
今回登ってきたのは焼岳。長野県と岐阜県の県境に位置し、北アルプスの中で最も火山活動が活発な活火山であり百名山のひとつでもあります。この焼岳があったために今の上高地の風景が生まれたと行っても過言ではないくらい大きな影響を与え続け今日に至ります。
ブログ主としては、上高地方面へはほぼ毎年行ってるくらいなのに焼岳は未だ未登頂でした。そこで今回は、お連れと一緒に紅葉真っ盛りの上高地観光も兼ねて焼岳へ登ってきました。
前週に唐松岳から五竜岳への縦走から戻ってきての2週連続北アルプス、今回も素晴らしい景色に出会えて楽しめました!ということでそんな様子を短めにご紹介。
焼岳の登山プラン
新中の湯登山口から山頂、焼岳小屋、そして上高地へ下る”プチ縦走”コース

焼岳の登山ルートは、
- 新中ノ湯ルート
- 上高地ルート
- 中尾温泉ルート
- 新穂高ロープウェイルート
などがあります。
今回は、釜トンネルの手前のバス停「中の湯」から登り始め、新中の湯ルートから焼岳北峰へ。上高地ルートで焼岳小屋を経て上高地バスターミナルまで戻ってくる、焼岳を縦断するプチ縦走コースを選択しました。
焼岳のコースタイムは休憩含めて8時間を計画
| 出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
| 中の湯バス停 | 焼岳~焼岳小屋~焼岳登山口~上高地バスターミナル | 8時間 |
釜トンネルのバス停「中の湯」から焼岳山頂まで4時間、焼岳山頂から上高地へ下山に3時間半、休憩を含めて8時間のやや長丁場のコースタイムを予定しました。
あかんだな駐車場から登山口へ
今回、平湯温泉の近くにある大きな駐車場「あかんだな駐車場」で駐車し、ここからバスで「中の湯」バス停へ移動しました。あかんだな駐車場で検索できると思いますが、念のためいつものマップコードも貼っておきます。
- マップコード 620 682 843*82
ちなみに、あかんだな駐車場から中の湯バス停までのバス代は560円でした。
焼岳は噴火の可能性もある活火山。情報収集は欠かさずに!
焼岳は北アルプスの中でも活発な活動を続ける活火山です。
- 事前の情報収集は必ず行うこと。
- ヘルメット持参など安全対策を行うこと。
- 山頂付近の火山ガスの噴出等への注意意識。
はとても重要だと実感することができました。平成29年10月21日現在は噴火警戒レベル1ですが、同じ警戒レベルで御嶽山の噴火は起きてしまいました。特に焼岳は、自己責任において登山するようにと思います。

おはようございます。お日様が射すちょっと前のあかんだな駐車場にやってきました。実はブログ主はこの駐車場を利用するのは初めてかも。

この大きな駐車場から上高地バスターミナルまで、シャトルバスが運行されています。

今回は中の湯バス停までなので、料金は560円。上高地まで行くと倍のお値段なのね…

安房峠トンネルを抜けるとすぐに「中の湯」バス停、この時は我々のみが下車でした。

バス停から登山口のある中の湯温泉までは、しばらく舗装路を歩いていきます。

ほどなく安房峠トンネル方面との分岐、中の湯温泉旅館(旧158号線)方面への入口があります。ここを右へ。

ところでこの旧158号線、意外なほど交通量が多かったです。安房トンネル代ケチってるのか?

ブログ主は安房トンネル開通前、絶対にこの旧158号線を通ってるハズだけれど全然記憶がない。こんな狭くて険しいだったんだなと改めてトンネルの有り難みを思う。

そんな余計なこと考えなら50分、中の湯温泉旅館に到着。それにしても舗装路の長歩きはちと大変ですね^^;

この中の湯温泉旅館の向かって右側の裏手に登山口があります。ここからだと少しだけショートカットできます。

「登山口ってどこですか?」って聞いてくる人多かったです、たしかにわかりづらいですねぇ、ここ。

中の湯温泉旅館から登り始め、旧158号線を横断すると本格的な焼岳の登山が始まります。

ここからほんの少し標高が上がるだけで、木々の色づきに変化が現れます。

有名な廃車を通過して、

振り返ると更に木々の色づきが違ってきます、こういう変化があると楽しい(^o^)

所々に泥炭がぬかって、足元が悪いところもあったりしますが、

それは豊かな土である証拠。でも夏は虫が多いかも…

いつしか樹林帯を抜けて、

何やら人が集まってるところへ行くと…

おぉ!

