この記事は、猫寺として有名な福井県の御誕生寺で、たくさんのネコに会ってきたよの続きです。
猫寺こと福井県の御誕生寺の近くに、治左川という小さな清流があります。この清流には綺麗な流れにしか生息できない梅花藻とトミヨという小魚が住んでいるとの事。そんなとても綺麗で貴重な清流の様子をチラッとご紹介。
治左川の梅花藻の場所
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場所は、武生インターチェンジから10分ほど。工場横の狭い脇道を進むと突如表れます。
- マップコード 200 537 010
で検索してみてください。道が狭いので駐車するのには、他の方々への配慮が絶対に必要ですよ!
今年の梅花藻は足が早かったらしく、残念ながらもう終わりかけでした。それでも可憐でカワイイ白い花に癒やされますね♪
この佐治川の清流は、とても短め。この写真の左側にある赤茶色の倉庫の脇の路地(?)に、上流へ行ける道らしき物があるのですが、私有地っぽいので遡るのは断念しました。
”福井県認定 ふくいのおいしい水”
この水は福井県が検査を行い一般細菌もなく濁度、色度などのほか、カルシウム量などが機銃内であることから飲めるおいしい水として指定されています。
おぉ、それは飲んでみたい♪
と、ちょうどご婦人がペットボトルに井戸水を入れに来ました。このご婦人曰く「病気も治るおいしい水だよ」と教えて下さいました。
ちなみに、写真中央のステンレスのポスト的なのが募金箱で、ご婦人と私も少ないながら寄付させて頂きました。
ご婦人と交代で井戸水を触ってみたら、やっぱり冷たーい!
冷た過ぎて、すぐに手が痛くなるほど。
ご婦人に柄杓でお水を汲んで頂きました。とってもまろやかで、冷たいおいしい水でした。次に来ることがあったら、この水を汲んで帰ろう。
さてこの治左川、最初に書いたように、トミヨの南限の生息地ということらしいです。
”トミヨ棲息の地”
トミヨはトゲウオ科に属し、体長5cm〜6cmの小魚で背に刺を持っている。水温10度前後の水のきれいな湧水のある池や川にしか住めず、福井県ではこの川(治左川)だけに生息し全国的にも南限とされている。
雄が水草を集めて巣を作り、メスに産卵させる。雄は卵が孵化して稚魚になるまで新鮮な水を胸びれで送り、稚魚が泳ぎ始めると巣からはみ出した稚魚を口に含んで巣に戻したり、他の魚が近寄ると背からトゲを出して巣を守るなど珍しい習性を持っている。エサは水中昆虫などで成長し雄雌とも産卵後はまもなく死に約一年の一生を終える。
彼らは1年しか生きられないのか…
水は綺麗なのですが、ここまでトミヨが清流を泳いでいるお姿を拝めていないブログ主。ということで、治左川の井戸の軒下から水中撮影にチャレンジ。と言ってもXperiaZを清流に沈めるだけなんですけどね。
ただ水が本当にとても冷たくて、撮影で水に手を浸けていられる時間は30秒が限界でした(^_^;)
こういう綺麗な場所にしか生息できないトミヨに梅花藻、そして治左川井戸のおいしい水。
地元の方々の努力のお陰で守られているこの清流、治左川。本当にいつまでも綺麗のままで続いてほしいなぁ、と当たり前な事を思ったブログ主でした。猫寺こと御誕生寺の近くなので、是非みなさんも立ち寄ってみて下さいね。おいしいお水を飲んでみて下さいね!