登山、トレッキング

白馬岳に登山&テント泊!大雪渓と紅葉と青空に大感動の登山でした![1日目・白馬岳大雪渓の登り編]

白馬岳 大雪渓
9月の最終週、その頃から標高の高い所では紅葉が始まります。例年のこの時期は御嶽山の登山に連れて行って頂くのですが、今年はソロで登山となりました。(実はこのため御嶽山の噴火に巻き込まれずに済んだブログ主です…)

今年はどこの紅葉を見に行こうかなぁと計画していたのが、この白馬岳。ちょうど白馬岳の紅葉が見頃で綺麗な時期、しかも天気が良いという幸運にも恵まれ、大変充実した登山になりました!
その時の様子をご紹介。

【追記】2日目の縦走の様子はこちらからどうぞ。

今回の登山プラン

猿倉の大雪渓から白馬岳、栂池自然園へ下る初心者に人気の縦走路

猿倉〜白馬岳〜小蓮華山〜白馬大池〜栂池自然園 縦走登山地図

1日目は青線、猿倉〜大雪渓、そして村営頂上宿舎のテント場でテント泊です。

今回の白馬岳の登山は、1泊2日の行程を計画しました。これなら私のような初心者でも歩くことが出来る大人気のコースとの事。
全行程の詳細は、
JR白馬駅 →村営猿倉荘 →白馬尻小屋 →大雪渓 →白馬岳頂上宿舎(テント泊) →白馬岳 →三国境 →小蓮華山 →白馬大池山荘 →天狗原 →栂池自然園・ロープウェイ →JR白馬駅
というルートになります。

1日目、白馬岳の山頂にある白馬岳頂上宿舎のテント場で1泊。大荷物なのでコースタイムは7時間を予定。

1日目は猿倉荘から大雪渓を超えて、白馬岳頂上宿舎でテント泊。

出発地行程想定コースタイム
1日目:八十二銀行横駐車場
※現在は八方尾根スキー場駐車場が良いです
猿倉~大雪渓~村営頂上宿舎キャンプ場7時間
2日目:村営頂上宿舎テント場白馬岳~小蓮華山~白馬大池山荘~天狗原~栂池自然園~栂池高原スキー場~白馬駅8時間

荷物もテントやら食事の材料やら何やらでとても重い。通常は、猿倉荘から6時間ほどで白馬岳頂上宿舎へ行けるらしいのですが、私は体力的に自信がないので7時間で予定しました。

八十二銀行 白馬支店
さて、まずは八十二銀行の白馬支店からJR白馬駅へ向かいます。JR白馬駅から猿倉荘へバスが出ていますよ。

【更新】八方尾根スキー場の駐車場

八方尾根スキー場 駐車場情報
現在は八方尾根スキー場の無料駐車場が良さそうです。この八方バスターミナルから猿倉までバスで900円で運行されています。

駐車場はJR白馬駅近くの駐車場(この時期は無料との事)

白馬村の観光協会へ電話で伺ったら、この駐車場をご紹介頂きました。砂利の駐車場が登山などで駐車される人が使える駐車場ということです。(アスファルト側は銀行さんの駐車場)白馬村の観光協会の方が、
「今(のこの時期)は無料ですよ」
とおっしゃっていたので、時期によっては有料の期間もあるみたいです。

八十二銀号白馬支店横の駐車場の場所


八十二銀行 白馬支店
〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村大字北城5940
電話 (0261) 72-3982
”八十二銀行白馬支店”で検索すると出てきますよ。

八十二銀行 白馬支店
おはようございます。2014年9月27日土曜日、朝6時すぎ。JR白馬駅近くの八十二銀行の白馬支店の駐車場にやって来ました。この時間での天気は曇り。天気予報は晴れの予報だったので、きっと良くなると信じて出発です。

好日山荘 パタゴニア
八十二銀行の白馬支店の前には好日山荘、JR白馬駅に向かう途中にはパタゴニアの店舗が。やっぱりこういう場所をしっかり押さえているんですね。

JR白馬駅
駐車場から200mほどでしょうか、程なくJR白馬駅へ到着。

JR白馬駅 猿倉行きバス
そして猿倉荘行きのバスは、3番のバス乗り場になります。

JR白馬駅 バス 3番乗り場
6時30分の猿倉行きに乗りますよ。料金は1,000円とちょっと高いなぁと思っていたら…

JR白馬駅
タクシーの相乗り希望の人が誘って下さいました!4人で3600円、900円/人で100円お得♪ お誘いありがとうございます!

