2018年のお出かけ始めは、雪山の藤原岳!
藤原岳へは数回登りに来たことがあるのですが、今回のようなガッツリ雪山状態の藤原岳はお初なブログ主。去年の雪山で見た樹氷を今年も見たくて、今年も冬の雪山へお出かけしたなぁと思っているので、その足慣らし&おニューな道具慣らしで藤原岳へ登ってきました。
その様子をチラッとご紹介。
雪山の藤原岳の登山プラン
表登山道(大貝戸登山道)を単純往復
藤原岳の登山道としては、
- 表登山道(大貝戸)
- 裏登山道(聖宝寺)
がありますが、雪山ということで、どメジャーな表登山道(大貝戸登山口)を単純往復しました。
8合目から9合目は冬道
8合目から9合目は、夏道は北側の谷筋をつづら折りに登っていきますが、冬道は9合目方面の林の中を直登です。踏み跡が無いとズボズボに踏み抜いてしまって大変かもしれないので、カンジキがスノーシューがあると安心かもしれないです。
登りを2時間半、下りを1時間半で計画
ガッツリ雪山の藤原岳への登山は初めてのブログ主。
出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
藤原岳大貝戸登山口 | 藤原岳~大貝戸登山口 | 4時間 |
どんな感じなのかがいまいち掴めてないので、登りは2時間半、下りは1時間半ほどで計画しました。
藤原岳の駐車場はいつもの「藤原岳観光駐車場」とマップコード
ブログ主hがいつも利用している、藤原岳観光駐車場を今回も利用しました。大貝戸登山口からは少し離れてはいるけど、まぁ大した距離じゃないので。
- マップコード 290 312 457*45
雪山の藤原岳、12本爪アイゼンを利用
いつもは軽アイゼンで登っているブログ主ですが、今回は初めて12本爪アイゼンを初利用してみました。物はEX'PERT OF JAPAN(エキスパートオブジャパン)クロモリ12P卍set ST13。
今後このアイゼンをしばらく使ってみて、今まで利用させてもらったモンベルとかのアイゼンと比較してみようと考えてます。
ということで、大貝戸登山口へやってきました。正月飾りがばっちりな神社へご挨拶を済ませて、
本当に手入れの行き届いた登山道なので、さくさくと進みます。
3合目あたりを過ぎると、雪が出てきました。
そして4合目で皆さんアイゼンを装着。
ということでブログ主も12本爪アイゼンを装着!※紐が左右反対でした(^_^;)
4合目より上は、こんな感じで雪がだいぶん積もっていますが踏み固められているので踏み抜くことは無いです。
6合目を過ぎたあたりからは、雪もこんなに深くなってきます。
がけ崩れの谷筋にもたくさんの雪が。

夏はこんな感じのところです。
そんでもってサクッと8合目に到着。
ここから9合目まで冬道となり、尾根筋となる林の中を進んでいきます。
ここが冬道のなかで一番の急登な場所。ブログ主は体重軽い方なのであまり足は埋まりはしないのですが、体重の重い人や大荷物な人はワカンやスノーシューが無いと登るのすごく大変かも。
そんな急登の林を抜けて、
9合目まで登ってくると、木々が少なくなります。
眺めは良さそうだけど、この後のお楽しみ♪
この日は風も穏やかで、日が当たるとやや暑いくらい。
そして藤原山荘に到着。この時は山荘の中も外も人がいっぱいだったので、先に藤原岳の展望台の方へ向かいましょう。
積雪量としてはこのあたりが一番雪深いのかな?
でも雪は締まってるし、トレースもたくさんあるから歩きやすいです。
そして最後の登りを登りきると、
山頂に到着!
天気図にらめっこして来たので、想定通りの良好な眺めが!
こちらは白山。本当に真っ白な山。
右側は笠ヶ岳なのはわかるんのですが、左は黒部五郎岳か、もしかしたら立山三山あたりかも。
左端が先程の笠ヶ岳、右のは槍ヶ岳だから、その間は鷲羽岳から野口五郎岳あたりか?
これはわかりやすい、中央の一番高いのが奥穂高岳、その右側が前穂高岳。さらにその右側が霞沢岳かな?
これは乗鞍岳。
もっと近い御嶽山。
中央アルプス、左の一番高いのが木曽駒ヶ岳。右側のが空木岳と南駒ヶ岳。
左から仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳、中央に富士見台高原から恵那山、大川入山を挟んで、右側が赤石岳かな?
一方南側には、お隣の竜ヶ岳から釈迦ヶ岳、一番奥には御在所岳、一番右側は雨乞岳になるかな?
北側には、お隣の御池岳から一番奥には琵琶湖が。
今まで登った藤原岳で一番展望が良かった日かも。風も弱くてずっと眺めてても平気な気候でした。
まぁ腹減ったし藤原山荘も空いたかもということで、とりあえず戻りますか。
転んでも痛くないし膝に優しいので下りは速い。
狙い通り山荘の人が少なくなってたので、ここで昼飯。室内なのでかなり温かいし風もない。
ここで一晩明かす人も多いんですよね、わかります。
そう言えば、この山荘の前はどなた様が除雪してこうなっているだろうなぁ。
本当にありがたい。
9合目から下はお尻で滑り降りる人多数。
8合目から下も、アイゼンの刃が効くので下手したら夏よりもサクサク下れちゃいます。
そんな感じで1時間足らずで下ってきてしまいました。
そして休憩所でドロドロになった靴を洗わせ頂きました。藤原岳の良いところはこういったホスピタリティでしょうかね。駐車場代300円なんて安いもんです。
そして駐車場へ戻ってきました。冬の山は気温が低いので、気象条件が良ければスタミナが保つし空気も澄んでいるのでとても楽しいです。次来る時はやっぱり「福寿草」目当てかな。