今回登ってきたのは燕岳!日本200名山の1つで、大人気の表銀座縦走コースの始点でもあり、ここの合戦尾根は北アルプス3大急登のひとつとされています。その合戦尾根を登りきった場所には、大人気の山小屋「燕山荘」があります。
ブログ主的には、2年前の常念岳までの縦走した以来の燕岳。眺望の素晴らしさはわかっていたので、日帰り登山もできるけれど、あえて燕山荘で1泊してのんびりしよう!ということで登ってきました。
合戦小屋、9月から建て替えるのか。 pic.twitter.com/h5YQul4s5w
— たけめ まえかわ@波よ来い 6発程来い (@maekawamaekawa) April 2, 2019
今回は、そんなのんびり登山&贅沢な登山の様子をご紹介。
燕岳の登山プラン
今回は、合戦尾根ルートの単純往復
燕岳への登山ルートには、
- 合戦尾根ルート
- 中房川・東沢乗越ルート
があります。今回も中房温泉から合戦尾根コースでのピストンで計画しました。
燕岳登山のコースタイム
今回の中房温泉からの合戦尾根ルートの登り標準コースタイムは4時間半ほど、下山の標準コースタイムは3時間半ほどですが、
寒い季節でペースも上げられて荷物も軽いので、3時間半ほど。下山も2時間半ほどで計画しました。
出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
中房温泉 | 合戦尾根の単純往復 | 6時間 |
中房温泉の駐車場とマップコードとプラスコード
中房温泉の最寄りの駐車場は3箇所あります。上記のGoogle Mapの真ん中のが第1駐車場、上のが第2駐車場、下のが第3駐車場となっています。
- 第1駐車場
マップコード 158 480 333*81
プラスコード 9PQX+P3 安曇野市、長野県 - 第2駐車場
マップコード 158 480 423*40
プラスコード 9PRX+6G 安曇野市、長野県 - 第3駐車場
マップコード 158 480 130*25
プラスコード 9QQ2+54 安曇野市、長野県
中房温泉の駐車場は競争倍率高め
人気の山でもある燕岳への最寄りの駐車場でもある中房温泉の第1〜第3の駐車場。合計で120台近く駐められるとはいえ、これだけ人気のある山なのですぐに満車(とくにお盆、シルバーウィークなどの繁忙期)になってしまいます。
朝早く来れなかったりで駐車場の空き具合に懸念がある場合は、例えば穂高駅の無料駐車場から中房温泉の登山口までバスで行くのも検討した方が良いでしょう。
- 穂高駅の無料駐車場
マップコード 158 316 071*75
プラスコード 8VPM+MG 安曇野市、長野県
おはようございます。朝6時半過ぎ、中房温泉の登山口近くの第3駐車場へやってきました。こんな時間でも第1と第2駐車場は満車。時期外れであっても、やっぱり燕岳は人気あるんですね。
気温はマイナス3度、落ち葉には霜が降りていました。ヒンヤリしてて、でも風はない。こういう時に霜って降りるんですよね。
第3駐車場から10分ほどで中房温泉の登山口へやってきました。とっても久しぶりな中房温泉の登山口、さすがに人もいっぱいで人気なのがわかります。
燕山荘は、すでに水のポンプアップも終了したとのこと。節水に協力するため、登山口で2日分のお水を補給して、いざ燕岳へ!
登山口の紅葉のピークはすでに過ぎて、黄金色のカラ松も落葉。紅葉のピークで燕山荘なんて泊まったらどえらいことになっちゃう、たぶん。
登山口から程なく第一ベンチに到着。ここで上着を脱いで体温調整。合戦尾根はこんな感じのタイミングで休憩場所配備済のできるやつです。
そんな合戦尾根の登山道は、北アルプス3大急登のひとつ。確かに急登なのですが、とても整備の行き届いた登山道のため、歩きやすいです。
で、合戦小屋までの索道にタイミング良くゴンドラが通過。せっかくだから乗せてってよ。
ところどころに残る秋の名残を愛でつつ、
段差が大きくて大変な所もあったりするけれど、これだけ整備するのも大変。ありがたく使わせてもらいます。
何だかんだで第三ベンチに到着。
ここまで来ると、大天井岳方面の眺めが見えてくる、久しぶりだ。
登山道にはつららや、
大きな霜柱も現れ始めた頃、
富士見ベンチに到着。モヤっていて富士山は見られませんでした。
あ、横通岳だ。また表銀座を歩きたいなぁ。
そして根雪になりそうな雪がこの辺りから所々に現れ始めます。凍結した岩場は少し注意が必要です。
そして大天井岳と大天荘が見えてきた頃、
合戦小屋に到着。今年の営業を終えたのか、小屋閉めの作業中でした。先程の索道のゴンドラもここの荷物を運んでいたはず。
さぁここまで来たら、燕山荘はあと1時間ほど。
たしかこの辺りから、槍ヶ岳の鋒が見えるはずなんだけれど…
おぉ!ガスってるけど、これはこれで雰囲気あってかっこいい。
東側には安曇野方面。ちょっとモヤってるけど、景色も良さそうだ(^^)
そして今日のお宿の燕山荘!