猿倉行き タクシー
ということでバスよりも早くJRで白馬駅を出発!途中に停まることもないのでサクッと進んでいきます。

長野オリンピック ジャンプ台
車窓からはスキーのジャンプ台。「ふなきぃ〜」は98年だったかな?大阪に遊びに行った帰りのバスで見てたの覚えてるなぁ。というか、ここを飛んでいたんだなぁ。

猿倉荘
狭い道をクネクネと登って行き、JR白馬駅から20分ほどで猿倉荘に到着。早い!

猿倉荘 猿倉荘 登山届
ここですでに標高1,250mもあるんですね。で、ここで登山届を提出します、ちゃんと記入しましょう!

白馬岳登山口 猿倉荘
準備体操をして、いよいよ出発!まずは白馬尻小屋まで頑張りましょう。

白馬岳 登山
階段上の道もありつつ、とても歩きやすい。坂道の具合もちょうどいい感じの負荷で、ウォームアップにいい感じ。

白馬岳 登山道
山道は、林道へと抜けました。

白馬岳 登山道
ここからの林道は沢沿いに進んでいきます。この辺りも色づき始めていました。

白馬岳 登山道
増水時用の橋もあったりしますが、この日は水は少なめ。バシャバシャ進んじゃいます♪

白馬岳 登山道

白馬岳 登山道
雨露に濡れたお花。カワイイなぁ。名前がわからない…

白馬岳 登山道
天気が良ければ、この辺りの紅葉も楽しめたのですが、仕方ないですね。

白馬岳 登山道
滝があるのか!と思ったら、砂防ダムからの流れでした。それでもずいぶんの落差だ。

白馬岳 登山道
そして林道の行き止まりになります。ここから再び山道を登っていきます。

白馬岳 登山道
道はとても綺麗に整備されていました。本当に有りがたいです。

白馬岳 登山道
綺麗だなぁ、チシマギキョウかな?

白馬尻小屋
そうこうしていたら、猿倉荘から1時間、白馬尻小屋へ到着!
おっかれさん!

白馬尻小屋
大雪渓の雪が溶けた流れだと思うのですが、見通しが悪くて何が何だか、天気はまだ真っ白… 天気大丈夫かなぁ。何だか心配になってきた。

白馬岳 登山道 白馬岳 登山道
ちょっとだけ休憩して大雪渓を目指します。ちょっと階段の道を進むと大きなケルンが出てきました。ここから大雪渓という目印!

白馬岳 登山道
カワイイ花だなぁ。

白馬岳 大雪渓
お!雪渓が見えてきた!

白馬岳 大雪渓
そして白馬岳の大雪渓を検索すると必ず出てくる落石注意の注意書き。やっぱりそんなにもゴロゴロと落ちてくるものなのかぁ。

白馬岳 大雪渓
こんな大きいのも転がってくるのか…

白馬岳 大雪渓
あなたのお名前は?

白馬岳 大雪渓
イモムシ。普段の場所にいたら気持ち悪いだけなのに、こんなにも厳しい場所に居るというだけで健気に見える。

白馬岳 登山道
雪渓上の石はすべて落ちてきた意思です。”上部注意” 北ア遭難対策協議会
このガスの中、どう注意していいものやら。

白馬岳 大雪渓
こんなデカイのが落ちてきたんだぁ(驚) これが当たったら痛いだろうなぁ。

白馬岳 登山道
ガスの中、見渡すことができる登山道は石ばかりで植物が少なくなって、景色がモノクロームに。

白馬岳 大雪渓
本当に天気良くなるのかなぁ…と思っていたら、このあたりから歩いていたら明るくなってきて、徐々に太陽が見えてきました。

白馬岳 大雪渓
そして…

白馬岳 大雪渓
深い青空に大雪渓、そして紅葉が目の前に現れました。

白馬岳 大雪渓
それは思わず「うわぁ!」って声が出てしまう眺めでした。

白馬岳 大雪渓
荒涼とした景色の中に、ものすごいコントラストのある風景。

白馬岳 大雪渓
前を行く人達もはっきりと見えました。

白馬岳 大雪渓
景色が綺麗すぎて全然進めない、本当に綺麗な景色。

白馬岳 大雪渓
前を見ても、横を見ても、

白馬岳 大雪渓
後ろを見ても絶景が広がっています。

白馬岳 大雪渓
ところで雪渓歩きは、軽アイゼンを付けて歩きます。

白馬岳 大雪渓
軽アイゼンのおかげもあるのですが、とにかくこの雪渓が歩きやすい!!

