前回の記事、憧れの槍ヶ岳へ登山!表銀座縦走テント泊で2泊3日の天空歩き♪ 1日目:燕岳から大天荘までの縦走編。の続きです。
2日目の今日は、大天荘前のテント場を出発し喜作新道でヒュッテ西岳へ。そして東鎌尾根を進み、殺生ヒュッテのテント場までの行程です。
東鎌尾根は、噂通りにものすごーーく大変な登山道でしたが、この日も晴天に恵まれ素晴らしい景色を愛でることができました。
ということで、今回は表銀座縦走コース2日目の喜作新道から東鎌尾根で殺生ヒュッテまでのご紹介。
大天井岳からの夜明け
おはようございます、2日目の大天荘のテント場4時半過ぎです。前日の19時には眠りについて、一度軽く目が覚めただけで実質9時間も爆睡していたブログ主です。やっぱり平らなテント場って大切。
朝、目が覚めたら薄明るくなっていて、地平線は赤くなっていました。急いで日の出を拝まねば!
新潟方面には、焼山から妙高山、高妻山。
一番奥から白馬岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳。そして手前は餓鬼岳から燕岳、そして歩いてきた縦走路。ここからの夜明けは2度目だけど、相変わらず素晴らしい。
おはようございます♪
北穂高小屋からはどんな朝日かな?
いやぁ、大天荘を目的に登山するのもいいかも。前回は素泊まりだったからね。
温かい日差しの中、周りの人は続々とテントを撤収していきます。ブログ主もテントの撤収完了。
ということで、いよいよ喜作新道から東鎌尾根で殺生ヒュッテまで縦走開始!
喜作新道、ビックリ平でびっくり!
大天荘からは、ひとまず大天井ヒュッテまで大きく標高を下げます。
分かってたけれど、下げた以上に登らなければならないのよねぇ(^^;
大天荘から30分ほどで大天井ヒュッテに到着。ここもきれいな山小屋だなぁ、いつか利用してみたい。
大天井ヒュッテからは、一旦さらに標高を下げて、
登り返すと…
すっげー眺めだ!
ここはビックリ平。名前に違わぬびっくりな眺め♪
ドピーカンな天候のこの日、槍ヶ岳の鋒もはっきり見える。
あそこに立ちたいなぁ。
双六岳〜三俣蓮華岳〜鷲羽岳〜ワリモ岳〜水晶岳〜赤牛岳。あっちから西鎌尾根で槍ヶ岳へも行ってみたい。
あちらは南アルプスは鋸山から甲斐駒ヶ岳かな?
大天井ヒュッテから、ちょうどいい感じの休憩ポイントのビックリ平。それにこの眺めを前にしたらみんな足を止めるよね。
でも、あまり休憩していると遅くなるので先に進みます。
チングルマ。
振り返ると、ビックリ平と右奥は大天井岳。左奥のは針ノ木岳。
こう見ると、大天井岳からけっこうな道を下ってきたんだなぁ、大天荘から大天井ヒュッテまでの道が壁に張り付いて見える。
登った気がしない赤岩岳を通過、
前穂高岳が眼前にでっかく聳える、穂高もでっかい。
涸沢カールが正面に見えてきた、去年の今日はあっちに居たんだよね。
そしてヒュッテ西岳が見えてきました。
喜作新道以前は、中房温泉から常念小屋を経由して槍ヶ岳へ向かうルートしか無く、最低4日かかっていたのが、喜作新道が開かれたおかげで、健脚な人ならわずか1日で槍ヶ岳へ行くことができるようになった凄い道。
そんな喜作新道は、ヒュッテ西岳で終わり。ヒュッテ西岳のテント場も評判良いんですよね。
ヒュッテ西岳名物のトマトを同行者とハンブンコ、槍ヶ岳と東鎌尾根の絶景を添えて。
振り返ると横通岳と常念岳、その鞍部には常念小屋。
喜作新道以前は、燕岳から常念小屋、そして槍ヶ岳へ向かうルートが一般的だった。それを思うとものすごいショートカット。
さぁ休憩も終わり。喜作さんありがとうございました。
ヒュッテ西岳からは、本日の最難関「東鎌尾根」へ突入!
激闘!東鎌尾根を殺生ヒュッテへ
ここまでの標高を、一旦170mほど下降します。
そして登り返し。このアップダウンを繰り返しながら標高を上げていく、体力を削られるのが東鎌尾根。
高瀬ダム越しの針ノ木岳がきれいに見える頃にようやく…
水俣乗越へ到着。この時点でブログ主はもうヘロヘロ(^^;
はるか下方にはババ平のテント場が。あんな中洲にテント張って大丈夫?
そして水俣乗越から殺生ヒュッテまで、標高を400m足らず上げていきます。
距離は短いけれど、勾配率でいうとかなりきつい上り坂。
せっかく稼いだ標高をまた下ってを繰り返す。ほんとうにしんどかった。
息も絶えだえ、苦しい苦しい東鎌尾根を何とか登って、
ようやくヒュッテ西岳より上に来たかな?
もうヤバいっていうくらいヘロヘロになった所、
ヒュッテ大槍に到着。
いやぁもう、苦しいなんてもんじゃないけれど、ヒュッテ大槍から本日のお宿の殺生ヒュッテのテント場までは緩やかな下り坂。
ここはキバって殺生ヒュッテまでそのまま進む。
こうして14時前にようやく殺生ヒュッテに到着。およそ8時間弱での到着となりました。
厳しいよあんた、東鎌尾根さん…
ここをキャンプ地とする!
なんて言ってられないほど疲れた東鎌尾根。テント竣工するのに結構時間かかったなぁ…
テントを開けたら槍ヶ岳が見えるようにしたのですが、とにかく疲れたブログ主。同行者にビールを買ってきてもらって少しは復活するものの、結局この日も19時には就寝してしまったブログ主なのでした。
次回へ続きます。