
2018年のゴールデンウィークがやってきました。2017年のゴールデンウィークはなんだかんだでどこにもお出かけしなかったブログ主は、今年はどこかお出かけしたいなぁと思っていました。そんな中、京都一周トレイルなるのを見つけました。
それは、京都市をぐるっと1周するかのようにコースが設定されていて、観光も楽しみながらトレイルも楽しめるという欲張り(?)なものでした。
というわけで今回ブログ主は、京都一周トレイルの中の「東山コース」を1日かけてゆっくりのんびりと歩いてきました。”その1”編では、スタート地点の伏見稲荷大社から蹴上インクラインまでの様子をご紹介。
【追記】台風の被害により、通行困難・通行止めになっているとのこと。このページ最下段に公式リンクがありますので、必ず確認をお願いします。
【京都1周トレイル 通行困難に】https://t.co/jgg9I1AnT8
登山者らに人気がある「京都一周トレイル」の一部が、9月に京都を直撃した台風21号による倒木で通行困難になっている。台風21号では、向日市の観光名所「竹の径」も無残な姿に。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年10月15日
京都一周トレイル、東山コースのハイキングプラン
全6コース中、東山コース(24.6km)は比較的”楽”なコース
今回は京都一周トレイルには、
- 東山コース伏見・深草ルート:9.5km
- 東山コース:24.6km
京阪電車伏見稲荷駅〜清水山〜蹴上〜大文字山〜銀閣寺〜ケーブル比叡駅 ←今回のお出かけはコレ - 北山東部コース:17.9km
- 北山西部コース:19.3km
- 西山コース:10.7km
- 京北コース:41.6km
という全6コースがありますが、今回ブログ主はこれらの中の、「東山コース(24.6km)」を歩いてきました。
距離的にはまぁまぁ長い距離を歩くのですが、最後の比叡山の登り以外はそれほど急なアップダウンも無く、所々で眺めの良い場所もあったり、有名な観光スポットも点在していので、疲れたらそこでも休憩できます。そういう意味でも東山コースは比較的手軽に楽しめると思います。
京都一周トレイル、東山コース(歩きで)のコースタイム
上記の通り距離は24km余りのトレイルコースですが、Trailと言う割には比較的平坦な道なご様子。
| 出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
| 伏見稲荷 | 清水寺~蹴上~大文字山~比叡山 | 8時間 |
なので今回は休憩込みで8時間で計画を立てました。そして実際も想定通り8時間以内で比叡山まで歩くことができました。
体力的に心配なら、比叡山から伏見稲荷大社への時計回りがおすすめ。

石鳥居から比叡山のケーブル比叡駅までは、ほぼずっと上り坂が続きます。
この東山コースは、途中にエスケープルートも多数あり、体力的に厳しくなっても何とかなります。とは言うもののやっぱり24kmという距離があります。
ブログ主的には、東山コースのほぼラストである道標番号67〜76番(←東山コースのゴール)までの登りがやや大変でした。距離としてはラスト数キロなのですが、歩き疲れてきた所への上り坂で、標高も一番稼がなければなりません。
なので、本来は最終である道標76番のケーブル比叡駅をスタートして、ゴールを道標1番の伏見稲荷大社にすると、比較的手軽に東山コースを楽しむことができるかも…と思いました。
京都一周トレイルの地図について
地図は京都一周トレイル公式サイトで紹介されている各販売店や、京都市観光協会のホームページ等から有料で取り寄せることができます。
京都一周トレイル東山コース(伏見稲荷大社〜ケーブル比叡山駅まで)のGPSデータ
ということで、今回ブログ主が歩いた東山コースのGPSデータ(GPXファイルをZip圧縮)を用意しました。寄り道もしていますがそれで良ければ使って下さい(^^)

おはようございます。朝6時15分、京都市の京阪電車伏見稲荷駅にやってきました。

この伏見稲荷駅の真正面には、東山コースの始点である1番道標が立っています。つまりここがスタート地点というわけ。

で、コースの要所要所にこんな看板が立っていて、東山コースの場合は、最終74番の比叡山のケーブル比叡駅まで続いています。

ということで、本日もゆっくりと歩いて行きましょう♪

大人気の観光スポットである伏見稲荷の千本鳥居も、早朝なのでほとんど人が居なくていい感じ(^^)

