9月に入ってから、急に秋めいてきたこの頃。いよいよお出かけするにもいい季節になってきました。お出かけしたいし、最近ハマっている山にもいっぱい登りたい!そうならば足腰を鍛えておかなければ!!
ならば、楽しくて少しだけ長い距離を歩ける場所はないかなぁと探していたら、この美ヶ原高原がヒット。この美ヶ原高原には、約20年前にもハイキングをしていたのですが、当時もとても天気が良く美しかった記憶が(^ ^)
じゃ、20年ぶりにハイキングに行ってこよう!ということで今回は美ヶ原高原のハイキングの様子をちらっとご紹介。
美ヶ原高原のハイキングコース、歩く距離は10kmほど
参考URL「信州 美ヶ原高原」散策マップを参考にさせてもらいました。今回のハイキングコースですが、美ヶ原高原美術館の駐車場をスタート。
美ヶ原高原美術館駐車場 →牛伏山 → 山本小屋 → 美しの塔 → 塩くれ場 →(アルプス展望コース経由)王ヶ鼻 → 王ヶ頭 → 王ヶ頭ホテル → 美ヶ原高原美術館
という往復で距離10kmほどのハイキングコースで歩いてきました。
アルプス展望コースだけは多少山道っぽかったですが、他は起伏もほとんどなく本当に歩きやすいコースでした。スニーカーでOKだと思います。
道の駅 美ヶ原高原の駐車場を利用
駐車させてもらった場所は、道の駅 美ヶ原高原。美ヶ原高原美術館の正面にある、とても広い駐車場でおそらく1,000台くらいは駐められるのではないでしょうか。余程のことがない限り駐車場に困ることはないと思います。ま、それでも早めの行動に越したことはないでしょう。
道の駅 美ヶ原高原のマップコード
いつものマップコードとプラスコードを貼っておきますね。
- マップコード 468 527 276*67
- プラスコード 64JR+84 上田市、長野県
美ヶ原高原ハイキングでの気温、服装
- 9月13日の朝8時、美ヶ原高原美術館の駐車場の気温は12度しかありませんでした。陽が当たれば暖かいのですが、風はヒンヤリとしていて涼しいを通り越して寒くなるほどでした。もし強風が吹いていたら体感温度は相当寒く感じるはずです。なので最低でもウインドブレーカーは必要です。
- ハイキングコースはとても歩きやすく、スニーカーでも歩きまわることが出来る美ヶ原高原。しかし標高が2,000mあります、天気の急変も考えられます。雨風を遮るものが山小屋やホテル程度しか無く、それぞれの建物がとても離れています。風を遮るものが何もないので風雨となってしまった場合は傘は無意味だと思います。
なので傘ではなくカッパがあると安心だと思います。
美ヶ原高原は標高2,000m!服装、装備、天気に気を遣うこと!!
当然と言えば当然ですが、天気予報に注意して、そして急変するかもしれない天気に備えての装備、準備や行動するようにしましょう。
とにかく標高2000mあるんです!ご注意を!!
ハイキングは美ヶ原高原美術館からスタート!
おはようございます。美ヶ原高原美術館の駐車場にやって来ました。名古屋を5時に出発して休憩込みで3時間ちょい、交通渋滞もなく想定より早く着くことが出来ました。早起きは大切ですね♪ 駐車場からは、いきなり絶景が出迎えです(^ ^)
佐久市方面には、浅間山がくっきりと見えました。
一番右の高い山が浅間山。佐久市は雲海の下でした。きれいだなぁ…
一方、こちらは北アルプス連峰。
左の山並みが鹿島槍ヶ岳、右側が五竜岳。五竜岳は登ったなぁ、また行きたいなぁ。
中央の奥に見えるのが立山連峰、2013年の今頃、初めて立山三山を縦走した思い出の場所。2回も雷鳥沢キャンプ場でテント泊で登ってきました。
美ヶ原高原美術館の駐車場からの景色だけでも眺め続けられる景色ですが、今回はハイキングが目的!さっそく王ヶ鼻へ向かいましょう。ハイキング道の入口は、美ヶ原高原美術館のトイレの脇にあります。
まずは牛伏山へ向かいます。山と言っても10分ほどで登ることが出来る小高い丘といった感じの場所です。
道端にはハクサンフウロのお花が。カワイイなぁ。
君のお名前は?
それにしても、すっかり秋の空になりました。
マツムシソウ。もう枯れかけでしたが、それでもきれいなお花です♪
駐車場から10分ほどで牛伏山の頂上に到着!目的地の王ヶ鼻は、向こうに見える電波塔の向こう側です。
美ヶ原高原は、古い火山が長い年月をかけて風化して、まるでテーブルのような平らな地形になったとのことです。一方で王ヶ頭・王ヶ鼻のように断崖絶壁にある所もある、自然は不思議。
さ、時間もたっぷりあるので、のんびり行きましょ。
牛伏山から山本小屋へ向かいます。牧場の電気柵や木製の柵の中を下っていきます。
お前らのんびりしてるなぁ(^_^)
山本小屋の手前には牛くんのレリーフが。京都の三室戸寺にあったり、出雲大社のかねおまさんに牛の像があったけど、やっぱり縁起物なのかな?ナデナデして安産なるか。
さ、先に進みましょう。
振り返るときれいな青空。牛伏山がもう遠くに見えます、そんなに歩いた感覚はないのに。
美ヶ原高原の周りは晴れているのですが、この高原にだけ太陽が射していないのは何故(^_^;)
美ヶ原高原には、牛だけでなく、ずんぐりむっくりの馬もいました。この子は木曽馬かな?カワイイな。
そして美しの塔に到着。鐘をカンカン♪
それにしても本当に歩きやすいハイキングの道です、進みましょ!
