前回の記事、奈良へ観光2泊3日の世界遺産巡り!平城遷都1300年+4年目の古都巡り[東大寺の奈良の大仏編]の続きです。名古屋から奈良へ到着したその日に春日大社と東大寺に行ってきました。そして奈良観光の2日目、この日の最初の目的地は平城宮跡!何と立派な平城京のあったその地、1300年前の都を見てきました。
おはようございます。奈良観光の2日目です、まずはJR奈良駅の西口にやって来ました、日航奈良ホテルの真ん前です。
午前の観光ルート、朱雀門から大極殿、遺構展示館をぶらり
この日の午前は、JR奈良駅から、朱雀門バス停に移動。朱雀門から大極殿、遺構展示館、そして遺構展示館バス停から近鉄西大寺駅へ移動していく予定です。
この日の最初の目的地である平城宮跡へ向かうには、JR奈良駅の西口にある巡回バスであるぐるっとバスに乗って向かいます。青いバス&バス停が目印で、料金は100円なりぃ!
おぉ!朱雀門!
平城遷都1300年記念に合わせるように復元された朱雀門、平城宮の正門ですね!当時の正月には、天皇がこの門まで来て、新年のお祝いをすることもあったそうです。
キンキラキンの鴟尾(しび)。シャチホコの原型っぽいけど違うかな?
警備員の優しいおっちゃんに教えてもらった、よくあるアングル。バスで来るとこの世界遺産の碑は見ることができない場所にあるから、おっちゃんナイスアドバイスでした!
と、その横に棚田嘉十郎翁像。この人が奈良のこの地に埋もれていた平城宮跡が保護に値する価値のある物であるとして、発掘・保護のために私財を投げ打って活躍した人。この人が居なかったら、日本人にとって数々の大切な歴史の遺産は、もうこの世になかったかもしれません。
現在の平城宮跡には、近鉄奈良線を横切っています。線路の幅が広いのが近鉄。
復元するにあたって、資料がほとんど残っていないので、柱の跡や同時期の他の資料を参考にして建てられたそうです。若干の差異はあるかもしれませんが、1300年前の人々が、このような大きな建物を建てられたというのが凄い。
その大極殿の入口は、大極殿の西側です。さっそく入りましょう。
高欄。このあたりは(当然)復元されたものばかりですが、仕事が細かくきれいでした。
高御座。当時の天皇はここからどんな景色を見ていたのでしょうか。
東側には青龍、北側には玄武が描かれています。これらは四神と呼ばれているそうです。
大極殿の宝珠。高い屋根の上にのっているから、大きさがピンと来ないですが、実物を見ると実にデカイ!
さ、大極殿を出て、少し歩いた所にある遺構展示館へ向かいましょう。ちょっと雨が降ってきました。
ここ遺構展示館には、発掘された物が展示されています。一番右の器の裏には、役所の名前が入っているそうです。
版位の㙛(へんいのせん)と言われる、当時の役人の立ち位置を示すレンガだそうです。当時の人が掘った文字が刻まれています。
こちらは発掘された屋根瓦。大極殿にあった屋根瓦の文様と同じだ♪
すごいなぁ、1000年以上前の物だもんなぁ。
上に鏡があって、中が覗けます。内裏の井戸だそうで、1本の杉の木からくり抜かれた井戸だそうです。なんと贅沢(?)な。
1300年前の、正にこの場所に都の建物が建っていたんだよなぁ…
貴重な資料、遺構展示館でした。ガイドボランティアさん、ありがとうございました。