それから近所に住まわれているっぽい人が散歩しているのが印象的でした。観光客でいっぱいになる前は、地元の人の時間なのね。

お稲荷さんにぬこさん。

人気の少ない千本鳥居の長い階段を登っていくと、「四ツ辻」という京都市内を一望できる場所にやってきました。

さらに階段を登って、この小さな脇道を抜けていくと、

ここからも眺めが素晴らしい。この地元の人は、自分の住まう街をこんな俯瞰で見られるんだ、羨ましいなぁ。

ここから道はなだらかに下って、

住宅街の外れの階段を下っていきます。

ここから山道なのかな?と思ったけれど、上記の4番からすぐの場所の5番の道標以降は、

ごく普通の住宅街を歩いていきます。

住宅街にも京都一周トレイルの看板があるので、迷子の心配は案外と大丈夫かと(^^)

ルールは守りましょう!

道標番号6番、ここで東福寺へ寄り道することもできます。

こんな感じで、寄り道ができたり小刻みにコースを進むこともできます。見どころやエスケープルートが多いのも、京都一周トレイルの良いところですね。

小刻みに進めれば、訪問したその時々の季節も感じられるでしょうしね(^^)

そして道標8番、泉涌寺の横を通り抜けて清水寺のある清水山へ向かいます。

この橋の下をくぐって、

また住宅街に出てきます。

ここ9番道標で、コースは大きく右へ。

ぬこ氏…

このあたりの住宅街、道順がちょっとわかりにくい場所なのですが、こんな看板や、

こんな看板もあるので見逃さないように!

道標10番、11番を過ぎると、

そしてこんな階段が出てきます。

京都女子大学の近くの国有林”阿弥陀ヶ峰国有林”へ入っていきます。この国有林を京女鳥部の森と呼んでいるのね。

いよいよ山道かと思っていたけど、とても歩きやすい。

道標番号12を通過し、

京女鳥部の森を抜けると、なにやら道路へ出てきました。

ここを、国道1号線・清水山(清水寺)方面へ進みます。
国道1号線の横断、道標14番から15番がわかりにくい!

ここ14番で国道1号線を無理やり横断するのは危険過ぎて絶対だめなので、
↑このストリートビューの奥に見えるトラ柄の部分に、国道1号線の横断用地下道が潜んでいます。

先程の道標14番の国道1号線沿いに坂を下り、そして左折。このトラ柄の塗装のある渋谷街道で道を横断しましょう。(横断場所が道標15-1番、15-2番になっています)

こうして国道1号線を無事に横断、清水山(清水寺)方面へ向かいます。

清水寺はトレイルコースじゃないけど、参拝するのもあり。

でもブログ主は過去に何度も行ったことあるので、今回の清水寺はパス。

ここ清水山も、道がしっかり整備されていて歩きやすい(^^)

道標18-1を通過すると、

お、何か見えてきたぞ。

ここが東山山頂公園かぁ。発電機回しながらでっかいアンテナの無線を楽しんでいる人々がいっぱい。

発電機回しながら無線だなんて、もの凄い電波出力なんですかね?

その東山山頂公園のすぐ横には、ライトアップで有名な青蓮院門跡。

株式界隈では「株取引の聖地」やら「銭ゲバ坊主の権化」などと揶揄されまくってる青蓮院門跡さん。

早く名誉毀損で訴えた方が良いですよ!

道標23番を通過して、

24番、

将軍塚青龍殿の下を通過して、

道標25番、26番を通過。一本道でも道標を置いてあるのがトレイルを「分かってる」感じ。すばらしい。

そして街まで降りてきました。

道標27番を通過して、

ホラーな看板の通りに進むと、

看板とはイメージの違う、尊勝院さんの前を通り過ぎます。ツツジの花がキレイですね。

人生一度はこんな高級料亭で食事してみたいものです…

標識番号28を通過。

栗田神社の前まで歩いてきました。

そのまま蹴上駅方面へ坂を登っていきます。

標識番号29番、

三条通の蹴上発電所、ということは…

ねじりまんぽ、久しぶり!
南禅寺の水路閣と蹴上インクラインは近代化産業遺産のひとつ。興味がある人はぜひお立ち寄りくださいませ(^^)

ねじりまんぽをくぐって、日向大神宮へ向かいます。

ブログ主が前回蹴上インクラインへ来たのは秋の紅葉の季節。春の桜並木でも有名なこの蹴上インクライン。こんな新緑の桜並木の蹴上インクラインもいいですね。

ということで、その1はここまで。次回に続きます。
【関連リンク】京都一周トレイル 京都市産業観光局 観光MICE推進室

