今回登ってきたのは錫杖ヶ岳。北アルプスにある錫杖岳ではなくて、三重県津市と亀山市の境目にある676mの山です。ここの登山道の1つが、クサリ場があったり岩をよじ登ったりで変化に富んだ楽しくて初心者向きなルートがあるとの事。
年末年始に熊野古道の中辺路を歩いて以来、全く運動していないブログ主にはちょうど良い運動になりそう♪
ということで、2017年1発目のお手軽登山の様子をご紹介。
錫杖ヶ岳の登山プラン
変化に富んで楽しく初心者向きという加太向井コースを往復
錫杖ヶ岳の登山ルートには、
- 加太向井ルート
- 北畑ルート
- 下之垣内 東ルート
- 下之垣内 西ルート
などがあります。ちなみに下之垣内は”しものかいと”と読むそうです。日本語は難しいなぁ。
その中で今回は、およその情報源でオススメされていた加太ルートを単純往復してきました。
加太向井ルートの駐車場の北側にも登山口があります。また北東側に関町福徳登山ルートもありますが、この両コースは廃道状態で荒れ放題らしいです。強者はGPS片手に進んで使うようですが、ご利用の人はくれぐれもお気をつけくださいませ。
加太向井コースの想定コースタイム
標準コースタイムでおよそ90分ほどで登ることが出来るとの事。
| 出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
| 加太コース駐車場 | 柚之木峠～錫杖ヶ岳～柚之木峠～加太コース駐車場 | 2時間20分 |
今回は登りを90分 / 下りを50分で計画しました。
錫杖ヶ岳、加太向井ルートの駐車場とマップコード
名阪国道向井I.Cを降りて南下、林道を進むこと10分ほど。道沿いに駐車場があります。いつもの駐車場のマップコードも貼っておきますね。
- マップコード 213 251 609*73
クサリ場は少し怖かった、慣れた人と一緒が良いです。
初心者向きでクサリ場も楽しいということでしたが、個人的には少しビビりました(^_^;) 登山に慣れた人と不慣れな人が一緒に行くにはオススメなルートかなと思いました。
こんにちは。加太向井ルートの最寄りの駐車場にやってきました。午前11時という中途半端な時間に来ちゃいました。駐車場はほぼ満車状態、人気の山なんですねぇ。
その駐車場から林道をほんの少しだけ登ったところに登山口があります。
加太向井ルートには200mごとに看板があるのか、なるほど。
さっそく登山開始。登山道はとても良く整備されています。
登山道は沢沿いを行き、
お、これが例の看板か。10番で頂上ね(^_^)
あらら、とうせんぼっぷりが凄い。
700mの赤い縦線は、看板が落ちるの防止なだけなのか？
お？
柚之木峠に到着。北畑ルートとの合流点でもあります。
ここから登山道は尾根道に。
少し急なところもあったりしますが、ちゃんと整備されているのでホント有難い。
でもちょっとだけ心細い道もあったり(^_^;)
ここは眺めが開けてて良いビューポイント。正面の一番高い山は経が峰かな？
道は杉の根っこを登っていきます。ちょっと踏んじゃいそう、ごめんね。
そして一息つけるところに出たと思ったら、
また急な尾根道。でもここもちゃんと整備されています。すごい手が入ってる。
さらにこの辺りから、所々に休憩所が設置されています。急な坂道を登ってきた時の良い休憩ポイントになります。
こちらはウッドデッキというかテラスというか。これも凄いなぁ。
木々のトンネルを抜けて
思いっきり倒れとるし支えとる。
あ、たぶん最初に巨木があって、その脇の木も一緒に倒れたけれど、何とか残った根を張って生きてるのかな？そうならそりゃ支えてあげたくなるよね。
そして錫杖ヶ岳のハイライト、クサリ場！
急で荒れた道をよじ登ります。
そんな中でも杭打ちして階段にしたり、手が加えられています。
それにしても、これは初心者向きか？(^_^;)
まぁクサリ場の距離は短いので初心者向きっちゃ初心者向きかもだけど、慣れた人と一緒に来たほうが良いな。
てなわけで錫杖ヶ岳！676mなりぃ。駐車場から1時間あまりで着いちゃいました。
おぉ、いい眺めじゃん(^o^)
これは右側が御嶽山と左に乗鞍岳。左端の山容は笠ヶ岳かも…
と思ったけど、ピクセル等倍まで拡大してコントラスト上げてみると、左側の山容の尖り方から槍ヶ岳から奥穂高岳〜前穂高岳もしくは西穂高岳〜ジャンダルム〜焼岳あたり、そしてその右が乗鞍岳っぽくも見えなくもないけどどうでしょう？
このところの御嶽山、名古屋市内からも噴煙はほとんど確認できず。噴火時には山体が膨張していたという御嶽山、最近山体は縮んているという事ですが、もう噴火は落ち着いたと言っていいのか？
こちらは中央アルプスの峰々、木曽駒ヶ岳から空木岳、南駒ヶ岳あたりもバッチリ。
この時の恵那山にはまだ雪がない…
こちらは南アルプス。写真の左端には北岳、中央あたりに塩見岳や赤石岳や聖岳。右側の白いのが光岳。
こちらは近場の藤原岳。採石場でわかりますね。
そして左が御在所岳のレーダードームとロープウェイ駅、右の尖ったのが鎌ヶ岳。
鴻海亀山工場。世界の亀山モデルなんて言ってたのはいつのことやら…
錫杖湖、安濃ダムのダム湖ですよね。あの辺りに下之垣内の東ルート登山道があるはず。
こちらは、左奥が琵琶湖方面だけれど湖面までは確認できず。それにしてももっと鈴鹿の山の山座同定できるようになりたいなぁ。
風も穏やかなこの日、そんなこんなで1時間くらい眺めていました。さぁお昼ごはん食べよう♪
午後になっても狭い山頂に続々と登山者が来訪、山頂はお譲りしましょう。
ということで登山時に見かけたあのデッキで食事しようと思ったのですが、おにぎり忘れました＼(^o^)／ｵﾜﾀ
失意のどん底のまま、ちゃっちゃと下山しちゃいました（涙
名古屋から、四日市渋滞がなければ（もしかしたら）1時間余りで登山口に行ける錫杖ヶ岳。加太向井コースなら整備も行き届いていて、登山道に変化もあって楽しめます。ただ記事にも書きましたが、慣れた人と一緒に行った方が安心してスリルを楽しめると思いましたので、お越しの際はご勘案を(^^)