました。
大きな地図で見る
この神社周辺に民営(?)の駐車場が何ヶ所もあります。とりあえず三之宮神社近く、
- マップコード 242 181 848
で検索してみてください。そうすれば近辺にたくさんある駐車場に駐めることが出来ると思います。
一部のブログでは駐車料金が1,000円という記載もありましたが、登山口に一番近い公式(?)駐車場が500円。他の野良駐車場が400円になっています。
朝の9時10分、伊吹山の代表的な登山道である「上野ルート」の登山口に到着。とてもラッキーな事に、この上野ルートの登山道の一番近くの駐車場に駐めることが出来ました♪この場所で駐車料金が500円でした。
この登山口には協力金の受付があります。協力金は300円、是非協力しましょう!300円を支払うと、この登山マップをもらえますよ。
登山者カードを提出するところがあります。やはり登山届は提出するべきでしょう。
上野ルートの登山口の入り口では、家族連れやカップル、山ガールなどなど、本当にたくさんの登山者が登山の準備をしていました。
やっぱり人気の山なんですね。
看板によると、上野の登山口から伊吹山の山頂まで、登山時間は約3時間20分とのこと。ということで、
9時20分、登山開始!
12時40分登頂予定ということで頑張りましょう!山頂まで6kmもあるの!?
最初は伊吹山スキー場のゲレンデまで、林の中を進みます。
新緑のモミジが綺麗だなぁ♪
このあたりの登山道の道幅は広いので、混雑している感じは全くなし。
ひろきち地蔵。お地蔵さんを持って帰ったらバチが当たるに決まってるでしょ!
伊吹山は可愛いお花がいっぱい
登山道の脇には、こんなかわいい花が。これはコアジサイかな?(ピンぼけ)
カキドオシ(ピンぼけ)
カタバミかな?
キンポウゲ(ウマノアシガタ)
ツルニチニチソウ(激ピンぼけ)
お、明るくなってきたぞ。
さくっと1合目に到着!スキー場が見えてきました。
そして伊吹山スキー場のゲレンデを真っ直ぐ登っていきます。ここは真っ直ぐ登る、まさに直登!今思えば、上り下りともにここが一番大変だったかも…
まぁまぁシンドいのでゆっくり登っていきます。ゲレンデなので木がないから眺めがいい!振り返ると琵琶湖が見え始めました。それに本当にいい天気だし♪
小高い山の向こう側のドームは、滋賀県立長浜ドームの屋根かな。北陸自動車道からも見えますよね。
そして伊吹山の2合目に到着。いやぁ、ここゲレンデの直登はしんどかった(^_^;)
振り返ると、まだまだ登山者が続々と登ってくるのが見えます。
ゲレンデを抜けたら、またしばらく林の中を登ります。
お花、あなたのお名前は?
向こう側の小さな小山が徳蔵山。昔は薬草が多く、格好の草刈り場だったそうです。
殉職碑?何か事故があったのかな…
ヤマブキの花。
林を抜けたら、伊吹山の本体が見えてきました!
おぉ、凄いたくさんの人が登ってるぞ、避難小屋も見える。
そしてスキー場のゲレンデに再び合流。
谷の向こう側にはヤマザクラが咲いていました。
スミレの花っぽいけど、なんだろう?
程なく3合目に到着。このネットは鹿よけかな。
3合目にはとても立派な公衆トイレが。この綺麗な施設のためだけでも協力金300円の価値があります。ちなみにここから先、頂上までトイレがありませんので注意ですよ。
なだらかな坂を登って、4合目にさくっと到着。
ここから頂上までは、こんな感じの岩がゴロゴロの道が続きます。歩きづらい…
こんな岩がゴロゴロの道の横には可憐な花が。タチツボスミレ。
オドリコソウ。かわいいなぁ。
そうこうしていたら、あっという間に5合目に到着。ここからは坂が急になってきます。
後ろを振り返るとけっこう登ったと実感、琵琶湖もはっきりと確認できる高さになりました。
おぉ、琵琶湖のこの小さい島は、多景島かな?
