今回は藤原岳に登山!御在所岳から始まったブログ主の鈴鹿山系の登山は、
・霊仙山
・鎌ヶ岳
・入道ヶ岳
と続き、今回の藤原岳で5座目となります。そして花の百名山にも数えられる藤原岳、春には福寿草やセツブンソウが咲き誇るそうです。残雪が残っているであろう春の花々の季節の前に、下見がてらチャレンジしておこう!
ということで、この日の藤原岳はイマイチの天気で眺めは残念でしたが、その下見登山の様子をチラッと。
【↓追記】福寿草を愛でに春の藤原岳に登ってきました。
【追記】冬の藤原岳へも登ってきました。
【追記】テント泊もしてきちゃいました。
お時間のある時にご覧くださいませ。
藤原岳の登山プラン
表登山道の単純往復を選択
藤原岳の登山道、麓からの主な登山コースは主に、
- 表登山道(大貝戸道)
- 裏登山道(聖宝寺道)
- 孫太尾根(バリエーションルート)
の3コースです。孫太尾根はバリエーションルートでやや危険、ということで今回は表登山道(大貝戸道)の単純往復を選択しました。
表道(大貝戸道)の距離とコースタイム
距離は地図上でザックリ8キロほどと計算、登山は休憩込みで5時間あまりと計画しました。
出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
大貝戸登山口 | 藤原岳~大貝戸登山口 | 5時間 |
8合目の分岐が若干わかりにくかった
今回の登山で若干わかりにくかったのが、8合目の裏道(聖宝寺道)と交流・分岐点。看板には地図が書いてあるのですが、看板の向きと地図がズレている(?)ので、ちょっとだけ迷いました。
駐車場(無料・有料)とマップコードとプラスコード
藤原岳の駐車場はそれなりにあるのですが、福寿草の季節ともなると大混雑します。早めに来ないと両方共に満車ということもあると思いますので、早めの行動が吉です。
- 無料駐車場のマップコード
藤原岳の表登山道(大貝戸道)の直近、神武神社のすぐ隣に立派な「藤原岳登山口休憩所」があり、そこに駐車場があります。20台くらい駐車できるっぽいです。
・マップコード 290 312 193
・プラスコード 5FCG+72 いなべ市、三重県 - 有料の駐車場とマップコード
西藤原小学校の東側にある、登山者用の有料駐車場です。表登山道に近い方が無料で、遠い方が有料という理不尽さはさておき、こちらは1回300円です。
・マップコード 290 312 458
・プラスコード 5FFF+JP いなべ市、三重県
藤原岳とヒル
鈴鹿山系北部の山々では、おぞましいヒルの存在が心配です。だけど福寿草の終わる季節くらいまではヒルは問題なし!のびのびと自然を楽しみたいと思います♪
おはようございます。西藤原小学校の横にある有料駐車場へやって来ました。
1回300円、遠い方が有料というのは「?」なのですが、きれいなトイレや登山道の整備っぷりからすれば安いものです。
紅葉もサッパリだった2015年、ガッツリ暖冬だからか、梅の花がもうチラホラと咲いていました。ホント大丈夫かな...
それでは表登山道へ向かいましょう!西藤原小学校を南側へ歩いていきます。
チラッと見える藤原岳。この時間はいい天気だけど、午後には崩れてくる予報。
そして伺ったこの日は、紅葉で有名な聖宝寺で”もみじ祭り”が開催中でした。
でも、ご多分に漏れずここも色づきはイマイチ。もう今年は仕方ないね。
しばらく進んで、この電器屋さんを西に行くと、
無料駐車場のある藤原岳登山口休憩所へ。ここは下ってきてから探検しに行こうっと。
その藤原岳登山口休憩所のお隣、神武神社が表登山道(大貝戸道)の登山口です。
ということで神様、今日はよろしくお願いします。
登り始めのしばらくは、林の中を黙々と進みます。
数年前に土砂崩れがあったらしい藤原岳。土砂崩れ検知のためのケーブルが張られていました。
ところで登山道はとっても整備されていて、とっても歩きやすい!