そして燕岳。やっぱり山肌が白いのが燕岳よね。
やや溶け出した雪がとても滑りやすい、燕山荘までの最後の上り坂。この坂をクリアすると…
やっぱこの景色でしょ。 pic.twitter.com/PkLy69cflt
— たけめ まえかわ@波よ来い 6発程来い (@maekawamaekawa) 2018年11月3日
燕岳って、やっぱりこれだよね♪
ということで燕山荘に到着!気温も低いし荷物も軽いので3時間ちょい、とっても楽しい合戦尾根でした。
時間はまだ午前10時、かなり早いけれど燕岳へ行く前にチェックインさせてもらうことに。WEB予約していたので、サインとお支払いだけの簡単手続き。寝床までスタッフに連れて行ってもらえます。
新館への階段は、発泡ウレタンむき出し。まぁ鉄骨には発泡ウレタンが良いっていうよね、ホントかどうか知らんけど。
で、今日の寝床の新館の大部屋。まだ他には誰もいない。
ウェアの汗濡れは、油断してると速攻で風邪を引いてしまうのが山の上。だから人がいない今のうちにしっかり着替えておきます。
さぁ今日の目的地、燕岳へ!
大天荘へ向かった常念岳への縦走時、
時間が無くて、このイルカさんにも会えずでした。ちなみに、見えてたら槍ヶ岳と一緒に撮るのがベストらしいですね、このイルカさん。
燕岳への登山の記事を読んでいて出てくるのが「異世界感」というワード。
甲斐駒ヶ岳の山頂あたりとも似てるといえば似てるけれど、でもこの独特な荒涼感は燕岳ならではと思う。
ということで、2年越しの燕岳山頂!さぁパノラマを楽しみましょう♪
常念岳から横通岳。常念山脈、また縦走したいな。
横通岳から大天井岳。大天荘も清潔な山小屋でした。
東鎌尾根、そして槍ヶ岳!東鎌尾根の後ろには穂高連峰があるはず。
槍ヶ岳から笠ヶ岳方面。
笠ヶ岳から双六岳、
三俣蓮華岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳。
水晶岳から薬師岳。
水晶岳から野口五郎岳、ちょっと離れて三ッ岳。
烏帽子岳から、奥側に鷲岳から雲ノ平。
烏帽子岳から南沢岳、立山三山。
立山三山から針ノ木岳
針ノ木岳から蓮華岳。燕岳からは裏銀座も一望できるんですよね。
お腹空いたー!眼鏡岩見て燕山荘へ戻りましょう。
ということで、このビーフカレーも2年ぶり。
お腹いっぱいになって、自炊室でコーヒーブレイク。
水も止まって、誰もいなくてすごく静かな自炊室でマッタリしたり。
談話室で本を読んだりしていたけれど、
やること無いので夕飯までお昼寝。なんという贅沢(^^)
で、寝坊して日没逃しました\(^o^)/
うん、かっこいい槍ヶ岳。
白馬岳、朝日岳。後立山連峰が茜色に。
夕陽も見た、飯も食った。朝までやる事ない。 pic.twitter.com/w7olfhW9dB
— たけめ まえかわ@波よ来い 6発程来い (@maekawamaekawa) 2018年11月3日
夕飯食べて歯磨きして、速攻で眠ってしまったブログ主でした。
そして夜明け前の燕山荘前。
この朝の気温はマイナス4度。昨日、麓の中房温泉がマイナス3度だったから、比較的温かい朝と言えるかな。
そして…
おはようございます。
燕岳にもキレイな朝焼けがやってきました。
朝ごはんは無しでお泊りしたブログ主は、このまま下山します。
なーんにもしない燕岳・燕山荘での登山、すごい楽しかったなぁ。
日が照りだすと暖かさが段違い。やっぱり太陽は偉大ですね。
まだ誰もいない合戦小屋を通過して、
凍った雪に注意しながら、
2時間ほどで下山することができました。とっても歩きやすい合戦尾根ルートでした(^^)
登山道の状態も良くて天候にも恵まれたこの日、多少は登山に慣れた人なら日帰りも十分対応できる燕岳への登山ですが、ここをあえて燕山荘で1泊してのんびり。2018年の北アルプスの締め(?)として楽しんできました。
家族連れや高齢のご夫婦での登山などの幅広い年齢層の人をお見かけして、やっぱり燕岳はアルプス初心者にも選ばれる楽しい山。北アルプスデビューに燕岳は、とっても良い選択だと思います。
次回来るなら冬の燕岳かな?