2015年4月1日、四日市に新しい鉄道会社が誕生しました。それが「四日市あすなろう鉄道株式会社」。新会社といっても近鉄の支線の1つであった内部・八王子線が、近鉄から経営分離されて生まれた小さな鉄道会社です。線路幅が762mm、ナローゲージと言われる幅の狭い線路の鉄道で、現在では三岐鉄道、黒部峡谷鉄道、そしてこの四日市あすなろう鉄道の3路線のみとなってしまっています。
わざわざ行くタイミングを見つけることができなかったブログ主ですが、新会社に変わったこのタイミングで行ってみることにしました。その様子を簡単にご紹介。
ということで近鉄名古屋駅にやって来ました。四日市あすなろう鉄道の最寄り駅である近鉄四日市駅へ向かいます。近鉄は久々に乗るなぁ。
ホームにいた急行に乗って出発です。お隣の関西本線はトラスを補修中。
名古屋駅から30分ほどで近鉄四日市駅に到着。ここで四日市あすなろう鉄道へ乗り換えです。
ところで四日市あすなろう鉄道にはどう行けばいいんだ?外にでるのか?
あったあっちだ。近鉄時代でもこんなにも乗り換え不便だったのか...
パンタグラフが大きい。車体が小さいから相対的に大きく見えるのかな?
車体が小さいから、当然車内もとても狭い。市バスと変わらないくらいの幅かも。
ということで、すぐに日永駅に戻ってきちゃいました。日永駅の構内でも見回りますか。
西日野駅へ向かう電車も来た。構内踏切が上がったら向こう側のホームに行ってみましょう。
このホームの南側には桜の大木が。桜はもうほとんど終わっていましたが、満開の時はそれはそれは見事なことでしょう。
構内をブラブラしていたら、四日市駅から電車が戻って来ました。
そして先ほど西日野駅へ向かった電車も日永駅まで戻ってきました。これに乗って四日市まで帰ります。
改札を出ると、行きには気づかなかったですが、四日市あすなろう鉄道の古い時代の写真が。
お、コレ行ってきた日永駅だ。3番線の正面にもう1面ホームがあったのね。
同じ四日市の主要駅同士なのに駅舎が見えないほど遠い。なんという接続の悪さ(^_^;)
1kmほど歩いたでしょうか、JR四日市駅に到着。こちらはずいぶん寂しいのね...
カッティングシートみたいなので、余ったカッティングシートで職員さんが自作したのかな(^^;)
快速みえに乗って名古屋駅まで戻ります。電車は静かで快適なのですが、単線なので通過待ち停車が多すぎ。時間的には停車駅が多い近鉄の方が速いですね。
今や普通に乗れるナローゲージの鉄道は、冒頭にも書いた通り四日市あすなろう鉄道を含めて3社のみ、遊園地にあるような小さな電車が町をゆっくり走っています。四日市駅の元気の良い駅員さんの挨拶には、新会社での熱意を感じずにはいられませんでした。
お近くにお寄りの際は、四日市あすなろう鉄道に乗ってみてはいかがでしょうか?
【参考リンク】
四日市あすなろう鉄道