白馬岳 大雪渓
雪渓は歩きにくいというイメージがあったので、とても意外でした。この雪渓だったら頂上まであっという間に登れる自信あるんだけどなぁ。

白馬岳 大雪渓
完全に雲海の上に出たようです。

白馬岳 大雪渓
ずっと眺めていられる景色。ちょっと進んで景色を眺めて、

白馬岳 大雪渓
そして振り返る。

白馬岳 大雪渓
雲海の向こうには、飯綱山の山頂が見え始めました。

白馬岳 大雪渓
イカン、全然進めない(^_^;) でも本当に感動の景色に胸がいっぱい。これを見れただけでも本当に満足。

白馬岳 大雪渓
歩きやすい雪渓は、こんなにゆっくり歩いたこともあって、本当に楽ちん。

白馬岳 大雪渓
でもここで雪渓歩きは終わり。ここでアイゼンを脱ぎます。もっと上まで雪渓があればなぁ。

白馬岳 大雪渓
というか雪渓自体はまだ続くのですが、

白馬岳 大雪渓
雪渓にクレバスが開きまくりで、とっても危険らしいです。なので歩けません。仕方ないですね…

白馬岳 登山道
それでも登山道にはお花畑が。

シロウマタンポポ
白馬岳の固有種らしいシロウマタンポポ。ニホンミツバチ君(さん?)がお仕事中。

ウマノアシガタ
キンポウゲかな? 他にもたくさんの花が咲いていました。初夏とか違う季節ならもっとたくさんの花が咲いているのでしょうね。

白馬岳 登山道
景色が良すぎて全然すすんでいない(^_^;) ちょっとペースを上げて登りましょう。

白馬岳 登山道
蛾かな?さっきのイモムシ同様、こんな場所で見つけると全然気持ち悪くない。

白馬岳 登山道
ペースを上げて登っても、どうしても景色を眺めてしまう…

白馬岳 登山道
人気の山だという理由は大納得。

白馬岳 登山道
登山道はこのあたりから雪渓を離れていきます。

白馬岳 登山道
いっぽう雪渓は、このあたりから本当に大きな割れ目が出てきます。

白馬岳 登山道
土俵際

白馬岳 登山道
そして登山道はここからさらに険しくなってきました。

白馬岳 登山道
それでも危険そうな場所には木道が渡されていたりと、ちゃんと整備されていました。こんなところまで運び上げて頂いたんですね。

白馬岳 登山道
ずいぶん登ってきたなぁ。

白馬岳 登山道
登山道はさらに急な岩場を進んでいきます。

白馬岳 登山道
こんなところでも土砂崩れ対策(?)の工事をしているということ?
後で聞いたことでしたが、こういう現場での工事関係者は、山小屋からここまで下って工事して、そして山小屋へ戻るというのを繰り返しているそうです。お疲れ様です。

白馬岳 登山道
振り返ると雲海はだいぶ抜けていました。ちょっと休憩してまた先に進みます。

白馬岳 登山道
避難小屋を通過して、

白馬岳 登山道
野いちご発見!食べようと思ったけど、野生動物に譲ることにしました。というかそもそも手を出してはダメですよね(^_^;)

白馬岳 登山道
かなり疲れてきました(T_T) まだ着かないのかなぁ…

白馬岳 登山道
と思ったら、

白馬岳 登山道
白馬岳頂上宿舎が見えてきました!もう一息!

白馬岳 登山道
杓子岳方面。すごい絶壁だなぁ。

白馬岳 登山道
注意看板が出てきました。ここからの階段は疲れた脚にはキツイですが、もうゴールも間近の目印!

白馬岳 登山道
ふぅ、息が上がるわ(^_^;)

白馬岳 登山道
紅葉というか黄葉、きれいだなぁ。

白馬岳 登山道
どこを見てもきれいな景色。すごいところだなぁ。

白馬岳 登山道 白馬岳 登山道
それにしても最後の階段がとてもきつかった(T_T)

白馬岳頂上宿舎
そしてようやく白馬岳頂上宿舎に到着!疲れたぁ…

白馬岳頂上宿舎 テント場
建物の裏に回って、テント場の申し込み。1泊1,000円なりぃ!

白馬岳頂上宿舎 テント場
ここで空はガスが出てきました。

白馬岳頂上宿舎 テント場
テントを設営したら白馬岳に登ろうと思っていたのですが白馬岳方面もガスが出てきました。なのでこの日の登頂は辞めておきました。どうせ翌日も行くので。

白馬岳頂上宿舎 テント場
ということでテントを設営。ここで1泊ですよ。

小蓮華山 白馬大池
白馬岳に登山!紅葉真っ盛りの白馬大池、天狗原、栂池自然園へ下る感動の縦走でした[2日目・三国境、小蓮華山からの下山編]へ続きます。

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