ゴールデンウィーク中の 立山黒部アルペンルートや雪の大谷ウォークに行く場合の服装や荷物、スケジュール、利用した回送業者(私は扇沢から立山駅まで)の事をまとめました。
今後行かれる方へ。参考にして下さい。
気候について
基本的に「寒い」と「雪山」が前提です。
室堂駅で標高が2450mもあり、残雪の残る室堂は冬山登山と同じです。
- 天気が良い日は、歩くととても暑いです。しかし当日はこれだけ天気が良くても室堂の気温は10度程度しかありませんでした。
- 天候が急変するかもしないので、必ず事前に天気予報をチェックしておいて下さい。
服装、装備、荷物について
標高が高い場所での服装は、天気の急変・荒天に備えるべきだと思います。
真冬の冬服の準備と天気の急変に備えて!
- 標高2450mでは風がとても冷たいので、重ね着で体温調整できる服装が必要です!
- 晴れていれば風を遮る服装(ウインドブレーカーなど)があれば良いでしょうが、もし曇りや雪・雨ならば、インナーも真冬並みの服装が必要だと思います。
- 靴は最低でもスニーカー。できればトレッキングシューズ以上のしっかりした歩きやすい靴で。防水してあると「超安心」です。
- ハイヒールなどオシャレ靴は、壮絶に苦労します。
- サングラス、日焼け止めは絶対に必要!!
- 手袋もあった方が良いです。防寒もそうですが、日焼け対策として必要に感じました。
- 帽子はツバの大きいのがおすすめです。風で飛ばされないよう、ヒモがあると良いです。
- 雨具は「雨カッパ」がおすすめです。
カッパなら防寒具にもなるので、100円ショップや下界のコンビニなどで売っている商品でも良いので揃えておきましょう。一時的に雨風をしのいで建物に避難すれば良いわけですから。 - みくりが池など、室堂周辺をトレッキングするならば、しっかりとしたトレッキングシューズがおすすめです。
軽アイゼンくらいあったらなおさら良いです。
ストックもあった方が良いです。
無くても何とかなりますが、雪に足をとられます。 - 【重要】ゴミは必ず持ち帰りましょう!!
アルペンルートの行程スケジュール案とマイカー回送について
ゴールデンウィーク中の雪の大谷ウォーク・立山黒部アルペンルートは大変混雑します。なので事前の計画や準備がスムーズな観光には大切です。
立山黒部アルペンルートの切符の購入について
- 扇沢→立山へ抜けるルートの場合は、インターネットや業者で切符だけを購入することができません。
- 逆に、立山→扇沢へ抜けるルートの場合は、購入可能。WEBきっぷ予約サイトで購入後、当日に予約バーコード、もしくは本人確認書類(免許証など)と予約番号を「WEBきっぷ窓口」に伝えれば切符に交換してもらえます。
- 上記のどちらのルートを選択するにしても、乗り始めから目的地までの切符を購入する事!ブログ主は扇沢~立山駅までの片道切符を扇沢駅で購入し、おかげでスムーズな移動ができました。
こんなチケットでした。 - 2012年4月時点で8,060円(扇沢~立山)の片道。一気にアルペンルートを通過できます。
追記:2014年からは8,290円に値上げされました(^_^;) - 扇沢駅と立山駅ではクレジットカード利用可能です。ただし他の途中の駅ではクレジットカードは使えません。
自動車の回送(マイカー回送プラン)について
マイカーを業者さんに預けて、目的地(今回は立山駅)まで配送してもらうサービスです。ブログ主は下記のホテル宿泊プランに組み込まれているのを利用しました。
マイカー回送プランのメリット
- 片道きっぷで効率よく黒部立山アルペンルート全ルートを満喫できる!
- 片道で良いので、時間もゆったり。往復の場合は特に復路の相当な混雑を覚悟して下さい。
- 余計な荷物をマイカーに入れて回送しちゃえば、アルペンルートでの手荷物を減らせる。スーツケース引きずって観光するわけにいかないですからね。
ホテルは大町温泉郷 黒部観光ホテルのマイカー回送プランというのを利用しました。回送業者は、日星さんという黒部観光ホテルから数百メートルくらいご近所の営業所に車を預けます。
回送プラン利用のスケジュール案
ブログ主の場合、
→ 6時起床。
→ 身支度6:40までに終える
→ ホテル朝食バイキング6:45分~
→ 黒部観光ホテル7:15発
→ 回送業者の営業所7:18着
→ 手続き後、営業所7:25発(扇沢駅まで無料送迎)
→ 扇沢駅7:40分着 ※すでにトロリーバス順番待ちが発生
→ トロリーバス扇沢駅8:00発
のスケジュール感覚です。後は思う存分ゆったりと観光を愉しんで、およそ6時間くらいで立山駅に到着といった感じでしょうか。
ご自身で回送を依頼する場合は、上記より早く行動するべきです。ブログ主が扇沢駅に到着した時間で、既に回送業者の受付は混雑していました。
- 回送手続きは、上記の宿泊プランに組み込まれているので、簡単な説明とチェック、免責事項のサインのみ。とっても簡単でおすすめです。
- 今回の回送業者(日星さん)は、ホテル近くの車を預けた営業所から扇沢駅までは無料で送迎してもらえます。(所要時間15分程度)
- 回送するのに5時間程度かかるらしいです。ゆっくり観光しましょう。
実際に行って気づいたことなど。
- 美女平駅(ケーブルカー)は午後2時頃に到着したのですが、この時間で90分ほどケーブルカー待ちが発生しました。
- もし立山黒部アルペンルートを往復ならば、より遅い時間になり、その混雑っぷりは考えたくありません(^_^;)
- 昼食はお弁当などを持って行った方が良いかも。途中の食事処は超絶に混雑します…ホテル立山のレストランは大行列!!
- 穴場(?)は、みくりが池温泉(室堂)は比較的空いていました。ただ雪の中を歩く必要があります。
- とにかく早めの行動!結果的に今回はこれが吉と出たと思います。
- 扇沢発の場合、できれば7:30発以前に。遅くても8:00発(←自分たちはコレ)に乗車!これ以降は乗り物の順番待ちが壮絶らしいです...
トイレについて
- ホテルでトイレは済ませておくこと。途中のトイレは混みます。(特に女性)
- ちなみに扇沢駅のトイレはウォシュレットでした。
- 室堂のトイレは男女とも大混雑します。
- 比較的空いているのは、室堂南東側にあるトイレ。
【結論】
スムーズな移動は、前もってのスケジューリングが本当に大切です。ここで決まります!
【参考リンク】立山黒部アルペンルート
【追記】ブログ開始当時の記事でして、恥ずかしいのであまり見ないで下さい...
2012年4月28日~29日 雪の大谷ウォークを見に行ってきました。その1 戸隠神社 奥社 編
その2 戸隠神社 鏡池 編
その3 扇沢 関電トロリーバス 黒部ダム 編
その4 黒部湖 黒部ケーブルカー 黒部平 編
その5 黒部平 立山ロープウェー 大観峰 編
その7 室堂 雷鳥 美女平 編
その8 美女平 立山ケーブルカー 編