備忘録

固形燃料で炊飯。ほったらかし炊飯で美味しくお米が炊けるかな。

固形燃料 炊飯
前々から気になっていた”ほったらかし炊飯”
ダイソーなどの固形燃料でお米を火にかけてほったらかしておけばお米が炊けるという、特にお外では有難いお料理方法です。

お米ってパスタとかより腹持ちが良いので、山でもお米を食べたいけれど、お米を上手に炊飯するのって大変なんですよね。お湯を入れて待つだけのアルファ米もあるけれど(正直言って)美味しくないし…

それが簡単に炊飯できるというのは是非試してみたい!ということで、つい先日買い足したスノーピークのトレック900(アルミ)で試してみました。

【追記】バーナーでお米を炊いてみました。高確率で美味しく炊ける方法ですよ。

ほったらかし炊飯で用意する物

  • 【お米1合】
    ブログ主的には1食1合はちょっと多いのですが、登山でペコペコな時ならペロリといけるかなと。キリの良い量ですしね。
  • 【水200cc】
    1合のお米に対して水は200cc。トレック900には目盛りが入っているので水量を測るのはラクですね。
  • 【クッカー(チタン製以外がオススメ)】
    今回用意したトレック900でアルミ製の方。チタン製よりも熱が伝わりやすいので焦げが少ないはず。
  • 【固形燃料】
    100均の固形燃料。今回はダイソーで売っていた25gタイプ3個で108円のを買いました。
  • 【ポケットストーブ】
    固形燃料の台として使いました。固形燃料の五徳になるのがあれば代替品でも全然OK。

前提:当日の炊飯の環境

環境によって炊きあがりが変わってくるはずです。

  • 気温20度
  • 室内(無風)

なので気温などの条件によっては、途中で火から外すなどの調整をしてやる必要があるかもです。まぁたぶん不要でしょうけど。

お米1合 水200ml
まずはお米1合に対して200ml。とりあえず30分ほど水を吸わせました。

ダイソー 固形燃料
ダイソーで売っている固形燃料。3個で108円。

エスビット ポケットストーブに似たストーブ
これはAmazonで買った、エスビットのポケットストーブ風の固形燃料ストーブ。


ちょっと開閉が硬いけど、値段が値段なので文句は無し。もしリベットが取れてしまってもリベット買うより、新しく買い替えた方が安いかもしれないですしね。

エスビット ポケットストーブ 固形燃料 ダイソー
ここに固形燃料をセットして、

固形燃料 炊飯
固形燃料イグニッション!

炊飯 吹きこぼれ
しばらくするとグツグツと音がし出して隙間から吹きこぼれだします。


このままだと蓋が吹っ飛ぶので、蓋をガードしなければ。

固形燃料 炊飯
ということで蓋にレトルトカレーとコーヒーミルをオン!

固形燃料 炊飯
そして固形燃料が尽きるまでほったらかし。この間におかずを作るのが良いですね。

固形燃料 炊飯 火が消える
その後15分余り、固形燃料が尽きたら、

固形燃料 炊飯 蒸らし作業
逆さまにして、タイルで保温しながら蒸らし作業。それにしても逆さまにする意味ってよく分からないです…

SOTO SOD-300S ストーブ
蒸らし中にSOTOのストーブ”SOD-300S”でレトルトカレーを再加熱。このストーブは炎が広がる形状なので、

SOTO SOD-300S ストーブ
沸騰の泡は広くて細かく吹き上がります。チタンの鍋でも温度ムラができにくいかもしれないので、焦げが少なくなるかも。早く実勢投入したいなぁ。

固形燃料 炊飯 蒸らし作業
蒸らしから10分ほど経ちました、いよいよご対面…

固形燃料 炊飯
おぉ!お? 

固形燃料 炊飯
お米に全く艶がない?

固形燃料 炊飯
焦げた。

トレック900(アルミ) 炊飯
トレック900(アルミ)の底にもおこげが。でも鍋の底の全体に焦げが広がっているのはアルミ製のクッカーの良いところでしょう、たぶん。

固形燃料 炊飯
少しだけ芯が残っている部分もあったけど、全体的には硬めの炊きあがりでした。食えないほどの仕上がりじゃなかったのは幸い。

今回の反省点などをまとめ。

固形燃料で実際に炊いてみて感じた事ですが、

    1. 水を吸わせる時間が短かった。
      今回は30分ほど水を吸わせてから炊飯を開始しましたが、炊きあがりが硬めでした。
      固形燃料 炊飯 炊きあがり
      明らかに、もっと時間をかけて水を吸わせるべきでした。たぶん倍の1時間くらいは浸けておくのが良いっぽいです。
    2. ほんの少し水が足りなかった?
      今回の焦げ方やお米の硬さから、お水も少しだけ足りなかったかもしれないです。
      固形燃料 炊飯
      お米1合に対して200ccで30分浸けておいたのですが、炊き始める前にもう10%(20cc)ほど水を追加しても良かったかなと思いました。ただこれは気温が10度とか外気温が低い場合はこのまま200ccの水量で良いかもなので、要経験といったところでしょうか。
    3. 蓋の重しは重いもので。
      お米を炊く上で吹きこぼれが起きるのは仕方ない事ですが、
      炊飯 吹きこぼれ
      ここで圧力が逃げてしまったのも、やや硬めのご飯になってしまったのかなと思いました。蓋がユラユラしないくらい重い重りで蓋をするのが良かったかもです。

    固形燃料 炊飯
    ということで、固形燃料での”ほったらかし炊飯”にチャレンジしてみました。お手軽なほったらかし炊飯ですが、外気温や風の状況で炊き上がりが変わってきます。でも今回の実験で、風さえ対応できればおそらくテント場などでも美味しく炊けそうな手応えを得ることができました。

    固形燃料は100均で売ってますし、私が使っているエスビットのポケットストーブ風ストーブも安いので、みなさんも是非お試しあれ!



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