前回の記事、東洋と西洋の出会う場所、歴史豊かなトルコ旅行に行ってきました。イスタンブールまで移動編の続きです。チェックイン前にも関わらず部屋でゆっくりさせて頂き、いよいよイスタンブールの旧市街地、世界遺産地区を歩きます。
モダンスルタンホテル(Modern Sultan Hotel)からトプカプ宮殿は目と鼻の先
今回予約したホテル、モダンスルタンホテル(Modern Sultan Hotel)からトプカプ宮殿は本当にとっても近くにあります。トプカプ宮殿に近いので、当然ブルーモスクやアヤソフィヤ博物館、国立考古学博物館、イスタンブール地下宮殿などにもとても近いです。またガラタ(Galata)塔やボスポラスのクルーズ船の船着場であるエミノニュ桟橋も歩いていける距離なので、本当にロケーションはバッチリです。
また、トラムの駅である”ギュルハネ駅”からも3分ほどという近さなので、イスタンブールのアタテュルク国際空港から簡単に来ることができます。タクシーでぼったくられる心配もないですし、旧市街の交通制限にも引っかかりません。前回の記事のように簡単な乗り換え1回だけで来ることができます。
さらに最寄り駅がギュルハネ駅であるモダンスルタンホテルは、トプカプ宮殿などの一番の最寄り駅である”スルタンアフメット駅”が最寄りではないため、価格も少し安いという傾向があります。(スルタンアフメット駅近くのホテルは値段がやや高めです)そのひと駅分の距離もGoogleマップで700mほど。歩いて10分もかかりません。
私はエクスペディアで予約しました。
エクスペディアで予約して決済は現地でクレジットカード決済という流れです。モダンスルタンホテル(Modern Sultan Hotel)は朝食も美味しくてオススメですよ。
地球の歩き方を参考にして、ギュルハネ駅近辺のホテルをエクスペディアで探すのもおすすめです♪
おはようございます。少しだけ休憩して身支度して街歩き。カモメ君おはよう。(ピンぼけ)
そうか、利用させてもらったモダンスルタンホテルはこういう外観だったのか。小さいけど居心地の良い部屋です。
あら、お家まで用意してもらっているのね、君たち愛されてるね。
あらここにも。イスタンブールにはあちらこちらにネコがお散歩していました。
ということで、ホテルから歩いて僅か10分ほどでトプカプ宮殿の入口に到着。
イスタンブールのミュージアムパスは、時間を買うつもりで購入
チケットを購入するのですが、とりあえずミュージアムパスの3日(72時間)用を購入。価格的にお得かどうかは微妙な値段(85トルコリラ)だけど、博物館に入る時のチケット購入の行列に並ぶ時間の節約のために購入。さすがに開館直後ではスムーズにミュージアムパスを購入することが出来ました。自販機で購入することができますよ。
※最後にはチケットを買う大行列の写真を掲載しています。
音声ガイドは絶対にレンタルするべし!
そして音声ガイド日本語版もレンタル。これは借りておいて大正解でした。トプカプ宮殿へ行ったら借りることをおすすめします。
見どころポイントに番号が振ってあります。この番号を押すとガイドを聞くことができます。何度でも気になったら聞くことができますので聞き漏らしたり忘れてしまったら復習して逃さず勉強することができます。
写真では小さいですが、入口中央の紋章はトゥグラという帝国のシンボルマークだそうです。
天蓋付きのベッドなのかソファーなのか、ここで王様は来賓を出迎えたそうです。それにしても本当に綺麗。
そしてトプカプ宮殿最大の見所である宝物殿。内部は撮影禁止なのですが、もうそれはそれは豪華なお宝満載。とっても大きなダイヤモンド(86カラットだったかな)などなど、もうきりがないくらいのすごい展示。さすがオスマン帝国400年間も王様が住んでいた宮殿、圧巻でした。
ブログ主は、大きなダイヤモンドや精巧に装飾されたお宝に目が向くのですが、たぶんイスラム教徒の人々でしょうか、ダイヤモンドはとりあえずと言った感じで、アッラーやムハンマドなどの展示品にとても食いついていたのは印象的でした。
そして宝物殿を過ぎると、メジディエ・キョシュキュからのボスポラス海峡の素晴らしい眺め。交通の要所であり且つ自然の要衝でもある、この小高い場所にある宮殿からならではの見晴らし。
アジア側の新市街地方面。クルーズ船も今日は天気が良いから気持ちいいでしょうね。
これはバグダット・キョシュキュ。ちなみにキョシュキュとは東屋という意味だそうです。
17世紀にムラト1世がバクダット(現イラク)を征服したことを記念して建造されたそうです。イズニックタイルでの装飾が本当に綺麗。
とても精巧なタイル。こんなのが建物のすべてに施されています。ホント凄い。
そしてトプカプ宮殿のもう1つの見どころ、ハレム。地球の歩き方には”アラビア語のハラム(聖域)とハリム(禁じられた)といった言葉が語源”となっているそうです。禁じられた聖域といったところでしょうか、ドキドキするぞ♪
迷路のような内部。部屋の数はおよそ300、そのうち20部屋が公開されています。
ハレムには、男性はスルタンと皇子、そして去勢された男性しか入れませんでした。男性1人に多数の女性という状況は、女奴隷たちのスルタンに取り入れられようとする(奴隷から抜け出す)ために、それはもう壮絶だったらしいです。
ハレムの頂点に存在する母后の部屋の天井は、これはタイルではなくてすべて手書き。すごい。
その中で印象的だったのは、ここカフェス。鳥かごという意味を持つ、ステンドグラスも美しい綺麗なこの部屋は、出世競争に負けた者が軟禁されていた部屋だそうです。
オスマン帝国では、兄弟であろうとも王位継承で出世競争に負けたら粛清されていたそうです。しかしその残酷な習わしも17世紀にはこの部屋などに軟禁・常時監視下に置かれるようになったそうです。それでもずっと軟禁させられていた者は気が狂ってしまっていたそうです。
王様はハレムで女性を侍らせる一方、出世競争に負けた者は粛清。後に軟禁に手加減されたとはいえ厳しい。
ハーレムというと、男としては嬉しかったりするのですが、内実は男女とも生死をかけた壮絶なサバイバル競争。ものすごい時代だったんだなぁ。
数百人という料理人たちが宮殿の食事の番をしていたそうです。ものすごい大規模なキッチンです。
のんびり宮殿を観光していたら、来た時にはガラガラだったチケット売り場は大行列!こうなってしまうので、開場時間(9時)に来てミュージアムパスを買っておくと便利ですよ!
次へ続きます。