今回登ってきたのは鎌ヶ岳!
御在所岳のすぐ南にそびえる鎌ヶ岳は、特に武平峠ルートというのが気軽で面白いというのを検索。御在所岳の中道も面白いし、もしかしたらこの辺りの登山ルートは面白いところがいっぱいあるのかな? そしていよいよ秋の行楽シーズンを前に、大してというより全く運動していないブログ主の運動不足解消・行楽シーズンの体力作りのために鎌ヶ岳へ登ってきました。
その様子をチラッとご紹介でございます。
鎌ヶ岳の登山プラン
今回の鎌ヶ岳の登山コース
鎌ヶ岳の登山コースですが、
- 武平峠ルート
- 三ツ口谷ルート
- 長石尾根ルート
- 長石谷ルート
- 雲母峰〜鎌ヶ岳縦走路ルート
などなど、上記以外にも様々なルートがあります。その中で今回は、
武平峠 → 鎌ヶ岳 → 長谷尾根ルート → 武平峠
で周回コースで歩いてきました。武平峠ルートは楽しいと評判なので楽しみです!
長石尾根ルートの登山道は少しわかりにくかった
今回下山で利用した長石尾根ルートは、踏み跡は残っており注意して赤いテープを辿れば踏破できますが、所々で道がわかりにくくなっています。
ポイント
慣れていない人は武平峠ルートの単純往復が安心だと思います。
鎌ヶ岳登山のコースタイム
今回の武平峠ルートの登りを1時間半、下りの長石尾根ルートも1時間半を予定しました。
出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
武平峠駐車場(三重県側) | 鎌ヶ岳~(長谷尾根ルート)~弥一ヶ岳~(鈴鹿スカイライン)~武平峠駐車場(三重県側) | 3時間 |
鎌ヶ岳登山、武平峠ルートの一番近い駐車場とマップコード
鎌ヶ岳の登山、武平峠ルートでの駐車場といえばここ。トイレ(?)もあり、武平峠コースへはここがベストじゃないでしょうか。
いつものマップコードも貼っておきますね。
- マップコード 566 320 898
鎌ヶ岳、武平峠ルート入口のGoogleストリートビュー
駐車場から鈴鹿スカイラインを少し登った所に、鎌ヶ岳への登山口があります。ストリートビューにも入口がバッチリ写っていました。参考にして下さいな。
鎌ヶ岳とヒル
鈴鹿山系の山を調べると出てくるのが、ヒル(ヤマビル)の事。あんな気持ち悪い連中に血を吸われるだなんておぞましい経験は勘弁願いたいわけです。
今回の登山ルートでの長石尾根ルートを下る時、多少なりともヒルの被害を覚悟はしていたのですが、幸い何事も無く登山を終える事が出来ました。
おはようございます。鎌ヶ岳への登山で一番メジャーなコースである、武平峠の駐車場にやってきました。御在所岳への登山でよく使う駐車場はすでに満車状態で路上駐車も多くありましたが、ここ鎌ヶ岳の武平峠駐車場は比較的空いていました。
御在所岳の中登山道入口から比べても、ずいぶん標高が高いこの駐車場。うっすら伊勢湾が見えてるのかな?
トンネル脇にある鎌ヶ岳登山口、ここから登っていきます。
この季節、お花は諦めてたけどこの子は沢山咲いていました。でもあなたのお名前がわかりません(*_*;
ほどなく武平トンネルの真上、鎌ヶ岳の武平峠ルートと御在所岳の峠ルートとの境目に到着。
ということで、鎌ヶ岳へ向かいます。
ショウジョウバカマかと思ったけど、何だか違う。あなたのお名前もわかりません(T_T)
こういう砂になった道はさすが鎌ヶ岳といか御在所岳というか、さすが鈴鹿山系。
木々の間からは、鎌ヶ岳の山頂がヒョッコリ。遠くに見えるのですが、案外と時間はかかりません。
あら、杉の木が倒れてる...
枯れてるんだろうなぁと思ったら、葉っぱは青い。
根本を見ると、残った根っこだけで生きながらえてました、自然はすごいな。
このブナの木は根っこが剥がれてる。
鎌ヶ岳の基は花崗岩、だから深く根を下ろすことができないのね。そりゃ厳しいよね...
木々も倒れるように、鎌ヶ岳はガッツリ花崗岩の山。登山道はザレザレという事だったけど、実際は案外歩きやすかったです。
もちろん滑りやすい部分もあるけれど、この程度なら軽登山靴で十分だったかも。スニーカーでは滑っちゃうかな。
お、開けてるぞ。
おぉ、鎌ヶ岳の山頂も近くなった(^_^) 崩れまくっている”赤ザレ”の部分も見えてきた。
そしてすぐ北隣の御在所岳!
