7月の中旬までに梅雨が明けてしまった東海地方。それ以降は雨も降らず、気温が35度を超える酷暑日が続いています。こんなクソ暑い所にはとても居られないブログ主は、どこか涼しい所へ行きたいなぁと思っていた時に「テント泊連れてって!」とリクエスト。標高高くて過ごしやすい所&テント泊装備を置いて登山できる所で検討したのがここ雷鳥沢キャンプ場でした。
ブログ主的には5年ぶりの雷鳥沢キャンプ場&立山三山の縦走、1日目は雷鳥沢キャンプ場でのんびり涼みに1泊です。
ということで今回は、雷鳥沢キャンプ場でのマッタリキャンプまでの様子をご紹介。
雷鳥沢キャンプ場について
立山の室堂ターミナルから1時間ほどの場所にあります。
【住所】〒930-1403 富山県中新川郡立山町芦峅寺雷鳥平
標高も高く涼しい雷鳥沢キャンプ場では、翌朝までとてもゆったりマッタリすることができました(^^)
室堂ターミナルからの移動時間
室堂ターミナルから雷鳥沢キャンプ場へは、石畳の遊歩道を歩いていきます。行きは下り坂が中心で1時間ほどで辿り着けるのですが、帰りは登り中心になるので、プラス15分を想定。
出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
室堂ターミナル | 室堂ターミナル〜みくりが池温泉〜雷鳥沢キャンプ場 | 行き:1時間 帰り:1時間15分 |
石畳の階段がキツイ!
室堂ターミナル周辺の道はすべて石畳になっていて、雷鳥沢キャンプ場までも石畳になっています。おかげでスニーカーでも歩けます。ただ階段がかなりキツく、特に雷鳥沢キャンプ場から室堂ターミナルへの帰り道は特にキツイです。標高も高くて簡単に息が上がりますので、多少なりとも運動して鍛えておくのがおすすめです。
夜明け前の東海北陸自動車道を北上
おはようございます。夜明け前の東海北陸自動車道、ひるがのサービスエリアです。今回は5年ぶりの立山縦走で、立山駅までの移動途中で休憩。今回はお連れの人と2時半に小牧ICを出発、夜明け直前といった感じのひるがのですが、既にに気温は22度。まだ7月だというのにこの高温、どうなっちゃったんだ日本列島。
そして朝の6時の立山駅です。連休中真っ只中で大混雑するのはわかっていたのですが、なんだかんだで結局2時間待ち。
以前より立山駅のケーブルカーの混雑は問題になっているのですが、混雑が容易に想像できる連休であっても始発は通常通り7時のまま。もうケーブルカー廃止してバスで室堂まで一気通貫でいいんじゃないでしょうかね、立山黒部貫光!(激怒
【関連リンク】アルペンルート、混雑緩和へ臨時バス増便 ケーブルカーの立山-美女平
そんな2時間待ちの間に鉄分補給。立山駅のすぐとなりに立山カルデラ砂防博物館があります。朝7時では開館していないのですが、
立山カルデラ砂防博物館の裏手にあるのが立山砂防工事専用軌道。国土交通省立山砂防事務所が管轄しており、常願寺川流域の砂防施設建設に伴う資材や人の輸送を行っています。
北ノ俣岳に源を発し、標高2,400m付近から海まで約56kmで流れる常願寺川。これほどの急流は世界的にも少ないらしく、まさに「暴れ川」なんだとか。
そんな急流で且つ脆弱な地質である立山カルデラの崩落・土石流や洪水から富山市民を守っているこれらの砂防工事。「常願寺川砂防施設」として重要文化財に指定されたそうです。
このトロッコは、軌間が610mmという狭軌。四日市あすなろう鉄道や三岐鉄道北勢線でも軌間762mm、急峻な地形で軌間を取ることができなかったんでしょうね。
ここには昭和38年から昭和55年まで運用されていたディーゼル機関車が1台だけ展示されています。小さくて可愛らしい機関車ですが、年齢的には大先輩。お疲れ様でした。