熊笹の緑、タケカンバの黄色、そしてナナカマドの赤色。前週の唐松岳〜五竜岳の縦走のときの紅葉も見事だけど、こっちも素晴らしい!

草紅葉な焼岳のガレ場を登っていく人の姿も。

北東側には明神岳から前穂高岳、吊尾根から奥穂高岳まで。

いやぁいい景色だけれど、みるみるうちにガスが出てきた。早く登らねば!

いつの間にか森林限界を超えてたところで、

何か指してる人。何かあるのですか?

雷鳥パイセン!2週連続でお会いできて光栄です。

今年は夏以降、天気にはイマイチ恵まれなかったけど、ライチョウに2度も会えるとは♪

そして北峰と南峰の分岐に到着。それにしてもモックモクだ。

南峰側には火口湖である正賀池。大昔はあそこが火口だったんだよなぁ。

焼岳の最高峰は南峰ですが立入禁止なので、モックモクな北峰の山頂方面へ向かいます。

このタイミングで噴火したら((((;゚Д゚))))

登山道のすぐ脇には硫黄の色に変色した噴気孔も。すごいなぁ、やっぱり活火山に来ちゃったんだな。

焼岳小屋方面との分岐にザックをデポさせてもらって、

少しだけ険しい最後の登りへ。そして、

焼岳北峰、2,444m!

まだ本格的な登山を始める前、上高地へ紅葉を見に来た5年前の10月に梓川から見た焼岳(北峰)の山頂。ようやく登ることができました(^ ^)

山頂から南峰方面。正賀池と立入禁止の南峰。あんなガレガレな岩だらけでは危ないですよね。

北側は、本来は西穂高岳から奥穂高岳、吊尾根を経て前穂高岳や明神岳までみえるのですが…

なんとか麓の大正池が見えるくらいでした。

まぁ天候ばかりは仕方ないので、焼岳小屋へ向かいましょう。

下っている途中、梓川から岳沢までがチラ見。これはガスというよりか雲が広がっちゃったのかな(T_T)

麓には、展望台から焼岳小屋。そして上高地へ下るつづら折りの登山道や、

上高地の河童橋やバスターミナルまで見えました。逆にあちらからもこっちが見えるんですよね。

と、景色も見てたいけど、足場はザレていてとても滑りやすくて落石しやすい。要注意です。

振り返ると結構険しい上高地ルート。まぁ登りで使うのならまぁ大丈夫でしょう。

中尾峠を通過して、

展望台に到着。いやぁ随分なところを下ってきたもんだ。

展望台にも噴気孔というか蒸気が上がる穴があちらこちらに。活火山恐るべし。

そんなこんなで焼岳小屋まで下ってきました。

一角をお借りしてかんたんな食事と買ってきたコーヒーなど。オプティマスのウインドシールド、ホントお湯がすぐ沸くので大活躍中です(^^)

お連れの人が持ってきてくれたパンを頂き20分ほど休憩させてもらいました。焼岳小屋さん、ありがとうございました。

焼岳小屋からの下山は、しばらくは熊笹が茂るつづら折りを下っていきます。

そして樹林帯へ突入、しばらくは展望ともお別れ。

この上高地ルートの名物はしご場。
2つのはしごが繋がっている辺りが一番怖い(汗)

他にもいくつかのはしごを下り、

そうこうして焼岳登山口まで降りてきました。もうここから道はハイキング。

ですよねお猿さん♪

西穂高岳登山口(上高地側)を通過して、

我々よりさっさと下って行った女性が梓川でピチャピチャしてました、おじさんには冷たすぎるよ梓川は…

そして河童橋から眺める焼岳。山の向こう側から頂上を超えて、河童橋まで歩いてきたんだなぁ。

ということで上高地バスターミナルへ向かい、あかんだな駐車場まで戻ったのでした。
頭の片隅に、御嶽山の噴火があったため少しビビってたのが正直な所でしたが、噴気孔からのゴーっという音や噴気、そして硫黄の匂い。正に”生きている大地”を身近に感じることができたのは貴重な体験でした。
もしチャンスがったら次回は西穂高岳経由で焼岳へ登るのもアリかなと思った「懲りない」ブログ主でした^^;
【関連リンク】焼岳の活動状況:気象庁





