今回は屋久島の宮之浦岳!
2019年のゴールデンウィークは、天皇陛下ご即位のため10連休となりました。こんな長い休みは学生以来のブログ主は、せっかくだからどこか行けないかなぁと考えていて、そこで思い付いたのが屋久島・宮之浦岳への登山でした。
以前にチラッと紹介した亡くなった先生も「ここは良かったぞ!」と言っていた宮之浦岳。センセと同じルートを辿ってみました。
まずは、宮之浦岳を経て新高塚小屋までの様子をご紹介。
屋久島 縦走|宮之浦岳〜縄文杉〜白谷雲水峡の登山プラン
屋久島の宮之浦岳への登山道としては、
- 淀川登山口ルート
- 荒川登山口ルート
- 白谷雲水峡登山口ルート
- 永田歩道登山口ルート
- 花山歩道登山口ルート
などがあります。
ブログ主は、一筆書きで縦走したかったので、
1日目:淀川登山口から入山して淀川小屋で1泊
2日目:黒味岳を経由。宮之浦岳を経て新高塚小屋で1泊。
3日目:縄文杉、ウイルソン株、天狗岩、もののけ姫の森としても有名な白谷雲水峡へ下る
という計画をしました。
宮之浦岳 縦走のコースタイム
今回の屋久島、宮之浦岳の縦走のコースタイムは、
出発地 | 到着地 | 想定コースタイム | |
1日目 | 紀元杉バス停・淀川登山口 | 淀川小屋 | 1時間30分 |
2日目 | 淀川小屋 | 新高塚小屋 | 10時間 |
3日目 | 新高塚小屋 | 白谷雲水峡 | 7時間 |
と計画をしました。雨で足元が悪かったですが、実際にはおよそ想定コースタイム通りで歩くことができました。
淀川登山口へタクシーで行ければ1日短縮!
ブログ主はバスでの移動を選択したので、1日目は淀川小屋までの計画をしましたが、早朝にタクシーで淀川登山口まで移動できれば、新高塚小屋まで一気に移動できます。
その分の体力は必要ですし油断は絶対に駄目ですが、十分可能かと思います。
スパッツ(ゲイター)は持っていくべきだった。
雨が多い屋久島、レインウェアは当然持っていかなければならないのですが、ブログ主はスパッツを持っていきませんでした。結果は、雨が靴の中に入ってしまい、とても歩きにくい登山になってしまいました。
レインウェアのメンテナンスを行ってからが吉
上記のスパッツと同じ理屈なのですが、撥水加工がしっかりしているレインウェアで行くと良いです。
1日目:淀川小屋まで移動
こんにちは。屋久島の安房のバス停にやってきました。安房と書くとブログ主としては”あぼう”と読んでしまうのですが「あんぼう」が正しい読み方です。
乗りたいバスは、13時38分初の紀元杉行き。朝5時23分のバスの行き先が紀元杉行きだったらとても良いと思うのですが、タクシー会社への配慮なんですかねコレ。
さすがゴールデンウィーク。バスは満員です。こりゃ山小屋はエライコッチャになりそう…
と、バスが途中でオーバーヒートでストップ(汗) 冷却水がモクモクと立ち上る…
通常より数十分オーバーで、何とか紀元杉バス停までなんとか到着。少しだけバス料金が割引になりました(^^)
ところで紀元杉は、今回の登山口である”淀川登山口”とは反対方向にあるそうで。まぁ100mくらいなら寄っていくべきでしょう。
これが紀元杉?でかいぞ。
写真では伝わりにくいけれど、これはデカイ。こういうのがアチラコチラにあるのが屋久島なんですね。
それでは本日のお宿”淀川小屋”まで向かいましょう。
淀川登山口までは、普通の舗装路を登っていきます。これは川上杉。
あ、ヤクニホンザルだ。モンキーパークにもいるよね。
お?
淀川登山口に到着、いよいよ宮之浦岳への登山だ、テンション上がるぅ(^^)
今日はここから1.5kmの淀川小屋までの短い移動。
距離も大した事ないし、時間も余裕。雨で濡れた木道は滑るので、のんびり行きましょう。
早速こんな大きな杉が。天気は良くないけれど、こんな光景は本州ではまず見られない。
登山道もとても整備がなされていて、入山料2,000円なんて安いものです。
いきなりこんな景色なのかぁ、すごいな屋久島。
屋久島っぽい、鬱蒼とした森と苔がとってもキレイ。
霧がかった風景も雰囲気があってとても素敵。
あ!