足元にはタチイヌノフグリ
ミミナグサ
クサボケ
途中の避難小屋。ずいぶんと立派な避難小屋でございます。まぁ使わないに越したことはないですよね。
そして6合目に到着。頂上まで2kmを切りました。距離的にはあと少しだけど、見た目には山頂はまだまだ遠いので、気持ちで負けないように。
あら、てんとう虫♪ なんだか久々に見た気がする。ナミテントウ虫かな?
とにかくいい天気のこの日。緑色の葉っぱも緩やかな風になびいて綺麗です…
米原や長浜の田んぼに水がひかれてる、田植えの季節ですね。
この花はなんだろう?
7合目!あと3つ!
長浜の町やスキー場がこんなにも下に見えるようになりました。
このあたりの登山道から見えているこの飛び出た岩は「行道岩」、別名では「平等岩」とも呼ばれていて、伊吹山を修験の場とした修行僧が修行した場所だとのことです。登山道なんて無い時代、厳しい修行だったことでしょう。多少は眺めを楽しんでいたりもしたのかな?
登山道はあらに険しくなってきました(^o^;)
8合目!あと2つ!
「手掛岩」7合目より上は女性が登っていけないと言われていた時代、ここまで登ってきた女性へ強い風が吹き付けたのですが、その風に飛ばされまいと必死に岩につかまり、その指の跡が岩に残っているそうです。
山岳信仰の結界を表す岩なんですね。
山頂までもう少し。
あ、建物が見えてきた!
伊吹山寺にやってきました。頂上の看板のすぐ横にあります。今日も無事に登ることが出来ました。ありがとうございます。
伊吹山之神・白猪。怒った白猪様は大和武尊をやっつけて(?)しまいます。
大和武尊の像。白猪様を怒らせるような事をしたからよ、反省して下さい。
そしてゴール!標高1,377m、2時間40分で登頂することが出来ました。
伊吹山山頂からの眺めは、360度の素晴らしい眺め!
さてさて眺めを楽しまなければ!北側には白山の山並み。まだまだ大雪ですねぇ。
山頂の西側、琵琶湖方面も見に行きましょう。
こちらは、彦根市、近江八幡市方面。
一方こちらは長浜市方面。5月のモヤの割にはよく見えているのかも。
伊吹山スキー場があんなに下に。たくさん歩いてきたんだなぁ。
というかここまで下らないと帰れないなぁ(^_^;)
そして山頂の東側には一等三角点。
一等三角点の東側には、濃尾平野方面の眺めが。さすがにモヤって南アルプスまでは見えないか。仕方ないですね。
名古屋駅の駅ビル群。
手前の小さい山は小牧山。左側の山は春日井の弥勒山、道樹山方面。今年も弥勒山へは、またちびっ子連れて近日中に行く予定です。
弥勒菩薩様。今日はありがとうございました。
頂上でおにぎりを頂き、時間は13時、下山開始です。
つづら折りの下山。登りと同じ道を下って行きます。
同じ道とはいえ、下り坂は浮いている石、足元厳重注意、スリップ注意です!
個人的に下り道は苦手なブログ主です。
転ばないように黙々と進んで、気付いたらだいぶ下っていました。
お!新幹線が通過中!
避難小屋も通過。
そしてもうすぐ麓という所まで下ってきました。
琵琶湖では、長浜から武生島への船が出港していきます。
この伊吹山の下り道は、長閑な風景が綺麗に見え続けます。こういうのは他の山ではなかなか無いんじゃないかな?
最初の直登の道を下ります。膝が爆笑し始める… いやぁ、ここが一番シンドかった(^_^;)
そして最初の林まで戻ってきて、
あ、看板!”おつかれさまでした”なんて書いてあったんだ♪
ゴール!14時48分、1時間50分足らずで下山することが出来ました!
伊吹山には、本当にたくさんの家族連れ、カップル、山ガールが登山に訪れていました。登山道からの眺めもとても良い山なので、道中も大変楽しめます。また伊吹山ドライブウェイを使えば、とても簡単に山頂まで行くことができます。なので車を手配して片道は伊吹山ドライブウェイを使うのもあり。そして何より”新・花の百名山”だけあって、たくさんのカワイイお花が出迎えてくれます。
色々な楽しみ方ができる伊吹山、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか!
【参考リンク】
伊吹山(滋賀県米原市):滋賀県観光情報
伊吹山ネイチャーネットワーク