ブログ主が山小屋泊登山や近場の登山などで使っている中型のザック、それはGREGORYのスタウト35。
以前は、楽天で買った無名・安物の25リットルのザックでした。容量的には日帰り登山だったら十分なのですが、ちょっと荷物が重いと、いくら腰ベルトに重量を乗せても肩が凝ったりと、残念ながら自分には合っていない感じでした。
そんなところに発売されたのが、このGREGORYのスタウト35。同じGREGORYではバルトロ65を持ってるので、GREGORY商品のサイズ感がわかっており、発売後にアメリカに出張していた友人に帰国ついでに買ってきてもらいました。
こんなGREGORYスタウト35を半年くらい使いまくって、安くはないけれど、本当にとっても良い中型ザックと思うのでご紹介します。
※2017年にモデルチェンジされました。参考程度に読んで下さいね。
GREGORY スタウト35はこんなザック
とっても重要な背面には、メッシュ地のパットが配置されています。
ザック下部の腰の部分の贅沢な厚みのパッド、S字に湾曲した形のため、腰で重さを支えつつ背中とザックに隙間が生まれるので、背中に熱が篭もらず汗でべったりなりにくい構造です。
ザックにはワイヤーが入っていて、ザックの重みを腰へ伝えます。
そして腰のベルトのパッドの厚み!ズボンのベルトの素材(革のベルトなど硬い素材はダメ)を気をつければ、擦れて痛いということはありません。
肩のベルトのパッドの厚みも、中型ザックの中では相当に贅沢です。
肩ベルトは途中から大きく外側に湾曲してます。このお陰で、
チェストベルトを狭めに締めても脇が擦れにくく、痛くなりません。また狭めに締める事ができるので更にザックがブレにくくなります。
両サイドには、ボトルなどを入れるポケット。ゴム式ではなくベルトで締める方式なので、使わない時にはすっきり畳めます。ゴムの耐久性(どうしても伸びたり劣化する)問題も無いです。
雨蓋の収納はやや大きめ。自分はファーストエイドキットを入れています。
雨蓋の裏の貴重品入れには、登山用の折りたたみ財布や車のキーなどを入れてます。
ザックの底にはマット等を収納できるストラップ。
こんな感じで、スリーピングパッドなど嵩張るものを取り付けられます。
ストックなどを固定できるアタッチメント。
ブログ主はテント装備など重い荷物の時や10km以上の長距離の山歩き以外ではストックは使わないので、このアタッチメントはまだほとんど使っていないです。
雨蓋をしたままでアクセスできるスタッフポケット。タオルやウインドブレーカーなど、すぐに取り出したい荷物を入れるのに使ってます。
スタッフポケットのジッパー内にはレインカバーが入ってます。
付属のレインカバーは大型で、底に付けたスリーピングパッドなども一緒にカバーできるのでとっても助かります。
底にはチャックも付いているので、下側から中身を取り出すことも可能です。
両サイドには大きめのヒップボトル・ポケット。携帯やスマホ、カロリーメイト的なのを入れてます。
上部や背面にはZeroGoal社のソーラーパネルを取り付ける事ができるベルト状のストラップ。(デイジーチェーンっていうのでしょうか?)もちろんソーラーパネル以外の道具も固定できます。
GREGORYスタウト35のいいところ
ブログ主が解消したかった背負い心地に関する重要な問題は、ほぼ完璧に解消されました!
- 大きな腰ベルトの分厚いパッド。
まずはこの大きな腰ベルトのパッドの厚み!
腰で荷物を支える感が素晴らしいです。ブログ主の好みとしては、腰9.5 : 肩0.5(可能なら全てを腰に載せたいです)くらいの割合で腰に重量を載せたいので、このパッドは本当に有りがたいです。上記しましたが、ズボンのベルト素材さえ気をつければ、擦れて痛くなることも全くありません。 - 肩ベルトの形状
ザックの重みのほどんどを腰に乗せているので、オーバースペックと言えるかもしれないほどの肩ベルト。肩の形に沿ったセッティングができる肩ベルトのおかげで、肩凝りや擦れての痛みは完全に解消されました。
残念なところも指摘しておく
重要な背負い心地が改善したので、まぁ満足度高いんですが、気になる部分もあります。
- 雨蓋の裏側にある貴重品ポケット
雨蓋の裏の貴重品ポケットが小さいです。写真のような3つ折りナイロン財布でちょうど、iphone6プラスでいっぱいという程度の大きさしかありません。まぁそれほど貴重な品を持って山行くことはないですが、ちょっと気になる。 - 腰ベルトにあるポケットの大きさの割に収納量が少ない。
これ、腰ベルトのパッドの厚みがポケットの容量を圧迫しているんです。だから見た目とは違って、小物やお菓子はそれほど入りません。 - ポケットの内側に、マチの”折り目の山”がある
本体の左右にはこのウォーターボトル・アクセサリーポケットがあるのですが、ゴム式じゃないので、ベルトがゆるいまま前に屈むとペットボトルは落ちるし、落ちないようにベルトを締めると背負ったままでは取り出しにくいです。で、このポケットの”マチ”の折り目の山がポケット側にあるんです。これがどう問題かというと、
たいていのザックだと、慣れてくると背負ったままでペットボトルの出し入れできますよね、それがポケット側にマチの折り目の山があるので見ずに入れ戻す事が本当に難しいんです。
これは本当にイライラポイントで、解決手段(というか解決できなかった)として、プラティパス(ハイドレーションシステム)を導入するしかなかったくらいです。
- 腰ベルトが長い
これはブログ主特有の問題で、骨が細いブログ主はウエストも細くて結構ギリギリです。もう少し余裕を持って腰を締めることができたら良いなぁと思います。
ただこれがオスプレーのケストレル38を除外した最大のポイントだったりするのですが!
ということで最後欠点を強めに書いてしまいましたが、このGREGORYスタウト35の背負い心地は本当に素晴らしいです!見た目もかっこいいし、背負い心地も素晴らしいこのGREGORYスタウト35。自分の背面長を測って、是非体験してみてください。
↓すごい安くなりました、今から買う人羨ましい(^_^;)
女性向けシリーズ、アンバー。
【関連リンク】
ザックのフィッティング GREGORY [ Pack Fitting ] グレゴリー / 背面長の測り方