淀川小屋に到着!本日のお宿でござい。
本日の淀川小屋は、当然のように大混雑。まぁわかってた事ですけどね。
2段ベッドになっている本来の寝床はすでに満員。なので通路の一番奥にお邪魔させてもらう。
ご飯も食べて終わって時間は18時過ぎ、お食事も終わりやることなくて就寝となりました。
2日目:宮之浦岳へ。
おはようございます。翌日朝の5時半。残念ながらこの日の天気も雨。
気温は14度。ゴールデンウィークの標高1,400mの淀川小屋です。
今日は宮之浦岳の向こう側の新高塚小屋まで向かいます。淀川歩道橋、立派な橋だねぇ。
雨が降っても、流れに濁りがほとんど無いのはすごい。ちなみ淀川小屋の飲み水はこの川の水です。
淀川小屋からの登山道もとっても歩きやすい。
でっかい岩だ。
転がってしまいませんように。
高盤岳展望台はパス、トーフ岩が見えるらしいけれど、この天気では無理だし。
お?
小花之江河に到着。
日本最南にある高層湿原なんですね。
それにしても天気が残念すぎる。
このあたりから、木道に雨水が流れ込み始める。
そしてお隣の花之江河。
どうしてこんな湿原ができるんだろう、知りたい。
ここの岩場、滑って転んだら痛そう。
そして黒味岳への分岐に到着。眺めは期待できないけれど、荷物をデポって寄ってみることに。
黒味岳へは、所々に鎖場がやロープ場があります。濡れてるから帰りは余計に注意しないとね。
稜線上に出ると、雨が横から叩きつけてきます。
これはエライコッチャと思いながら黒味岳山頂に到着!
まぁ眺めはわかっていたので、引き返しましょう(^^;
アセビ咲いてる(^^) ここのアセビが南限なのだそうです。沖縄では咲いてないのね。
宮之浦岳への登山道へ戻る、慎重に。
そして一瞬だけ青空も見えた頃、
投石平に到着。ちょっと開けた岩の上、本来はここから宮之浦岳の山頂が見えるらしい。
投石平でお昼寝なんてできたら気持ちいいだろうなぁ。
危ない場所にはロープ完備。あまり頼らないブログ主ですが、今回は利用させてもらいます。
このあたりは川になってしまってる、登りで良かった(汗)
あの岩はなんだろうなぁ。
ありゃ、
このあたりの道はだいぶ崩れてしまっている。花崗岩ってザレやすいんですよね。御在所岳もこんなになってる所があるし。
宮之浦岳のお隣さんの栗生岳、のほこら?
雨宿りしてる人もいらっしゃいました。たしかに一息つけるよね。
笹原を登っていく、鈴鹿の雨乞岳のイメージ。
ということで宮之浦岳に到着!でも天気は相変わらず。
という事で、新高塚小屋へ向かいましょう。
燕岳のイルカ岩みたい。
焼野三又路。ここから新高塚小屋まで3キロ。
あの岩にも名前があるのかな?
しばらく下っていると、再び樹林帯へ突入。
樹林帯へ降りてくると立派な杉の木が。面白い登山道だ。
この岩場も濡れてるので注意しつつ、

定員が淀川小屋の半分(40人ほど)なので、すぐ満員になっちゃうんですよね。
そして新高塚小屋に到着!
だけど小屋の室内の様子は「おぞましい」とはこの事というくらいの混雑&湿気っぷり。さすがにこれではブログ主でも寝れない…
仕方ない、通行の邪魔にならないところでテント張ろう。
大雨の中でのテント設営。久々の雨のテント泊だけれど、新高塚小屋のカオスっぷりを思えば天国だ(^^)
16時には夕飯食べ終えて、やることないなぁって思っていたら雨が止んでくれた(^^) 乾きはしないだろうけれど、水分が抜けてくれれば軽くなるしね。
次回へ続きます。