備忘録

機内持ち込み手荷物 mAhからWhへの計算方法 個人的備忘録

ANKER Astro3E
ANKER Astro3Eを購入しました。
10,000mAhという大容量モバイルバッテリー。でも大容量なので飛行機の手荷物に持ち込めるかどうかが心配でした。いつも利用するANAの機内持ち込み手荷物の制限が、「ワット時定格量(Wh)」という表示。手元にある数字は3.7Vで10,000mAhのみ。

これってどうやって換算するの?

ANAの場合、この手のモバイルバッテリーは予備電池に分類される

飛行機へ持ち込めるモバイルバッテリーは、

  1. リチウムイオン電池はワット時定格量が100Wh以下
  2. リチウム電池はリチウム含有量が2g以下のもの

この条件を満たすものは、持込が可能で個数制限もないです。(2013年7月20日現在)
2はリチウム電池の場合。このモバイルバッテリーはリチウム”イオン”なので無関係。

ここで変換式

ANAのホームページにはこのような式が。

「ワット時定格量(Wh)= 定格定量(Ah)× 定格電圧(V)」

これに当てはめて計算するのですが、Ankerの定格定量の表示は
mAh(ミリアンペアアワー)となっていて、Ahじゃない…
なので、mAhをAhへ変換するには1,000で割る。つまり、

ワット時定格量(Wh)= 定格定量(mAh)÷ 1,000 × 定格電圧(V)

ANKER Astro3Eの場合は、10,000mAhで3.7vなので、
10,000(mAh) ÷ 1,000(単位変換) × 3.7(V) = 37(Wh)
ということで、余裕で持込可能!

 

以上、バリバリ文系人間の備忘録でした。
単位変換方法も書いておいてねANAさん。
【関連リンク】ANA、リチウム電池、リチウムイオン電池(バッテリー)が内蔵・装着された一般電子機器類について

【追記】ICAOがモバイルバッテリーの輸送を禁止

ICAO(国際民間航空機関)が2016年4月1日以降に輸送を禁止するという勧告を行った。
ニュースリリース

今でも預かり荷物としては禁止なモバイルバッテリーのですが、「輸送」を禁止という表現が手荷物であっても禁止となるのかどうか。モバイルバッテリーは旅行には欠かせないグッズになっているので、今までどおり旅行に持っていけるようにして頂きたいものです。

【追記2】2016年4月4日現在、モバイルバッテリー持ち込み可能

2016年4月4日現在、ANAではモバイルバッテリーの手荷物での機内持ち込みはOKとの事です。このままずっとOKで合って欲しいです。
というか、悪いことする輩がいるから一般客が不自由になるんですよね(怒

【追記3】スマホ等、貨物室へ預ける場合は電源オフを義務化

2017年7月より、端末内のリチウム電池を原因とした相次ぐ発火事案を受けた措置として、貨物室へ預ける時には、スマトやパソコンの電源を切る(機内モード不可)とするそうです。
【関連リンク】平成29年7月1日より変更するルール(PDF) 国土交通省
モバイルバッテリーに関しては、今まで通り「手荷物のみ可」という方針のままです。
細かい指摘ですが、リチウム電池とリチウムイオン電池がゴチャゴチャ。ANAさんはリチウム電池リチウムイオン電池で規制を分けていますし、パソコンやスマホで使われているのはリチウムイオン電池です。一般の人へ広報するならこのあたりをもっとしっかり広報してほしいものです。

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