
前回の記事、甦りを願う古の人々の願い。世界遺産 熊野古道「熊野参詣道中辺路」を歩く。滝尻王子〜継桜王子編の続きです。
熊野古道 中辺路ウォーキング2日目 近露王子〜熊野本宮大社
熊野古道歩きは2日目、この日は24kmを超える長丁場です。
- 歩行距離 24.7km
- 時間8時間(休憩含む)
1日目ほどアップダウンは無いハズでしたが、迂回路の山道がけっこう登り&下りがあります。
少し難所の迂回路(4km)
で、仲人茶屋跡から湯川王子の間に迂回路が設定されています。

もともとは高圧線保守用の道を転用したのかな?
結構な山登りなので少し大変でした。1日目でもっと歩けるなら、距離を稼いでおいた方が良いです。

おはようございます。大晦日のなかへち美術館前のバス停です。紀伊田辺駅からの始発バスに乗車して1時間くらいかな?

この日は大晦日だったのですが、この近露王子は霜がびっしり!そりゃ寒いわけだ。

こんなに立った霜柱見るの初めてかも…

昨日も来た近露王子の碑にごあいさつ。今日もよろしくお願いします。

近露小学校の校庭にも霜がびっしり。足跡つけて歩きまわりたい(^^)

しばらく古道を進むとお日様が当たってきました。やっぱりお日様は暖かいな(^^)

この遠くに見える山並み、乙女の寝顔なんて言われているそうです。

まずは比曽原王子。この碑があるだけでした…

ここからしばらく民家の前を歩いてきます。

明日から2017年、毎年こういうの作ってらっしゃるのかな。

そして継桜王子に到着。この大きな杉の木は野中の一方杉(のなかのいっぽうすぎ)と呼ばれています。

この杉の木は樹齢800年との事、鎌倉時代からここに生きてるんだ。凄いなぁ。

ちなみち去年はここでリタイヤしました。もうアキレス腱が痛くていたくて…

継桜王子を少し下ったところに野中の清水。昔からこの辺りの人々や通行人の喉を潤してきました。

日本百名水の1つ。冷たいよね、当然…

ヒエッ冷え!こんな山の中で豊富な湧き水は貴重だったんだろうあぁ。

秀衡桜。滝尻で出産して残して来た藤原秀衡夫婦が桜を植え、この無事を願ったのがこの秀衡桜。

そしてお隣の中川王子。古くから存在が判明している王子らしいのですが、ちょっと寂しい扱いの王子。

続いて小広王子。以前は現在の位置よりもっと高い所にあったそうですが、現在の道が開通して今の位置に降ろされたそうです。

そして熊瀬川王子へ向かいます。ここから再び森の中の熊野古道になります。

石階段はいつの時代のものなんだろう?

そんな森の中にひっそりと佇む熊瀬川王子。中世の資料には出てこない熊瀬川王子は、存在自体が怪しいとの事(^_^;)

その横に一里塚跡。和歌山からここまで当時の道で28里(112km)。昔の人は歩くしか来る方法はないんですよね、凄いなぁ。

このあたりは、昔はヒルが出て旅人は大変困っていたそうです。

そして林道に出たと思ったら、

ここで通行止め。

例の迂回路が設置されています。地すべりの危険性があるため通行禁止。

順番通り辿りたかったけど、地すべりの危険じゃ仕方ない。

川を渡って、

山の中へ入っていきます。

獣避けの網をくぐって、本格的な山道になります。

このあたりからは日が当たらないので霜柱がびっしり。しかも風が吹くと結構肌寒い。

それにしてもずいぶん登ったなぁ。

獣避けの網の反対側まで登ってここから一気に下ります。

林道へ出てしばらく歩くと臨時のトイレが設置されていました。こんな山の中にまで整備が行き届いているのはすごい。

そして迂回路終点。

ここから本来の熊野古道へ合流、再び森の中へ入っていきます。

一里塚跡、和歌山から29里。

綺麗な川にかかる小さな橋を渡って、

湯川王子に到着。九十九王子のうち比較的格式の高い准五体王子として、また道湯川の氏神として祀られていたとの事です。

こんな山奥にまで皇太子さまはいらっしゃったのか。

そして急な階段を登り、

林道へ出ると三越峠。

峠の近くの三越峠休憩所でお昼休憩。この日、ここに居た人全員が外国人の方々でした。

さぁ、あと10kmあまりで本宮大社。

開けた場所だけど、こんな状況ということはがけ崩れでもあったな、きっと。

再び林道を歩き、

そして再び林道を逸れて下ります。

道は音無川沿いに。

赤木越の起点を通過して、

そして猪鼻王子。ここも石碑のみ。

再び林道を進み、

発心門王子に到着。

発心門王子は熊野本宮大社の神域の入口とされて、各王子の中では別格扱い何だそうです。

そうか、いよいよここから神域なんだ。

長閑な人里の中を進みます。ここからしばらくは舗装路。

そして水呑王子。

「蘇生の森、熊野古道」甦りを願う道はもうすぐ終わり。

伏拝王子までなだらかな道を進みます。

ふるさと富士のひとつ、三里富士を眺め、

伏拝王子に到着。旧社地の大斎原を、ここではじめて望むことができたため、遠く望んで伏し拝んだことからそう名付けられているそうです。

すぐ脇にある伏拝茶屋で少しだけ休憩させてもらいました。ただお店はお休みでした、大晦日じゃ仕方ないね。

いよいよラス2の祓殿王子へ。

橋を渡って、

三軒茶屋に到着。やっぱ「さんちゃ」て呼ばれてるのかな。

本宮大社まであと2kmあまり。

昔の人も、残り少しだとテンション上がったりしたのかな?

ん?ちょっと寄り道?

せっかくだから行ってみよう。

お!

大斎原の大鳥居が見える!あそこへは明日行く予定です。

この標識もとうとう74番。

ここから道は団地の中の一般道へ。同じ形の家ばかりなのね。

そして最後の王子、祓殿王子。参拝の直前に身を清める潔斎(けっさい)所との事です。

ここ祓殿王子は75番が最終番号、ということで、

熊野本宮大社に到着!2日間で38kmあまりの長歩きでした。距離は長かったけど意外とまだ歩ける感じ(^^)

とりあえずご挨拶させて頂こうと思い境内へ入ったら、偶然にもお祓いに参加させてもらうことができました。

この中に人形とお祓いの紙きれが入っていて、神主さんの合図に従って人形を体の悪いところにあてがって厄を払います。

無事踏破できたし、お祓いもさせて頂いちゃいました。本当にありがとうございました。改めてまた明日ご挨拶させて頂きます。

そして本宮大社からは、バスでこの日のお宿「川湯温泉」へやってきました。早くひとっ風呂浴びたいな(^^)