基本的には晴天なのですが、雲が抜けたり、また曇ったり。
そして、どうしても牛くんが気になって足が止まる(^_^;) こいつら見てるととても和むんですよねぇ…
美ヶ原高原のハイキングは、ここからアルプス展望コースへ
塩くれ場を通過して、いよいよアルプス展望コースを経由して王ヶ鼻へ向かいます。展望がきれいだといいなぁ。
少し歩くと諏訪湖がちらっと見えます。ということは、あれ岡谷か下諏訪の町並みかな?
アルプス展望コースは、王ヶ頭ホテルへ直接向かうルートとは違い人がまばら。雰囲気としては、個人的にこういうのも好きだったります。
ん?岩の上に人が立ってる、烏帽子岩があれなのかな?
これは烏帽子岩ではなかったです(^_^;) 大した断崖にはなっていないのですが高所恐怖症なので立つことはできず。あぁ怖い怖い…
芝生がきれいな場所が。これが三城牧場かな?
残念ながら松本市方面からは、次から次へと雲がモクモクと湧いてきます。その隙間から松本市内の町並みが見えます。それにしても松本市は都会なんだなぁ。
そしてこれも烏帽子岩じゃない絶壁に突き出した岩。みんなそんな所へよく行けるね…
相変わらず松本市方面から雲がモクモクと湧き続けてきます。いつも北西(松本市方面)からの風が強いのか、木の枝が風下を向いてしまっていました。冬の北風がいかに強いのか。自然は厳しいのですね。
あ、また岩の上に人がいる。今度こそ烏帽子岩か!
どれどれ、行ってみるか。
無理っす。怖すぎ。
実際の、烏帽子岩の高さそのものは大したことはないのでしょうけど、僕には無理だわ(T_T)
ここの岩は、瓦というか魚のウロコというか、何枚も重なった感じの脆い岩。歩いてても不安定な感じが恐怖心を煽る(T_T)
さ、目的地の王ヶ鼻、左側にある鉄塔まではもう少し。
こんな厳しい岩場にもカワイイお花。名前がわかるといいんだけどなぁ。
アルプス展望コースは、王ヶ頭ホテルの下、王ヶ頭のすぐ下を通過していきます。
ということで、王ヶ頭は帰りに立ち寄りましょう。
烏帽子岩ってあんなにも断崖絶壁だったのね(T_T)
いよいよ王ヶ鼻まであと1km、最後のちょっとした上り坂を通過して、
鉄塔の手前を左に行けば、
ゴール!王ヶ鼻に到着!
ゆっくりゆっくりと歩き過ぎて、約3時間もかかってしまいました(^_^;) 普通に歩けば遅くても2時間弱で十分に着ける距離なのに。ま、いいか。
ここまで無事に来れました、ありがとうございました。帰りもよろしくお願いします。
さ、食事にしましょう!今日の献立はオシャレにイングリッシュ・マフィン!具はベーコン、チーズ、そして作って持ってきてくれたサラダ!とっても美味しゅうございました。
食事も済んだ頃に、すごいスピードで珍客さんご来場。さすが四輪駆動は山道も何のその。ちなみに、お○ん○ん付いてたので男の子でした(^_^)
(この子、人慣れした大人しい子でした)
食事中はモクモクで眺めは無かったのですが、四輪駆動が晴れを連れてきてくれたようです♪
これは信州スカイパーク・やまびこドーム。
国宝、松本城!
松本市はホント都会だなぁ。(2回目)
北アルプスの山並みは、残念ながら頂上付近に雲かかかってしまい、山容を確認することはできませんでした。
さぁ食事休憩も終わり。美ヶ原高原美術館へ戻りましょう。最後の目的地である王ヶ頭へ向かいます。
王ヶ鼻から王ヶ頭へは、なだらかな坂道のショートカットルートがあります。
そして王ヶ頭。美ヶ原高原の最高峰、2,034mです!とは言っても、美ヶ原高原美術館の駐車場との標高差はわずか50mほど。本当に気持の良いハイキング道でした。
ところでこの日、電波塔には落下防止網が被せられていました。
その落下防止網の隙間から人影が!あんなにも高いところでペンキを塗っていらっしゃる!世間は休日なのにお疲れ様でございます。
ご安全に。
そして王ヶ頭ホテル前を通過して、
これまた歩きやすい道を進みます。
秋めいていたけれど、やっぱりまだ9月。夏空もまだまだ残っていました。
スッキリと晴れてはなかったけど、結果的には暑すぎることなく程よい感じでした♪
それにしてもこれだけ牛を見て、ま〜だ見たくなっちゃうからコレ不思議。
モシャモシャ。
見てて全然飽きない。
いかんいかん、いくら何でもゆっくり歩きすぎ。名古屋への帰りが遅くなっちゃう。
美しの塔を通過して、
山本小屋へ寄り道。名物こけももソフトクリーム(小)を購入、210円なりぃ!味は甘酸っぱい酸味がアクセント、とてもおいしゅうございました♪
ということで、牛伏山を通過して、
14時20分過ぎ、何と6時間もかけてテクテクと歩いてしまいました。ゆっくり歩きすぎて逆に疲れたわ(^_^;)
標高2,000mもありながらも平坦な地形のおかげで、とても歩きやすい美ヶ原高原。視界も開けていてとても眺めがよく、真夏でもかなり涼しいはずの美ヶ原高原。多数の子連れ家族やカップルも、思い思いに散策を楽しんでいらっしゃいました。王ヶ頭ホテルは冬季も営業しているようなので、冬のスノーシュートレッキングも楽しいかもと思ったり。
美ヶ原高原という名前に恥じない素敵な高原でした。みなさんも是非行ってみてください!
参考リンク:美ヶ原高原観光協議会