先日ニュースで京都御所の一般公開の記事を見つけました。
いつも車で京都観光に行く時にお世話になっている御所で、特別に中に入ることができるという催し。これは是非行ってみたい!というわけで行ってきた様子をチラッとレポ。
11月4日の月曜日。一般公開の最終日ということで、混雑回避のために早く起きるつもりが朝寝坊(T_T)
12時21分発の新幹線に乗ります。朝も何も食べずに来たので、速攻で住吉のきしめんを頂きました。相変わらずウマシ♪
※恥ずかしいので写真はなしです…
こだまのように各駅に停車しつつも、1時間ほどで到着。各駅停車でも新幹線は早いなぁ。
京都駅で地下鉄に乗り換え、御所の最寄り駅である今出川駅まで向かいます。
京都市営地下鉄は東西線と烏丸線の2本が十文字に走っているだけなので、とてもわかり易いですね。
いつも見かける大きな銀杏の木。まだ真っ黄っ黄にはなってませんでした。
これだけ大きいと葉っぱの掃除が大変ですわ。
御所は相変わらず広いなぁ…と感心してたら人集りが見えました。あそこが受け付けかな?
簡単な手荷物チェックを受けて、イザ御所内へ!宜秋門(ぎしゅうもん)という門から入ります。
墨絵山水(富士山)岸駒
質素ながらも気高く美しゅうございます。
落款が全く読めない(T_T) きっと岸駒ってかいてあるのでしょう…
とっても貴重な資料だと思うのですが、こんな素敵なのを無料で見せてくれるというのは凄い。陛下ありがとうございます。
続いて諸大夫の間。御所に来た人の控え部屋。身分に寄って通される部屋が違うらしく、
一番身分の高い人の控室には、この寅図。さすが寅図は迫力がありますね…
6枚の展示パネルには、公事録附図。
江戸時代に宮中で執り行われていた政を、後の世に伝えるために編纂された図。500円札に描かれた岩倉具視が明治時代に命じて書かせたそうです。
実物見てみたいなぁ…
この中央の高御座(たかみくら)に陛下がお座りになられると。
後で間近で見ましょう。
この檜皮葺屋根は文字の通り、ヒノキの皮を使って屋根にする手法で、紫宸殿にも当然使われているのですが、
2012年に行ってきた出雲大社の大屋根にもこの檜皮葺屋根が使われています。
デジタルズームのためだいぶボケてますm(_ _)m
先日行ってきた宇治上神社の屋根の作りも、この檜皮葺屋根。日本固有の伝統的手法なのだそうです。
その右側には御帳台(みちょうだい)と言って、皇后さまの椅子です。
高御座から見渡せるこのお庭では、政が執り行われていたのですね。しかもほんの100年ちょっと前まで。素敵だなぁ。
続いて小御所。王政復古の大号令が発せられた時、小御所会議が行われたのがこの場所。1867年の江戸時代が終わり、明治が始まった正にその歴史の現場。
陵王。雅楽なだけあって中国文化の影響を強く感じますね。
陵王その人は、中国北斉の伝説で大変男前で、常に厳しい表情の仮面を付けて戦いに臨んでいたそうな。
その他にも沢山の展示がされています。蘭亭ノ図(筆者・岸 岱)
続いて御常御殿。こちらの展示は、
四季花鳥図(筆者・鶴沢探真)
朝賀図(筆者・住吉弘貫)
その他にも貴重な展示物が公開されておりました。写真もOKなのが太っ腹。