御在所ロープウェイの山頂駅、レーダードーム、左側にはレストラン”アゼリア”もハッキリと見えますね。
この写真は2014年のワールドカップのコートジボワール戦の日に御在所岳へ登った時、レストランアゼリアの脇から見た鎌ヶ岳。この時はまさか鎌ヶ岳へ登る日が来るとは思いもよらず。
東側には、四日市市から多度山方面の眺めが。モヤちゃって伊勢湾はちょっと見え辛い。
そして今回の駐車場。来た時よりは増えてるけど、まだ駐められそう。
そして御在所ロープウェイの麓の駅と白い鉄塔。よくもまぁあんな所にすごい鉄塔建てたもんだ。
さぁ、鎌ヶ岳の山頂へ向かいましょう。
この崩れている部分が通称”赤ザレ”の部分。それにしてもずいぶんと崩れてるなぁ(^_^;)
この”赤ザレ”でも登れるみたいですが、ブログ主は当然右側の迂回路へ進みます。おそらくここを左に行くと、
この写真も御在所岳のレストランアゼリアの脇から見た鎌ヶ岳の三ツ口谷ルート。おそらくここ”赤ザレ”を登っている人だと思います(*_*;
その三ツ口谷へ抜けるショートカットルートがここに(^_^;) さすが上級コース...よう行かんわ。
そして最後の岩場と、その迂回路との分岐に到着。
左に行けば、最後の岩場をへばりつきながら登らなければなりません。
右に行けば、最後の岩場を回避できます。
ということで、今回は危険な岩場を登ります!距離にして30mほどでしょうか?
途中のこの部分はすごい滑るし、左側のロープも頼りない(*_*; いつ落ちてくるかもしれなこのデカイ岩が怖いよ(T_T)
怖いよーなんて思っている横を、「お先でーす」的な感じでドンドン抜かされていきます。こんなビビってるのブログ主だけみたいです(^_^;)
お、なだらかなったぞ。
ん?
あら?
鎌ヶ岳の山頂でした(^_^;) トンネル手前の登山口から1時間ほどで着いちゃいました。
やっぱり山頂からの眺めはいいですね~
鎌ヶ岳山頂からの眺めはとって良い眺め!
御在所岳の一等三角点方面。右側の芝生はスキー場なんか?あんな所あったっけ?
おぉ、あれは地蔵岩!
そしてこの崖は中道のキレット。初めての時のキレットは怖かったけど、もう慣れちゃった。
これは富士見岩展望台。そちらからの眺めもいいですよねぇ。
四日市方面、相変わらず伊勢湾までは見えず。左奥にかろうじて多度山からの養老山地がうっすら見えます。
鎌ヶ岳の山頂の南側には、こんな可愛らしい祠があります。
ここは天照皇大神宮社という神社なのだそうです。
あれ?納古山にいらっしゃいませんでしたか?眉毛がつながっ(以後自粛)
頂上で30分ほど景色を眺めてたけど、それでも時間は10時半。お昼にするにはまだ早い。
ということで、下りは長石尾根ルートで下山です。
頂上直下は急な下り坂です。
長石尾根ルートからみる鎌ヶ岳の山頂は林の中。花崗岩っていうのは崩れ出すと一気に崩れるんでしょうか...
四日市方面と、左側には雲母峰。これ”キララミネ”って読むんですね、知りませんでした。
この長石尾根ルートは、たまに開けた所に出ますが、
基本的に林の中の尾根道をズンズンと下っていきます。
そして長石尾根ルートと三ツ口谷ルートの分岐が出てきますが、
今回は長石尾根ルートをそのまま進み、
2つめの三ツ口谷ルートとの分岐も、そのまま長石尾根ルートへ進みます。
また、この長石尾根ルート、登山道が非常にわかりにくい場所があります。赤いテープや印を見失わないように気をつけて下さい。
無事に長石尾根ルートの3分の1ほどでしょうか、弥一ヶ岳に到着。この後はほとんど林の中。
ひたすら森の中を下り続け、電柱&支えのワイヤーが見えてきたら長石谷ルートとの合流点までもう少し。
こうして無事に長石尾根ルートと長石谷ルートとの分岐点に到着しました。長い下りで明日は筋肉痛が決定だわ...
ここで鎌ヶ岳の山頂から1時間半、ここでちょうどお昼。
ということで、ここでお湯を沸かしてカップラーメンを頂きました。インスタントであってもお外で食べる食事は美味しゅうございます(^_^)
それにしてもいい天気になってよかった。
さぁ駐車場に戻りましょう。
鈴鹿スカイラインを歩いて駐車所に戻っても良いのですが、沢沿いに登山道というか山道が整備されていて、鈴鹿スカイラインをそのまま歩くよりもショートカットできます。
まぁそれほど整備されているというわけでは無さそうですが(^_^;)
沢の水はとっても綺麗!阿寺渓谷みたいに夏は水遊びできるのかな? 砂防ダムがあるから川遊びは無理かな?
ススキが秋の訪れを感じますね。
そして、御在所岳への登山道のひとつ、表道の昔の登山口にある御岳神社に到着。
「右 大正11年11月建 御在所嶽御嶽神社登山道」って書いてあります。つまり御在所岳の御嶽大権現への表参道が、今の表道登山道となったのでしょう、たぶんね。
ということで駐車場へ戻ってきました。
この鎌ヶ岳の武平峠コースは、コースタイムは1時間あまりで頂上まで登ることができ、こんな短くてもザレ場や岩場、クサリ場もあり、さらに眺めも良いという、登山の楽しさが凝縮された素晴らしい登山コースでした。
今回登った最後の岩場も迂回路があるので、下りは迂回路を使えば十分安全を確保出来ると思います。
一方で、下山で利用した長石尾根ルートはちょっとわかりにくい部分もあり、不慣れであったり地図が読めない人は使わないほうが安全かとも思いました。
それにしてもこの鎌ヶ岳の武平峠コース、登山を始めたい人、始めたばかりに人にもオススメな登山だと思います!