登山などアウトドアでは必ず持っていくようにしているファーストエイドキット。もちろんファーストエイドキットを使わないよう計画・行動する、つまり予防が一番大切なのですが、万が一の時に備えておくのもとっても重要。
ブログ主が今まで何度か登山を経験して、自分の怪我や具合が悪い時、誰かの怪我や具合の悪い時に、
あったら良かったなぁ
これは必要だなぁ
というのを自分にできる範囲で選んで入れてあります。
ということで今回は、ブログ主のファーストエイドキットの中身をご紹介します。
ファーストエイドキットの中身
ということで、長い前置きになってしまいましたが、ブログ主のファーストエイドキットの中身の紹介です。
ポーチ・入れ物
使っているのはコレ↓
ファーストエイドキットが入ってますよ感が大切ということで、Amazonで見つけた赤色のをポーチです。これまではトラベルポーチをファーストエイドキットの入れ物に流用していましたが、これに完全に移行しました。大きさはややコンパクトだと思いますが、ブログ主の品揃えではちょうどいい感じです。
ピシャット錠、ロキソニン&胃薬、絆創膏などのかさばらない物は、このポケットに入れておけます。
ただし、キネシオロジーテープなどの大きな巻物は入らないので、写真の上に写っている100均の丸い入れ物を2つ買ってきました。
↓ドイターの入れ物もかっこいいなぁ。
【緊急購入】殺人マダニによる”SFTS"対策の虫除け
殺人ダニによるSFTS「重症熱性血小板減少症候群」対策で買いました。調べてみたら、高濃度の有効成分が売りの虫除けが販売されています。その有効成分別に、
- ディート(最大30%)
- イカリジン(最大15%)
というのがあるのですが、今回ブログ主が買ったのは、フマキラーの天使のスキンベープミストプレミアム。
イカリジン配合のスキンベーププレミアムを買った決め手は下記の2つ。
- 子供もOK
- 化繊の服やプラスチックの侵食がない。
というのが選択の理由。ディートという成分には化繊の服やプラスチックを溶かしてしまう事があるそう。アウトドアでは化繊の服だらけなので今回はイカリジンのを購入しました。
一方のディートは、子供には使えないものの有効な虫が多いのが利点。イエダニやナンキンムシ、噂によるとヒルにも効果があるとの事(←未確認)なので、用途使い分けるのもアリかもです。サラテクトはディート配合。イエダニやナンキンムシ、ヒル対策も必要ならサラテクトのようなディート成分の方がオススメかもです。
- ハッカ油の虫よけ
自作の虫除け。スースーして涼しいし、汗で流れてしまってもガンガン使えるコスパの良さが素敵。
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道具類系
- ハサミ【必携】
経験上、衣服ごと切ることができて刃先も安全なハサミを用意しておくのは大切だと思います。このハサミは、このハサミの良いところ
- 刃先が安全になっている
- 分厚い生地も軽い力で切れる
- フッ素加工に加え、刃がギザギザになっているので、ズイコウハイドロろコロイド包帯もサクッと切れる。
フッ素加工してあるだけの一般的なハサミではハイドロコロイド包帯はが刃に絡みつき綺麗に切れませんでした。
↓モデルチェンジしたようです。なんかブログ主のより高機能になってる?(^_^;)
リンク - 毛抜き【必携】
Amazonで評判の良いGT-202↓に買い直しました。
リンク100均の毛抜を使ったけど…
以前は100円均一の毛抜きを入れていましたが、つかみが悪く全くダメだったので買い替えちゃいました。 - 感染防止用の手袋【必携】
本当は医療用の方が良いだろうけど高額なので、ブログ主は毛染めや介護用品レベルのを入れてあります。やっぱり他人の血や吐瀉物なんて触りたくないですからね。
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↓は1双ごと個包装されているので、買い換える時はコレにするつもりです。ちょっと高いけど。
リンク - ポイズンリムーバー【必携】
最初は買うつもりがなく下記のシリンジで済まそうと思っていたけれど、山仕事のお兄様が「持っといた方がいいぞ!」と仰っていたので追加しました。付属のソフトケースが大き過ぎとは思いつつ、吸口がプラスチック製で割れの保護には抜群に良いので、扱いに迷ってます。
2番めに太い吸口を接続して試してたら、写真の通り強く吸い込んでくれます。同等他社製品よりも値段も安くて、良い物買えたかなって思います。まだ幸い実戦では使った事ないけど。
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↓コレのほうが安かったな(^_^;)
リンク - シリンジ【必携】
ということで、最初はポイズンリムーバーよりも値段が安くて、ポイズンリムーバー的に使うことも想定していたけれど、上記のポイズンリムーバーを購入したので、今は清潔な水を入れて傷口を洗浄する用途だけ。ペットボトルでドボドボ洗浄するよりも水を節約できて綺麗に洗浄できるので、今でもポーチに入れてます。
リンク - 安全ピン【とりあえず入れてる】
何かしら固定に使えるようにと入れてありますが、今まで使ったことは無いです。
リンク - カミソリ【とりあえず入れてる】
今持っているのはビジネスホテルのアメニティの髭剃り。イザという時は”T字"じゃない普通のカミソリの方が良いかもと想像したりするので、これはそのうちカミソリに買い換えるかも。
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絆創膏など
- ハイドロコロイド包帯【必携】
登山に限らず普段の軽いけがでも大活躍中!
傷口を清潔な水で洗浄して傷口に貼ります。傷も綺麗に治るので、必携のハイドロコロイド包帯。
リンク傷あてパットで保護が必要?