立山カルデラ砂防体験学習会というのでこのトロッコに乗って砂防ダムとかへ見学に行けるのですが、平日だけだし競争倍率も高くてブログ主の参加はよほど無理っぽい。いつか樺平の連続18段のスイッチバックとか白岩堰堤(重要文化財)を生で見てみたいなぁ。
ということで2時間時間を潰してようやくケーブルカーに。
相変わらずのすごい人&もう何度かご紹介しているので、室堂ターミナルまでは割愛。
ということで室堂まで上がってきましたが、やはりものすごい人!梅雨も明けて下界は35度を超える猛暑ですが、ここ室堂ターミナルはおよそ20度でとてもすごしやすい(^^)
室堂ターミナルの前には、立山玉殿の湧水があります。雷鳥沢キャンプ場にも水は豊富にありますが、このまろやかで美味しい湧き水を汲んでいくのも良いかもです。
7月の立山は初めてのブログ主、残雪の残るみくりが池がとってもキレイ!立山三山の稜線もはっきりと見えます。
一ノ越山荘、明日はあそこにいるはず。楽しみだなぁ。
コバイケイソウ、立山のコバイケイソウはこの年は当たり年だそうです。
チングルマ
ハクサンイチゲ
チングルマとイワカガミのお花畑!
そして雷鳥の母さん!
傍らには雛も。かわいいなぁ。
そして地獄谷と大日ヶ岳と奥大日岳。奥大日岳へは時間があれば行きたかったけど、ケーブルカー2時間待ちのため時間切れ断念。天気が良かっただけに、ケーブルカーの運行会社に怒り心頭!
雷鳥沢キャンプ場までの石畳の道へも地獄谷からの硫黄の匂いがツンと来る時があるので、やっぱり地獄谷へ行くのは火山ガス的に無理なんでしょうね。
そして雷鳥荘前あたりから雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。
やっぱり連休の雷鳥沢キャンプ場、すでにテントがいっぱい!
さっそく管理事務所で受付。1泊500円なりぃ!
ここをキャンプ地とする! pic.twitter.com/0rf6kf50VA
— たけめ まえかわ (@maekawamaekawa) July 15, 2018
晴天の雷鳥沢キャンプ場
奥大日岳への登山を断念したので、時間も持て余し気味。ということで雷鳥沢キャンプ場の周辺を散策することにしました。
たまたまこのタイミングで大日ヶ岳方面がガスの中に。実は無理して行くことも考えたのですが、結果的には断念して正解でした。
雷鳥沢の7月は、雪渓がこれだけ残っているんですね。はじめての7月の立山はすごい新鮮。
その立山の雪解け水が源流である称名川。この水が下ノ廊下、そして称名滝へと下ります。
キンキンに冷たい称名川!顔を洗うと超気持ちイイ!
ほどなく雷鳥沢キャンプ場に戻ってひと眠り。そよ風も吹き抜けて気温も20度足らずでとっても快適、幸せ(^^)
それでは雷鳥沢ヒュッテでお風呂をお借りに行きましょう。ヒュッテまでの途中の流れで持ってきた食料&ビールを冷やさせてもらいます。盗まれませんように…
で、雷鳥沢キャンプ場のすぐお隣にある雷鳥沢ヒュッテに到着。
初めての雷鳥沢ヒュッテのお風呂でしたが、まさか石鹸などを使わせてもらえるお風呂だとは思っておらず、超絶さっぱり!
いやぁ、いい風呂でした(^^)
となったら、当然買いますよね。
ということで、雷鳥沢キャンプ場へ戻って夕飯の支度をしましょう。
夕飯は早ゆでのフジッリにボロネーゼ。ちょっと少ないかなぁと思ったけれど、結果オーライ。美味しゅうございました。
そして雷鳥沢キャンプ場に夕暮れがやってきて、
夜には雲ひとつない満点の星空を眺めることができました。
次回、立山縦走登山!夏の高山植物咲く緑まぶしい立山三山を、のんびり&ゆっくり楽しむ山旅。へ続きます。