そんな整備が行き届いている登山道、程なく2合目に到着。
こんなガードレールまで整備されている、すごいなぁ。
この石に開いた穴は、人間が掘ったのか?
あら、もう3合目。
そして4合目。
4合目以降はちょっとなだらかな道になります。
角度も緩やかで、ペースも上がります。
あっという間に5合目、もう半分か。
相変わらずなだらかな道が続き、
もう6合目。
その6合目を進むと大きく崩れてる場所が。ガッツリ土砂崩れを起こしたんだなぁ...
そして7合目、
おそらく、さっき見た大きく崩れてしまった場所の崩れ始めの場所。こんなに巻き込まれでもしたら、ひとたまりもないな。
そして8合目。
最初にも書いたけど、冬道は全く不明瞭でそもそも断念ですが、夏道と裏登山道(聖宝寺道)との分岐もわかりにくかった。
上記の看板を正面にして、左に向かって行くと、
この看板に出会えます。コレを藤原山荘方面へ歩いていきます。
ところで、ここに来るちょっと前に時雨れたのか、みぞれが積もっていました。
そのためか、道もぬかるんでとっても滑りやすい(^_^;)
登山道は整備されているのですが、靴に泥がくっついてしまって足取りも重い。
そして9合目。
ここから石がゴロゴロしていたり、
さらに泥でグチョグチョ。歩きにくく滑りやすい。エライコッチャ(*_*;
お!
藤原山荘到着!
藤原岳山頂方面、お昼食べる前に行っとくか。
山頂には人影がいっぱいいるなぁ。
しかし、ここからの道もぬかるんでしまっており、本当に歩きづらい。
また気温も低く霜柱が残っていました。いくら暖冬とは言え、12月の山は舐めてはいけないんだと実感。
そして、ぬかるんで歩きづらい最後の登りを登って、藤原岳山頂!
三角点タッチ!
肝心の眺めは雲が出てきてしまいました...
鈴鹿市や四日市市方面は、
これは長良川河口堰?
セントレア方面だけど、空港島は確認できず。
一方こちらは、うっすらと名古屋駅。
稲沢の三菱エレベーターの塔。
何とか判別できる眺めはこれくらいでした。さぁ腹減ったし藤原山荘へ戻りましょう。
ということで戻ってきたこの藤原山荘、
1Fの中はこんな感じ。
テーブルも幾つか用意されていて、風を凌げるからとっても暖かい(^_^)
2Fは土足厳禁で寝室になっていました。こんな立派な避難小屋ならここでお泊りする人多いだろうなぁ。
で、何か藤原山荘を利用させてもらうのが悪い感じがして外で食事したのですが、寒かったので無理せず藤原山荘の中でご飯食べてもよかったかなと食べながら後悔したのでした(^_^;)
そして目新しいのがこのトイレ!
ホントに綺麗なこのトイレ、今年2015年に完成した新しいバイオトイレとのこと。こんな立派なトイレがあるなら、駐車場300円なんて安いもんです。
さぁ下山しましょう。
ぬかるんだ所は特に慎重に。
十手みたいな杉の木。登りでは気付かなかった。
8合目から下はとっても歩きやすいので、
一気に、あっという間に下りまくって、
神武神社に到着。下りはわずか1時間余りで下ることができました。
無事下山、神様ありがとうございました。
ということで、藤原岳登山口休憩所へ立ち寄ってみました。
とっても立派な藤原岳登山口休憩所は、靴洗い場で靴を洗えたり、
室内はこんなにも綺麗な休憩室があったり、
こんな綺麗な板間もあったり。
清潔なトイレまで!藤原岳恐るべし。
ということで、駐車場へ戻ってきました。
とても整備されていて安心して歩けた藤原岳。あいにくの天気でぬかるみもありましたが、麓から山頂まで整備が行き届いた登山道や施設、本当に素晴らしいものでした。
次は福寿草の春にチャレンジですね。
【関連リンク】藤原岳 いなべ市観光協会