ブログ主はこのハイドロコロイド包帯を傷口へ直接貼っています。私はこれでキレイに治ってますが、推奨される使い方ではないみたいで、気になる方は↓プラスモイストも一緒にどうぞ。
リンクここでも役立つ包帯ハサミ
上記の通り、普通のハサミではこのハイドロコロイド包帯がハサミに絡み付いてしまいうまく切れません。上で紹介したハサミだと綺麗にスパッと切れます! - 絆創膏【あっても良い程度】
ハイドロコロイド包帯よりも値段がずっと安いので、本当に小さい怪我の時や、靴ずれ防止・マメ対策に入れてありますが、ほとんど出番は無いでしょう。
※靴擦れ用のキズパワーパッドなんてあるんですね、ケースがおまけで付いてくるし、試しに買ってみようかな。
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塗り薬類
- ムヒアルファEX【必携】
虫刺されや痒み止めとして買い替えました。普段使いもしています。
リンク ウナクール除外しました
登山中の気圧の変化で中身が漏れる事があり、使い切ったタイミングで上記のムヒアルファEXに買い替えました。オロナインH軟膏除外しました。
今ではファーストエイドキットには入れなくなりました。
内服薬類
- 水なしでのめるピシャット錠【必携】
お腹の弱いブログ主には必携のお薬。特に山でお酒を飲んだ次の日にはお腹が緩くなりがちなので、何度かお世話になってます(^_^;)
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だから最近は山でお酒は控えてます。 - ロキソニンと胃薬【必携】
これはお医者さんで処方してもらったロキソニンと、同時に飲む胃薬。ブログ主にはロキソニンはとってもよく効くので、ひどい筋肉痛や登山中の膝の痛み、頭痛、打撲等、その他の痛みがキツイ時に飲んだりします。ただし!超重要!
「悪化」もわからなくなる
ので痛みを止めるということには注意が必要です。下山するまでの緊急用という感じです!
病院行くのが面倒な人はバファリンでも代用可能です。
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固定テープ類
- キネシオロジーテープ【必携】
キネシオロジーテープは、とても伸縮性のあるテープ。
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五竜岳に登山した時に”ヒザ痛の予防”でテーピングしてもらった経験からファーストエイドキットに入れています。以前は靴ずれ防止に使ったりもしてましたが、自分に合った道具が揃った今、幸いにも自分のために使うことは無くなりました。 - サージカルテープ【必携】
キネシオロジーテープとは真逆で、伸縮性の全く無いテープ。包帯などの固定に使うテープ。幸いにも今まで一度も使った事は無いテープですが、これも入れてあります。
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その他
- エマージェンシーヴィヴィー(エマージェンシーシート)【必携】
万が一、下山できない時に一晩明かすために追加で購入しました。寝袋状になっているので、単純なアルミシートよりも良さげだったのでこれを選択しました。ポイント
このエマージェンシーヴィヴィは、使い捨てじゃないのが良いところ。大雨の日のテント泊ではシュラフカバーとしても使いました
リンク - ジップロック風の袋【買い替え予定】
防水の小分け袋として100円均一で買いましたが、やはり安物でした。使い終わったらジップロックに買い替えします。
リンク - 細引き【用途不明だけど入れてある】
マーモットのテントを購入した時に付属の細引き(長さ1m程)を入れてあります。何に使うかは想定してないですが、あったらきっと何かに役立つかもということで入れてあります。
リンク - 未使用ハンドタオル【必携】
粗品でもらった未使用のタオルを1枚入れてあります。止血に使ったり、三角巾のように固定に使えたりするかなと思ってます。 綿棒除外しましたもう持って行かなくなりました。使わないです。
何を持ってくかも大切だけど「使い方・やり方」がもっと大切。
ということで、登山に必ず持っていくファーストエイドキットをご紹介しましたが、今までの個人的な経験で感じている事は、自分にできる範囲の物を入れています。その理由は、
理由その1
理由その2
理由その3
があるからと感じたからです。イザという時に道具があっても何もできなかったらファーストエイドキットが無いのと同じ、それでは意味がありません。例えば止血の仕方や薬の使い方、応急処置の方法は常に勉強しておく必要があると思います。そして、
自分でできない事を知る!
対処できる人にお願いする!
のが、怪我や不具合の現場では大切かなと思った事がありました。できない事・わからない事は、できる人・わかる人にお願いした方がきっと結果は良いはずです。でも、お願いする人がいない時には自分で対応するしかない…
日本赤十字社のEラーニングで処置方法のお勉強
なかなか勉強って億劫だったりするのですが、今は日本赤十字社のホームページのWEB動画でファーストエイドの勉強ができるんです!
【関連リンク】講習の内容について
自分のファーストエイドキットで持ってない道具であっても、救急法の知識があるのと無いのとでは大きく違ってくるはずです。とっても便利なホームページなので、一読だけでもしておく事をオススメします。
ファーストエイドキットの中身は常に更新
私は救命救急士でもなければ医者でもありませんし医療的な知識をもっていません。そしてファーストエイドの経験もほとんどありません。そんな知識ないブログ主が、身を危険にさらす登山をするという事は、ある意味とっても矛盾していると思います。
そんな自分に何かあった時、自分でできる範囲は自分で対処できるだけの用具と知識を持っておくのは大切だと思います。そして少しずつでも知識を広げて「マイ・ファーストエイドキット」を磨き上げていきたいです。
それはきっと普段の生活の中でも役に立つ時がありますからね(^o^)