最高気温が40度を超えるという7月の記録的な暑さがまだまだ続く8月の東海地方。もうこんな地獄のような場所に居たくないブログ主は、2泊3日で涸沢カールで避暑&北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳の縦走登山を計画。前回の立山三山縦走をご一緒したお供と今回も楽しんできました。
結果的にはガッスガスで眺めはサッパリでしたが、この時期に涼むことができて&程よい筋肉痛が心地よい休暇を楽しむことができました。
ということで今回は1日目、涸沢カールへ移動するまでをサクッとご紹介。
1日目:涸沢カールへの移動
今回は上高地バスターミナルから横尾経由で涸沢ヒュッテのテント場で1泊、2日目に北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳の縦走、3日目は涸沢ヒュッテからバスターミナルへ戻るという2泊3日のゆったりプラン。お盆ならではの余裕のある日程じゃないでしょうか。1日目は移動日。上高地バスターミナルから明神、徳沢、横尾、涸沢カールのテント場のルートです。
涸沢カールまでの想定コースタイム6時間
河童橋から明神、徳沢、横尾、本谷橋がそれぞれ1時間間隔で配置されているので、休憩ペースを掴みやすくて歩きやすいです。
出発地 | 行程 | 想定コースタイム |
上高地バスターミナル | 河童橋〜明神〜徳沢〜横川〜涸沢カール・涸沢ヒュッテ | 6時間 |
本谷橋から涸沢カールまでがシンドいので余裕を見て2時間、休憩を含めて6時間で想定しました。
2日目:北穂高岳 → 涸沢岳 → 奥穂高岳 → 涸沢カールへ戻る
2日目は、いよいよ穂高縦走。涸沢のテント場から北穂高岳へ。そして涸沢岳から2度目の奥穂高岳、ザイテングラートを下って涸沢カールまで戻ってくるコースを計画しました。
想定コースタイム8時間
涸沢カールのテント場を朝5時に出発、休憩込みの3時間で北穂高岳。そこから穂高岳山荘まで2時間、穂高岳山荘から奥穂高岳の往復を休憩込みで1時間半。穂高岳山荘でお昼ご飯を食べて涸沢カールのテント場まで戻るルートを、合計8時間を想定しました。
3日目:上高地バスターミナルへ戻る
3日目は、涸沢カールからバスターミナルまで戻るだけの日。朝もゆったりして下山する予定です。
おはようございます、最近めっきりアカンダナ駐車場ユーザーとなったブログ主です。上高地バスターミナルまでのシャトルバスは通常30分に1本運行されるのですが、お盆休みなどの繁忙期は行列ができ次第で臨時便が運行されています。
この日もすぐに行列ができるほどだったので、待ち時間もそれほどなく乗ることができました。まぁ人を運べば運ぶほど儲かるんだから当然よねぇ〜。
アカンダナ駐車場から上高地バスターミナルまでは30分ほどで到着。当ブログでここはもう何度目でもあるので、毎度のところはサクッと通過。まずはその上高地バスターミナルから1時間、明神を通過。
さらに1時間で徳沢到着、ここまでは2ヶ月ぶり。お気に入りの徳沢キャンプ場があるとは言え、何ともまぁ今年はよく来ることで。
ここ徳沢から先は2015年の奥穂高岳登山以来の訪問、楽しみだなぁ(^^)
そして梓川沿いをさらに遡上して横尾に到着。毎度のことながら横尾山荘前ではたくさんの人が休憩中です。槍ヶ岳方面へ向かう人とはここでお別れ。
前回ブログ主は、穂高岳山荘まで一気に登ってかなりキツかったのですが、今日は手前の涸沢ヒュッテまで本日の行動はおしまい。午後はテント場でゆっくり過ごす予定っていうだけで
横尾の梓川に架かる横尾大橋、コレを見ると気合を入れなきゃって思う。
ということで、2日後にまた会おうね。
横尾から本谷橋まではダラダラと標高を上げていく、でも整備が行き届いた登山道を進んでいきます。
ここの見どころはなんと言っても屏風岩。あんな絶壁を登る人がいるのかと、来る度・見る度に思う。
そして横尾から1時間、バスターミナルからおよそ10kmの本谷橋に到着、シーズンごとに吊橋を架けて下さってるんですよね。
8月の山の日の当日、当然ながら湿度がものすごく高くて汗でベトベト。なので湧き出る清水を頭からぶっかけて冷却!帽子もシャツも清水で濡らして着ると、涼しくて超絶快適(^o^)
吹き抜ける風も若干涼しいので冷却効果倍増ですが、これは速乾性のシャツやら着替えがあるからやれるだけ。そうで無い人は真似しないでね。
登山道はここから本番。坂も急になり、歩き疲れた足に堪えるし、まぁとにかく暑い!
そしてこのガレ場。こんなにも大きな岩をキレイに整地して登山道にして下さっているのは本当に有り難い。それにこんなにも大きな岩はさすがに重機使って作業してると思うけど、重機をどうやってここまで運んたのでしょう?
谷を吹き下ろす風の涼しさが増したように感じ始めた頃、
涸沢ヒュッテのテント場が見えてきました。
その右上には穂高岳山荘とザイテングラート。
でもこの登山道は、このテント場や涸沢ヒュッテの吹き流しが見えてきてからが地味に遠くて、心を折られるんですよね(-.-;)
このラストスパートな、とってもキッツい石畳の階段をひたすら登って、ようやく涸沢ヒュッテの入り口に到着!てかクソ暑じぃよ!!
でもって今回はテント泊なので、涸沢ヒュッテを通過、テント場へ直行です。ちなみにテント設営してから支払えば大丈夫です。
涸沢カールは岩のテント場。平らな整地されているような高立地な場所はサッサと埋まってしまうので、繁忙期は早着が鉄板です。コンパネ(板)を借りたければ午前中には到着したいところ。
ここをキャンプ地とする!今日は居候の身。
で、この夏やってみたかった事、それは涸沢ヒュッテ名物のおでんと生ビールで乾杯すること!お盆におでんだんて暑いんじゃないかなぁと思っていたけれど、ちょうど心地よい感じで喉もカラカラ。生ビールがそりゃもう涙が出るほど激うま!
テント場に戻ってきて、下界から担ぎ上げてきたのでもう一杯。ちょっと温くなってしまったけれど、これまた激うまうま!
結局この日は、おつまみ食って夕飯食って眠るだけ。どこにも登らずに涸沢カールでのんびりするだけでも良いなぁ…