愛知県と岐阜県の県境を流れる木曽川。その木曽川が濃尾平野と出会う辺りにある岐阜県加茂郡坂祝町には、城山という標高275.3mの小さな山があります。ここは通称”各務原アルプス”と呼ばれる、主に岐阜県各務原市内を東西に横断する小さな山が連なっているのですが、その各務原アルプスの東の端にあるこの”城山”には猿啄城展望台というのが建っています。
今回は、今後チャレンジしてみたいと考えているこの各務原アルプス縦走の下見も兼ねてはいるのですが、まずは「正月太り解消」を大きな目標として、この年末年始で鈍った脚を軽く目覚めさせるために行ってきたというのが本当のところ(^_^;)
【追記】各務原アルプスを縦走してきました!こちらも是非ご覧くださいませ。
ということで前置きが長くなってしまいましたが、今回はその城山の頂上にある猿啄城展望台へサクッと登ってきました。
↓城山の山頂”猿啄城展望台”も記事にしていないけど何度も行く山です(^_^)
着いちゃった。下り坂メインだから速かったかも。 pic.twitter.com/S0LP51pnGx
— たけめ まえかわ (@maekawamaekawa) 2016年9月4日
坂祝町勝山にある猿啄城展望台駐車場の場所
さて、ここ猿啄城展望台の駐車場ですが、国道21号線を坂祝町に入り「勝山」交差点を北へ入り、猿啄城展望台の看板のある狭い通りを進みます。下記のGoogleマップを参考にしてみてください。
※新しい道である坂祝バイパスから行くと、ちょっとわかりにくいかもしれません。なので昔の21号線(中山道)から行くと良いと思います。
- Googleマップ【勝山交差点から猿啄城展望台の駐車場まで】
- 猿啄城展望台への入口にはこんな看板が建っていますよ。ここの狭い道を入っていきます。
- 猿啄城展望台の駐車場は、このストリートビューのように数台程度しか駐められません。行くなら早めに行くことをオススメします。路上駐車は幅員が狭いのでやめましょう。
猿啄城展望台の駐車場のマップコード
カーナビにマップコードがある場合は、このマップコードをどうぞ。
マップコード 70 311 646
【参考】難読地名の読み方
ちなみに今回のタイトル、この地域の人じゃない人は読むことが出来るのでしょうか(^_^;)
- 各務原 → かかみがはら
- 坂祝町 → さかほぎちょう
- 猿啄城 → さるばみじょう
と呼びますよ。
ここからでも目的地である猿啄城展望台が見えます。
実に眺めが良さそうじゃないですか(^_^)♪
ところでここへ訪れた時間はもう午後の2時。所用があって来るのが遅くなってしまいました。なので駐車場もほぼ満車。逆に中途半端な時間が幸いしたのかもという感じ。やっぱり基本的には早く来ないとだめですね。
駐車場のすぐ脇には山神様が。短い登山ですがよろしくお願い致します。
ということで、猿啄城展望台へ向かいます。しばらくは農道っぽい道を進んでいきます。
途中、高山線のトンネルに電車通らないかなぁ...と少しだけ立ち止まったてみたり、坂祝バイパスの下をくぐったり。
そこに猿啄城の歴史が。信長の時代に地名が猿啄(さるばみ)城から勝山(かつやま)城に変わって今に至るのかぁ。でも城主は岩村(現岐阜県恵那市)へ移っちゃったのね。
確か岩村城といえば日本三大山城のひとつななかったかな、今度行ってみようかな。
そして登山道の入口に到着。簡易トイレも設置されていました。ありがたや。
と、いきなり心を折りに襲いかかる結構なつづら折り(^_^;)久々の山登りには辛い選択の山だったか...
階段登りは当然のように大変なのですが、登山道はとても綺麗に整備されていました。
ここで登山道に分かれ道が。どっちからでも行けるみたいですが、今回は左の杉林の方へ行ってみましょう。
路肩にも土留めがされていたり、本当に手の入っている登山道を登っていきます。
すると景色の良いところもチラリ!
でも眺めは頂上についてからのお楽しみということで。
お、なにか絵が書いてあるぞ。この猿啄城展望台のある城山は信仰の対象の山でもあったらしく、この岩絵は不動明王であるらしいのですがコレの事でしょうか。残念ながら周りに説明的なものは何もありませんでした。
おぉ、これが展望台!鈍った脚には大変だったけど、距離が短いのでちょうどいいくらいだったかも。
登山時間30分余りで無事到着!
立派な鉄骨2階建てじゃないですか(^_^) 眺めはいかがかな?
そして展望台から。
登山道中から気になっていた山頂からは、雲がほとんどない澄み渡った景色が広がっていました♪
猿啄城展望台からの眺めは360度のパノラマ!
雪をかぶった御嶽山からは、相変わらず噴煙が上がっていました...
こちらは大日岳と鷲ヶ岳、今シーズンは雪も多いらしいし、特に今日はスキーも気持ちいいでしょうね。
そして気になったのが、奥に見える白い山。方角的には乗鞍岳の左側に見えてこの山体なので、北アルプスの笠ヶ岳かなぁと思うのですが確認できず。
そして東側にはこちらも何度も登った鳩吹山が大きく見えます。その奥には、
頂上が平ぺったい恵那山。あそこの真下をトンネルが突き抜けているのかぁ。
左側の雪のない大きな山が笠置山、そのすぐ右側に見える大きな雪山が南アルプス北岳辺りの白峰三山、一番右側に見える雪山が塩見岳だと思いますが違うかな?
笠置山の左側には中央アルプスの山並みが。左側の一番高いのが木曽駒ヶ岳かな。
名古屋駅の駅ビル群、名港トリトンの橋脚、名古屋港の大型クレーン群、小牧山もはっきりと見えますね。
ナガシマスパーランドの観覧車やスチールドラゴンもはっきりと見えますね!
そして多度山方面。山並みの左端が多度山。多度山は石津御嶽から縦走したなぁ。午後遅いのに今日はホント遠くまでよく見える(^_^)
一方こちらはご近所の桃太郎神社。また浅野祥雲先生の作品見に行こうかな♪
ずっと眺めてられるのですが、それほど広くない猿啄城展望台。次々と登ってくる人がいるのでお譲りしましょうかね。
空気の澄んだ日なので本当になごり惜しいですが、この時期は日もまだまだ短いので暗くなる前に行動ということで。
お、分かれ道だ。登りの時にあった分岐に行けるのかな。というかこの分かれ道、登りの時には気づかなかった(^_^;)
あらら、ガッツリと皮を剥がれた杉の木、立枯していました。どうしてこうなったのだろう... これ倒れたら危ないなぁ。
登りの際に行かなかった方の看板。もうこんなところに戻ってきたのか。こっちの方が少し距離は短いのかな?
もう1つ、登りでは気づかなかった曲がりくねった杉の木。自然は厳しいなぁ。
とサクサク下っていたら、猿啄城展望台から15分ほどで下山できちゃいました。
猿啄城展望台は、このように城山の頂上に建つ大変に眺めの良い素敵な展望台でした。比較的急な階段が続く登山道ですが登りでもこの駐車場から30〜40分ほどで登ることができます。各務原アルプスの出入口にもなっているこの猿啄城展望台、気軽に素敵な眺めを楽しめます。お子さん連れの方々も続々と登ってきたこの城山の猿啄城展望台はとってもオススメですよ!
【関連リンク】坂祝町の見どころ/岐阜県坂祝町ホームページ